高齢者がインフルエンザにかかると危険な理由

インフルエンザは毎年冬の乾燥する時期になると全国的に感染が拡大して大きな社会問題としてニュースでも取り上げられます。毎年必ず重症患者や死亡者も出てきてしまう恐ろしい感染病であるということが知られており、秋口になるとワクチン接種の呼びかけや、予防のためのマスクなどの諸々のグッズが積極的に販売されるようになります。インフルエンザにかかっても一般的な人は安静にするだけで一週間程度で治ることができますが、高齢者がインフルエンザにかかると危険が増します。高齢者の場合には体力的にも免疫力的にも衰えていることが否めないため、インフルエンザにかかることで症状が重篤化しやすいからです。高熱や関節痛、筋肉痛などを伴い、各種臓器にも負担がかかるのがインフルエンザであり、それに伴う合併症を患いやすいというのが重篤化しやすい原因です。特に起こりやすい合併症は肺炎や気管支炎であり、これが原因になって亡くなる高齢者が多いのが実情です。また、高齢だけが原因ではなく、その二次的な影響によって重症化しやすい場合もあります。基礎疾患として呼吸器疾患や循環器系疾患、腎臓の疾患などを持つ高齢者は多く、そういった慢性的な疾患を持っていることが外敵に対する抵抗力を低下させるため、インフルエンザにもかかりやすく、二次感染による合併症のリスクも高まってしまうのです。こういった事情があることから、高齢者はインフルエンザを治療することも大切であるものの、それ以上に予防をしてかからないようにするということが重要になります。インフルエンザワクチンによる予防接種を行ったり、状況によっては治療薬を予防投与することによって万全の予防策を行うことが大切です。