GWと五月晴れの日々が過ぎ、梅雨の季節が近づいてきました。
前回は思うにまかせて、傷心たっぷりな記事になってしまい、申し訳ありませんでした…。
もういい加減に終わらせないと、と思いつつ更新が全然進まなかったフィリピン・エルニドの旅行記です。ようやく帰路につくところまできました…。この記事でフィリピン編はラスト、終わらせます。長いこと引っ張りさんで申し訳ありませんでした…m(_ _)m。
楽しかった4泊5日の旅はあっという間。ひたすら帰国の移動をするだけの最終日を迎えました。
朝7時過ぎにリゾート発、船でエルニド空港へ移動。エルニドからマニラの空港へリゾート専用機で移動。マニラから成田便に乗って帰国、となります。
最終日もやはり朝早くに目が覚めてしまいました。夜闇の面影が残る雲に朝焼けのオレンジが照らされた空の色と、リゾートの景色をしっかり目に焼きつけました。
朝早い出発でしたが、朝食はレストランでとることができました。前日午前の時点では、ボックスをもらって船上で朝食、という予定だったのですが、出発時間が急遽変更になって遅くなったため、レストランで温かいコーヒーを頂くことができました。
レストランには前日のプライベート・ディナーでお世話になったマイクさんがいたので、お別れの挨拶をしました。チェックアウトを済ませて桟橋へ向かうと、ギターを持った「歌のお兄さん」や、ガイドのデニスさんなど、お世話になったスタッフの人たちが見送りに集まっていました。
バンカーボートに乗り換える小舟が到着して、いよいよリゾートを離れます…。アットホームな雰囲気だったから、去るのがとっても淋しく感じました。
姿が見えなくなるまで、みんなずーーっと手を振っていてくれてたのですよ。。。
ゲストが旅立つのは飛行機の時間に合わせて1日3回。その度にスタッフの皆さんはこうやって見送っているんですよね。
最終日も風が強く、波が高かったため、バンカーボートに乗っていても波しぶきがパシャパシャかかってきました。ボートにはアイランド・ホッピングでお世話になったガイドのGeeさんが同乗していました。
通り過ぎる島々をしみじみと眺めながら船に乗っていたら、旦那さんが「来た時と景色が違うねー」と言い出しました。
え、そうかい??、と、私は全然気づかなかったのですが、船は空港の船着き場ではなく、いつの間にか町の港に入港していました。
波が非常に高く、空港の船着き場へ船をつけることができなかったため、エルニド・タウンの港に入りました、とGeeさんが説明してくれました。港からはジープニーに乗り、陸路で空港へ向かいます、とのこと…。
エルニド・タウンの港です
港で船を下りて、ジープニーに分乗。思いがけずエルニド・タウンを見学する機会ができました。
エルニド・タウンは港の周辺とメインストリートの一本道がにぎわっている界隈で、ツアーを出している店やゲストハウス、商店などが建ち並んでいました。
町の背後には岩山が聳えています。エルニドならではの風景。
↑ ジープニーの窓からカメラを向けたら、「これ一つ○ペソだよ!」って声をかけてきた商店のおばさん。商魂たくましいっす~。
通り過ぎる車両はほとんどがトライシクル。オートバイにキャビンを取り付けた乗り物です。ちょっとぎうぎうな感じ…(^^;。
役所のような建物はコロニアル風の立派なものですが、一般の商店や民家はトタン屋根だったり茅葺だったり、簡素な造りのものが多かったです。
だからといって、この町の様子を決して貧しいとは思いませんでした。活気を感じたし、人々の表情が明るく、満ち足りているものを感じたからです。
でも、リゾートのチェックアウトで我らが支払った金額をこの人たちが知ったら、一体どんな顔をするんだろう…、と思ったのも事実です…。
ちょうど学校の登校時間だったようで、白いシャツに身を包んだ子供たちをたくさん見かけました。手を振るとにっこり笑って答えてくれる子もいれば、思いっきりあっかんべーをしてくれる子もいて、みんなそれぞれに可愛かったです…。
町を通り抜けるといきなりヤシの木が聳える緑地帯になりました。
道路状態はあまり良くないので車内はとても揺れたし、減速して運転しているので空港までの道のりは結構長く感じました。飛行機の出発に間に合うんだろうか、とちょっと気を揉んでしまいました。
なんとか、エルニド空港に到着…。港から多分30分弱くらいかかったと思います。
お約束の体重測定をし、荷物を預けます。ちなみに、なぜか帰りは荷物の超過料金を取られませんでした。帰路のほうが重いはずなんですけどね。
来た時と違って、出発ラウンジは大混雑。
到着時と同様、おやつとお茶のコーナーがあったのですが、この日はハエがたかっていなかったので、安心してばくつきました。
ラウンジに掲げられていたカーボンオフセットの取り組みです。エルニドのリゾートを気に入った理由の一つに、エルニド哲学を根本にした環境への意識の高さがあります。専用機で生じるCO2を、植林によって削減しようとしていたり、「Be G.R.E.E.N(Guard. Respect. Educate. El Nido)」と題して、環境保護の教育をすべてのスタッフ(非正規含む)に対して行っていたり、持続可能な環境づくりのために真剣に取り組んでいる姿勢がうかがえたのです。
「resort」の語源は「人が集まるところ」という意味らしいです。リゾートには必然的に人工物が設えられます。人が環境に及ぼす影響は計り知れず、今の時代、「全く手つかずの自然」というのは存在しないのだそうです。私たちが出来ることと言ったら、いかに持続可能な自然環境を保っていくか、ということなんじゃないかと思っています。だから、1リゾートとして、出来ることから実践しているエルニド・リゾーツには好感が持てるのです。
搭乗開始の時間になって、徒歩で飛行機へ。来た時と同じように、エルニド婦人会?の皆さんが歌を歌ってくれていたのですが、あいにく飛行機のエンジン音に紛れて歌は聞こえなかった…。お母さんたち、ありがとう さようならー。
ゲストの人数が多いので、飛行機は2便出ました。席も自由で、入った順にシートに腰掛けていきます。
さようなら、エルニド~。
飛行機の窓は傷だらけで汚れており、窓からの景色はあまり楽しめませんでした。でも、雲の中に不思議な光を発見しました。太陽の輪?のような…(見えるでしょうか)。
風が強かったので飛行機はかなり揺れました。時折ジェットコースターのようにガクっと下がったり…。小型機はよく揺れます…。しかもアホな私は揺れる飛行機の中で書き物をしてしまったため、思いっきり酔ってしまいました。
マニラの空港に到着。気持ちが悪くて、歩くのもやっとなくらいグロッキー状態でした…。
来た時と同じく、トランスファーガイドのリンダさんとミートし、国際線が発着するニノイ・アキノ空港へ専用車で向かいました。車が渋滞しており、ほんのわずかな距離なのに大分時間をかけて移動。その間の、本当に長いこと…。口元にエチケット袋をあてがいながら、リンダさんのマシンガントークをやり過ごしていたのでした…。
やっとのことで空港着。空港建物内にはeチケット控えのある人しか入れないそうで、リンダさんとは空港の外でさよならをしました。空港内に入ると別の係りの人がついてくれました。施設使用料を払って、チェックインするところまでの、ほんのわずかな間だけでしたけど…。はっきり言って、必要ないのでは、と思ったんですが、フィリピンでは何事においても、一人でやる仕事を二人以上で分け合って、雇用を維持しているように見受けました。
つつがなく出国審査を終えて、セキュリティチェックを受けました(チェックの際は靴を脱ぎます!)。
出発まで時間があるから、食べ損ねたフィリピン料理のシニガン(スープ)とか、食べまくるぞー、と意気込んでセキュリティエリアを抜けると…。
あれ?? ワンフロア?? しかも、目の前にゲートがあるんですが
なんと、この空港にはレストランがなかった…。カフェもない。サンドイッチ屋さんに辛うじてテーブル席があるだけ。あとはお弁当屋さんのみ…。
出発まで数時間あったので、どうやって時間をつぶせっちゅーねん、と本気で怒りモードになりました。
免税店に置いてあるのも、なぜかハワイのマカダミアナッツチョコとか、ベルギー製のチョコとか、海外産のものばかり。
フィリピン産の代表格・ドライマンゴーはたくさんあり、物色していたところ、日本人の男性に声をかけられました。「これ、いくらなんですか?」と聞かれ、値段がついているのに何言ってんだこの人?、と思ったのですが、要するに「値段が高すぎますよね?」と言いたかったのだ、と分かりました。表示は(なぜか)US$で、フィリピンペソ(PHP)に換算してみると、マニラ市内のショッピングモールで売っている値段の何倍もする、ということでした……。
免税店ではなく、個人経営のお店で割とフィリピンらしいものを置いている所を発見しました。置いているのはココナッツソープとか、フィリピンコーヒー、ロザリオ等の宗教グッズといったものです。ターミナルの端にマッサージエリアがあるのですが、そのすぐ近くにありました。
ちなみに、空港内のマッサージは格安で魅力的でしたが、カードは使えず、釣り銭はPHPのみ、と言われ断念しました。その時PHPはきれいに使い切っていて、1万円札しか持っていなかったのです…。
それにしても、セキュリティの後、目の前がすぐゲートなんて空港、今時日本の地方空港にだってそうはないと思います…。首都の空港で、東南アジアの主要国だと思うのですが…。
日本のODAで作られました、という恩着せがましいパネルを見て、とても恥ずかしくなりました。飲食店や店舗をもっと充実させたなら、旅客サービスを向上できただけでなく、フィリピンの人たちの雇用の場を増やすことができたのに。
しかも、ハコは日本の手によるものですが、空港内のTVやPCなどは、サムスンやLGなど韓国企業の製品で占められていました。これが時代の流れというものなのかもしれませんが、日本はこのままでいいんかい、という気持ちにさせられました…。
何もすることがないので、ゲート前の椅子に座って、カメラをプレビューさせて、エルニドで撮影してきた写真を眺めていました。すると、男の子がとことこやって来て私のカメラを覗き込んできました。
「一緒に見る?」と聞くとこくりと頷いたので、あーだこーだと話しながら一緒にプレビューを見ていました。まだお話ができないようだったので、多分2才くらいの男の子かな、と思います。
ふわふわの巻き毛が可愛くて、ラファエロの天使みたいでした。きっとお父さんが日本人でお母さんがフィリピンの方なんだろうな。
何枚か見た後、別のものに興味を持ったようで、とことことどこかへ離れていきました。
その他、空港ではエルニドの絵葉書を買っていました。どんな場所に行ってきたのかを両親に教えたかったからです。帰国後、両親にその絵葉書を見せると、「三陸海岸にそっくりだな」と言われました。
言われてみれば、奇岩が聳えている風景などは、郷里の岩手県にある三陸海岸に似てなくもない……、かな~??
上:エルニド(ミニロック島)のスモールラグーン入口
下:岩手県大船渡市にある穴通磯を間近から撮影
なぜか懐かしい気持ちになっていたエルニド。アットホームなスタッフのホスピタリティのせいかなー、と思っていたのですが、郷里に似た風景のせいだったのかもしれません…。
リゾートのスタッフに5周年のアニバーサリーと勝手に思われてしまった今回の旅行。次に行くのは何周年の時なんでしょうか。もし行くことができるなら、次回はちびっこも一緒だと楽しそうだな…。
いつになるか分からないけど懐かしの風景にまた会いに行くよ Bye~
【フィリピン編 記事まとめ】
<出発前>
出発まで ~ エルニドへの旅支度
<1日目>
フィリピン航空 ~ PR431便 B777-300ER ~ エルニドへトランジット ~ 専用機でエルニド空港へ ~ エルニド空港 ~ ミニロックにやっと到着! ~ エルニド哲学 ~ ミニロックのシービュールーム ~ ミニロックでの最初の夜
<2日目>
ミニロックで迎えた初めての朝 ~ 桟橋でシュノーケリング&昼下がりのリゾート ~ ビッグ&スモールラグーン巡り ~ サンセット・クルーズ、スパ&夏の思い出
<3日目>
雲の親子&スネークアイランド ~ 洞窟巡り ~ エンタルーラ島でピクニックランチ ~ シミズビーチでシュノーケリング ~ ルーフトップレストラン&旅行博2010
<4日目>
サンライズカヤック&池上本門寺お会式 ~ ミニロックからラゲンへ&晩秋のイーハトーヴ ~ ディブルアン島のビーチクラブ&ライトピア2010 ~ プライベート・ディナー
ということで、フィリピン編はこれにて終了です。
旅行記を終えるのに1年半近くかかってまいました……。
毎回の長い記事に、長らくお付き合いいただいてありがとうございましたm(_ _)m。
※次回は、これまた時期外れな、春に行った伊豆旅行の記事をアップしていきたいと思っています。よろしければまたお付き合いください。
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フィリピンの旅の記録がもうすぐ終わり、というところだったのですが、東北出身者として、やはり今回の震災のことは記事にしなければと思いました。
津波の被害 が甚大だった三陸の町々は、私にとって縁が深い地域です。
三陸の町を思う時、脳裏に浮かんでくるのは今でも、冷たく透明なコバルトブルーの海と、陸地を覆う松の木、細 かい霧のように漂う磯の香りです。
2005年5月撮影 岩手県宮古市にある奇岩、三王岩
岩手県宮古市は私の母の出身地であり、私が生まれた町でもあります。子供のころは夏休みになると母の実家に泊まり、毎日海水浴に行っていました。
宮古にある景勝地、浄土ヶ浜(宮古市HPより)
冬休みにはお年玉目当てに親戚を訪ねて歩いたものでした。
私にとって海といえば宮古の海でした。
心のずっと奥の方で、いつもさざ波を立てている海です。
真っ黒い海が大きな波を立てて迫ってきた、という話を親戚がしていたのですが、真っ黒い海というものがなかなか想像できませんでした。
震災後、岩手へ帰省し、宮古へも足を運びました。
いつもの海が、荒れた後の状態になっているのを感じました。
↑ 沖合の防波堤は流されていて、
ベニヤ板用の材木や重機、住宅が浜にうちあげられていました…。
宮古の他にもう一つ、縁のある町があります。
岩手県の沿岸南にある大船渡市です。
小学校6年生から中学2年生までを大船渡で過ごしました。
2007年8月撮影 JR大船渡駅
10代前半を過ごした、甘酸っぱい思いが詰まっている町です…。
沿岸の町に「住んでみる」のは初めてのことだったので、内陸部とのメンタリティーや言葉の違い、気候の違いに戸惑ったのを覚えています。
深い入り江に造られた港にはいつも船がありました。外国の船が停泊していると冒険心が掻き立てられたし、湾内の穏やかな海をぼーっと眺めるのも好きだった。
湾に迫るようにそびえる山々は春になると山桜が咲き、初夏の季節には爽やかな潮風が吹き抜けていた。
↑ 大船渡にある景勝地、碁石海岸の穴通磯(あなとおしいそ)です。漁師さんの運転する「さっぱ船」に乗ると、穴の中を通って遊覧することができます。
「この前乗ったお客さんは船に乗ったまんまアワビをとってった」、と、さっぱ船を運転する漁師さんが教えてくれました(それって密漁ではないの??)。海中が透明で、もしアワビがあったなら、手を伸ばせば本当にとれてしまいそうでした。
地震が起きて数日後、大船渡の隣町、陸前高田市の様子がTVに映りました。その瞬間、「ちょっと待って~~~」と言って、TVの前に駆け寄ってしまった。
これが高田?? 町がないよ……? 松の木も、全然ない……。
なだらかな砂浜に松の林が並ぶ高田松原は、岩手県屈指の海水浴場です。
正月に高田松原で凧上げをしに行ったのを覚えています。天国までいっちゃうんじゃないか、っていうくらい空高く凧が上がって、自分も一緒に飛んでいきそうな気がしたあの場所。
クラスメートと遠足気分で、山を越えて歩いて高田まで行ったこともあったし、中途半端な時期に転校してきた私によくしてくれた、小学校の担任の先生が住んでいたのも高田だった。
信じられない、と思って、頭を抱えていた。
でも、一人取り残されたようにぽつんと建っている「キャピタルホテル1000」(陸前高田の出身、千昌夫が建てたホテルです)が、ここは間違いなく陸前高田なんですよ、と教えているようだった…。
通っていた中学校から眺めた大船渡の市街地です(2007年の様子)。
私が住んでいた地域は津波で壊滅状態になっているそうです…。
今はどんな景色になっているんだろう……。
復興には長い時間がかかります。そのことは宮古を訪れた時に実感しました。
宮古市の中心部、末広町~黒田町界隈にまで津波で船が流されてきていました。
母の実家がある地域は壊滅状態です。
地形が複雑なため、まったく津波の被害にあってない家もあれば、跡形もない家もある、という不思議な光景が広がっていました。
浄土ヶ浜の観光船が流れ着いていたので、母の実家の辺りは、宮古港からの津波と、浄土ヶ浜に隣接する蛸の浜からの津波の2方向から、挟み撃ちにあうように津波に襲われたと考えられています…。
ここが、母の実家のあった場所なんですけど……。
ここで一人暮らしをしていた叔父の行方がまだ分かっていません。近所の人と途中まで一緒に避難所へ向かっていたところまでは分かっています…。
この界隈の道路は車1台がやっと通れるくらいの道幅しかなくて、家々も密集して建っていたため、ほとんど見通しのきかない場所でした。こんな風に山が見えるなんて、初めて知った……。
実際に現地に行って、現実に起こっていることなんだ、と納得できた一方、言いようのない恐怖心や、体中が危機に備えている感覚が常にある状態です。
私が愛した町の姿は、もうない……。
地震があってから、頭の中にずっとTaylor Swift の『Never Grow Up』が流れています。
どうしてなのかは分からないけど…。
きっと、自然が起こした被害は自然と共に立て直していくことができるんだろうなぁ、と思っています。海はもう懲り懲り、という人もたくさんいると思うけど、やっぱり私たちは海と一緒に生きていくしかないんだろうな、とも思います。
問題は、自然に存在しないものによる災害ではないでしょうか…。
自然の力で治癒できない、しかも人間の手で制御が効かないものを手に入れて、しかもそのパワーがあることを前提にした社会を築いて、私たち、どこに行こうとしているんでしょう…?
長い目で見て、復興のためにできることが何なのか考えていきたいと思っています。
がんばれ、って気安く言わないでほしい、と思っている被災者の方もいるかもしれない。でも、前へ進んでいくためには「一緒にがんばろう」、としか言えない…。
一緒にがんばろう ……
[過去記事はこちら]
「三陸の町、宮古」 (2009年9月)
ご無沙汰でございます。暦の上ではすっかり春になっておりますが、この記事が年が明けて最初の記事になります。今年もどうぞよろしくお願いします。m(_ _)m
フィリピン・エルニドの旅から帰ってきて、既に1年以上経過してしまいました。どんだけひっぱっとるんじゃ、と自分でも思うのですが、もうちょっとだけお付き合い頂けると幸いです…。
終日フリー最終日、最後のアクティビティはプライベート・ディナーです。
夜19時くらいに集合場所のピア・ハットへ。サンセット・クルーズで一緒だったデニスさんが、今回もガイドとして同行してくれました(ゲストが乗船する行程にはガイドが付くのが基本のようです)。
ディナーの会場はビッグ・ラグーン方面のビーチを選んでいました。「ビーチへは小型のボートで移動します」、とデニスさんに促され、桟橋で待機していたボートにいざ乗船です。
乗船した小型ボート。ビッグ・ラグーン近くのビーチにて撮影
夜になっても風が強く、波がとても高かったので、小型のボートは大波に揉まれる木の葉のように揺れました。速度をかなり落としているのに、波しぶきがボートにぱちゃぱちゃかかってきます。
デニスさんが船首の方へ移動して、「僕が盾になってあげる」と言って、体を張ってしぶきを防ごうとしてくれました。すると、ボートの運転をしていたスタッフが、面白がってボートを一気に加速させるではないですか。それはもうデニスさんにしぶきがかかりまくり、私達もジェットコースター並みのスリルを味わったのでした……。
そんなこんなで、10分ほどでディナーをするビーチに到着。
キャンドルの灯りがともされ、テーブルや大きな貝のオブジェなどがセッティングされていました。こじんまりした人気のないビーチに、ろうそくだけの明かり。素敵な雰囲気に、私はすっかり舞い上がってしまったのでした。
テーブルに着くと、専属でサービスをしてくれるウェイターのマイクさんが自己紹介をしてくれました。我らのためだけにサービスしてくれるなんて嬉しいじゃあーりませんか~。
手配していたスパークリングワインで乾杯です。この頃、丁度旦那さんの職場で異動があり、生活が一変する時期を迎えていました。「新しい生活、頑張ろうね」、と乾杯したのでした…。
記念撮影などもしてもらいつつ…。
最初に運ばれてきたのはこの ↑ スープだったと思います。そしてサラダ、メイン、デザート、と続くのですが、なんと、私達はすっかり舞い上がっていたため、このスープを最後に料理の写真を一切撮っていない、ということに後から気がつきました……。
本当にアホ過ぎる……。
切り抜きになってしまうのですが、料理が写っていた写真があるので一応それをアップしておきます。
↑ シーフードのサラダで、カニかまみたいなものも入っていました。
↑ メインの豚のグリルです(フィリピン語の名前を忘れてしまいました…)。付け合わせの野菜とライスがついて、かなりボリュームたっぷり。
ビーチに置かれていたキャンドルは、風が強くてしょっちゅう消えていました。 セッティングが担当のスタッフが、その度に何度もつけ直してくれました。
満足して、適度に酔っぱらって、いい気分になって空を見上げたら、今まで見たことないくらいに明るいお月様が出ていました。月の光が余りに明るいので、月を照らしている太陽の威力まで感じてしまう程です。星はぽろぽろと月の周りに散りばめられていました。
波の音に耳を傾けて、月の光を感じて、パーフェクトにセッティングされたディナーを味わっていました。自然のもの以外何もないこの浜辺で、2人だけのディナーをしている、ということがこの上なく贅沢なものに思えて、余りに素敵すぎて卒倒してしまうんじゃないか、と思ったほどです(ほんとうに…)。
食事の最後にデザートが運ばれてきて、もうお腹いっぱいだよ~と悲鳴を上げながら食べていたところ、サービスをしていたマイクさんがギターを抱えてテーブルにやってきました。そして、「二人のために、歌を歌います」と言っておもむろにギターを弾き始めました。
マドンナの「Crazy for You」とか、オールディーズの「Only You」とか、べたべたな(失礼)ラブソングを聴かせてもらった後、何故かマイクさんは韓国語の歌を披露してくれました。多分ラブソングで、いい歌なんだろうけど、いかんせん内容が全く分からん…。マイクさんは我らを韓国からのゲストだと思ってるんだろうか、と旦那さんと耳打ちしあっていたのですが、マイクさんは歌い終わると「アリガト ゴザイマシタ」、と言ってにっこり微笑んだのでした…。この人達にとっちゃ、日本も韓国も(多分中国も)同じ、ってことなのねー、と思いました(^^;。
最後に、このディナーに関わってくれたスタッフの皆さんと記念撮影をしました。下の写真の左からガイドのデニスさん、ボートを運転してくれたスタッフ、ろうそくをつけたりセッティングをしてくれたスタッフ、テーブルサービスをしてくれたマイクさんです(私だけ目隠しでごめんなさ~い)。
たった2人のディナーに4人も直接スタッフが関わる、ってすごいよなー、と思ったのでした……。
最後の夜に、忘れられない思い出を作ることができました。スタッフの皆さん、本当にありがとう。
再び小型ボートに乗ってリゾートの桟橋に戻ると、GACのスタッフが出迎えてくれました。そこで聞いた話によると、マイクさんは我らが結婚5周年のアニバーサリーでこの旅行に来ており、その最終日にプライベート・ディナーを手配していたのだと思ったのだそうです。「アニバーサリーで来ている二人のために、オレは歌を歌うぞ」と決め、ギターを抱えてビーチに赴いたらしいのです。
リゾート滞在中、何人かのスタッフに「新婚旅行なの?」と聞かれることが(幸いにも)何回かありました。その度に「いやー、もう5年も経ってるんすー」と話していたのですが、どうやらそれが5周年のアニバーサリーで来ている、という風にとられていたらしいのです。
アニバーサリーのつもりでは、全くなかったんだけど…(^^;。
張り切ってくれたマイクさんにちょっと申し訳ない気持ちでした。
でも、改めてスタッフの皆さんのホスピタリティと暖かいハートを感じたのでした…。
ミニロックでの最後の夜は、こうして更けていきました。翌日の朝には帰国の途につきます……。
2010年もあとわずかとなりました…。
フィリピン・エルニドの旅の記録は終わりを迎えるんだろうか、と自分でも思っていたのですが、現在終日フリー最終日の出来事を記録しておりまして、予定ではあと2~3回で完結させるつもりです。もうしばらくお付き合い頂けましたら幸いです…。
姉妹リゾートのラゲンを訪れた後、エルニド・リゾーツのもう一つのビーチクラブがあるディブルアン島に向かいました(先に訪れていたもう一つのビーチクラブの記事はこちら→「エンタルーラ島でピクニックランチ」)。
ディブルアン島のビーチが見えてきました
ラゲン島からはほんのわずかの船旅でした。確か10~15分くらいだったと思います。
エルニドの島のほとんどには断崖絶壁のような岩山が聳えているのですが、この島は真っ平らで、「なんかおもろないな~」というのが正直な印象でした。
島に上陸して目についたビーチ・カバナに荷物を置いて陣取りました。ゲストはぽつぽついる程度であまり活気はなく…。
お散歩しようと思ってうろうろしていると、アクティビティ・ガイドが話しかけてきました。今日は波が高いのでウォーター・アクティビティは一切できない、とのこと……。何それ?? まぁ、シュノーケリング以外やろうと思っていたアクティビティは特になかったから別にいいんだけど、言い方がね…。
あまり広くない敷地にはブランコや小さなキッズルームがありました。キッズルームと言ってもちょっとした小上がりにおもちゃが置いてある程度のものでしたけど……。一応バーもあるんだけど、既にイスが上げられているテーブルもあったりして、もう店じまいでっか、という佇まい。
なんか、あんまりいい感じがしないビーチクラブだなぁー、と感じつつ、ビーチカバナで横になったり、スナップを撮ってみたり…。
とても風が強いのですよ~
時間は午後3時をまわったくらいだったと思います。陽射しもゆっくり夕方の準備を始めているようでした。
最初に訪れたエンタルーラ島のような魅力を、この島で感じることはなく…。
帰りの船の時間を2時間後くらいでお願いしていたんだけど、なんか手持ち無沙汰だし、シュノーケリングをする体力はもうないし、ミニロックに早く帰って休んでしまおう、ということになりました。
予定より1本早い船に滑り込んでディブルアン島を後にしました。滞在時間は多分30分もなかったんじゃないかな~?アクティビティ・ガイドも目を丸くしていました(^^;。
ディブルアン島よ、アディオ~ス
周辺の島々を巡ってミニロックへ戻る行程もこれが最後。通り過ぎていく島々も見慣れた風景になっていました。
ミニロックに到着すると、いつも我らのお世話をしてくれていたGACのスタッフがピアハットで出迎えてくれました。予定より早く戻ってきたので、何かあったのかと思ったそうです。
疲れてたから帰って来ちゃった、と言ったら安心したようですが、ディブルアン島が気に入らなかったからさっさと帰ってきた、とはさすがに言えなかった…(^^;。
その後、部屋に戻ってシャワーを浴びたり、少し横になったり、寛ぎながらこの後のメインイベントであるプライベート・ディナーに備えました。
陽もとっぷり暮れて、プライベート・ディナーをするビーチへ向かう船の出発を待つ間、バーで少しお酒を飲もうということになり、二人でカクテルを飲んでいました。バーでは夕方の早い時間からハッピーアワーをやっていて、決められたカクテルが安くなっているのです。
旦那さんが頼んだトロピカル系のカクテルと、
私が頼んだフローズンマルガリータ。
おいしくぺろりと頂かせていただいました。。。ディナーが始まる前から既に軽く酔っぱらいさんです…。
後日、ちゃんとハッピーアワーの値段になっていたかチェックしたところ、通常の値段になっていました。ディナーに出掛ける前のひとときを過ごすためだったから、まぁいいんですけど…。
残すアクティビティはプライベート・ディナーだけとなりました…。次回の記事で記録します。
【光都東京・Lightopia 2010】
年末になると行われる都内のイルミネーションの中で、丸の内で開催されるこのイベントに大体毎年行っているような気がします。今年は12/26(日)に足を運んでみました。
去年もみかけたお花と光のコラボレーション。これが大好きなのです。今年はまんまるのオブジェが加わって、より可愛らしい印象でした。
お花とのコラボは「フラワーファンタジア」というテーマタイトルがつけられています。去年は丸の内仲通りで行われていて、漂うお花の香りにうっとりしていたのですが、今年は行幸通り(でいいのかな?)の歩行者専用道路に作られていました。ちょっと規模が小さくなった印象…。
雪囲いを連想させる線状の光の中にまぁるいオブジェが浮かぶように飾られていました。花火か噴水を彷彿とさせる水色の光が下から放たれて、不思議感たっぷりなオブジェでした。
ちょっと玉転がしをしてみたくなったりして…。人が多いので恥ずかしかった…(^^;。
期間が終了していていつも逃していたキャンドルパークへも足を運びました。地域の小学校に通う子ども達と、各界著名人の方のメッセージやイラストが描かれた「明かり絵」が並んでいます。
私は秋田県横手市のかまくらを思い出していました。学校の校庭いっぱいに並んだミニかまくらの明かりにそっくりだな~、と思ったのです。
会場になっている和田倉噴水公園の噴水や水辺と相まって、癒しの空間になっていました。
公式HP(こちら→光都東京・LIGHTOPIA)にも案内されていないようなのですが、東京ビルTOKIA内でも、アーティストが作成した光のオブジェの展示・オークション販売をやっている関連イベントが行われていました。個人的には、今年はこれが一番面白かったような…。
無断で作品を掲載していいのか分からないのですが、販売もしているようだったのでご案内、ということで…。 石井竜也さんの作品も展示されていましたし、他にも興味深い作品が多かったと思います。
寒空の中での鑑賞でしたが、心まで明るくなるような気がして、年末にこういうイベントに出掛けられてよかったな~、と思いました…。
今年こそはまめに記事をアップしていこうと思っていたはずなのに、より一層更新頻度の遅いブログになってしまいました。
ブログの時間を割ける日があまりなく、ご訪問もろくにできていないのに記事だけは進める、という不届きなやつで申し訳ありませんm(_ _)m。にもかかわらず、nice!&コメント、閲覧して頂いてありがとうございました。
新しい旅の予定はしばらくの間なさそうなので、フィリピンシリーズが終わったらまた過去の旅のことをネタにする予定です…。こんなブログですが、来年もどうぞよろしくお願いします。
年末年始は荒れ模様の地域が多いそうなので、無事に良い年を迎えられますように。
2011年が良い年になりますように
]]> ご無沙汰しておりました……。たった5日間の旅の記録に1年近くかかってます。
エルニド旅行記は終日フリー最終日まできておりまして、この日は早朝カヤックの後、姉妹リゾートのラゲン・アイランド・リゾートと、ディブルアン島のビーチクラブへアイランド・ホッピングをし、夜はビッグ・ラグーン近くの浜辺でプライベート・ディナーをする予定になっていました。
相変わらず強風が吹いて波が高い中、朝食後ラゲン島へ向けて出発しました。
この日ラゲンに向かったのは、我ら夫婦ともう一組、中国人のカップルと思しきお2人です。なぜ「思しき」かというと、1人は完全に女性と分かるのですが、もう1人は見た目は男性だけど声が??、という感じで……。
エルニドにいる東アジアのゲストはほとんどが韓国人で、次に中国人、日本人(我らともう一組、年配のご夫婦だけだった)と続きます。韓国人ゲストは若いハネムーナーの方が多く、趣味の良くないペアルックの着用率が高いのが目印。中国人ゲストはなにかと度肝を抜かれるタイプの人が多かったです…(^^;。
ラゲンへ向かうボートは、サンセット・クルーズで一緒だったガイドのデニスさんが同行してくれました。我らの予定(ラゲン島→ディブルアン島→プライベート・ディナー)を確認した後、「プライベート・ディナーには僕が同行します」と教えてくれました。「お前が余計なことを言ったんだから、お前が同行せい」と言われてアサインされちゃったんだろうな~、と、気の毒に思いました…。
1時間くらいの船旅だったと思います。ラゲン島が見えてきました。ミニロック島よりも大きい印象。飛び交う海ツバメの鳴き声が響き渡り、我らをお出迎えしてくれているように思いました。
リゾートの敷地に入って目についたのは水上コテージの多さ。そして全ての棟が新しく立派な造りをしていること。 不思議に思ったのは、泳いだり寛いだりするビーチがない?ということ。少なくとも、ビーチチェアやビーチ・カバナは一つもなかった……。
トレッキングをしてみたい、と言っていた旦那さんの希望を叶えるべく、まずはトレッキング、のつもりだったんだけど、どこがトレイルの入り口なのか分からない…。
フロントで聞こうにも、到着したゲストに滞在の説明をしている最中で、割って入る勇気はなく…。
結局、スパの受付で尋ねてみたところ、受付の人がラゲンのアクティビティガイドを呼んでくれました。
やってきたガイドの人曰く、トレッキングしてもいいけど、波が高いから帰りはボートで帰ってきてね、とのこと。トレイルはラゲン島を上って下って、リゾートと反対側のビーチに出るので、帰路はカヤックかモーターボートで海をぐるっと回って戻るそうなのです。
今日は波が高くて危険だし、同行するガイドもいないしね、と、冷たく言い放たれました。
ちょっとムカついて、教わった入り口からトレッキングを開始。
途中、見晴らしのいい場所があるわけでもなく、傾斜の急な、鬱蒼とした木々の間をただ歩く、という感じ…。
30分ほどで反対側のビーチへ出ました。そんなに長いトレイルではなく、お散歩、みたいな感じです。
ビーチのそばにセキュリティの人が詰めている小屋があり、無線で迎えのボートを呼んでもらいます。
10分ほどでお迎えが到着。
ボートを操縦するおじさんに海ツバメの巣のことを色々教えてもらいました。ラゲン島にはツバメの巣を採取する場所がたくさんあるんだそうです。中華の高級食材として高価な金額で取引されるので、危険を冒して採取している、ということ。ラゲン島のストライプ模様の岩壁には、ツバメの巣を採る人達の足場がくくりつけてありました。
ほんのちょっとの船旅の後、昼食をとることに。
オープンエアのミニロックと違って、ラゲンはエアコンの効いた広い屋内のテーブル席と、屋外のテラス席に分かれています。食事はやはりビュッフェで内容は全く同じなのですが、ビュッフェコーナーが屋内にあるので虫が寄って来ないのはいい点かと思いました。
やはりハロハロ・ステーションがあったので、今度は自分でハロハロを作ってみました。お気に入りだったウベ(紫芋)のアイスを多めにon。
食後は敷地の中をお散歩。
プールサイドも、敷地のどこででも、ゲストの姿を見かけることはほとんどありませんでした。みなさんどこに行ってるんでしょう??
ミニロックよりもお花がたくさん植えられていたように思います。ブーゲンビリアがきれいだった…。
お腹がこなれてきたところで、ひと泳ぎしよう、と、シュノーケリングセットを身につけました。
ラゲンは余りシュノーケリング向きではない、と聞いていたのですが、「人魚岩」と呼ばれている岩の周辺がポイント、と聞き、その辺りを中心に泳いでみました(ちなみに、「ラゲン」とは「人魚」という意味)。
丁度海に入る頃から雲行きが怪しくなり、シャワーのような雨が降って気温が下がってきました。海中も暗く、良い写真はあまりありませんが…。
岩陰にお魚の群れがたくさん泳いでいました
浅瀬ではたくさんのバラクーダご一行様が通過
確かこの魚 ↑ だったと思うのですが、3匹くらいが私の目の前に現れて、次々とウ○コをしていったのです。 これって、魚流の嫌がらせなんだろうかって思っちゃいました…(^^;。
小1時間くらい泳いで岸に上がりました。結構体が冷えてしまった…。
ラゲンを出る支度を整えて、ピックアップの時間には船着き場にいたのですが、お迎えのボートがなかなか現れず少し気を揉みました。
確か、20分くらい待ってやっとボートが到着。やってきたガイド(多分ラゲンのアクティビティ・ガイド)に「Miniloc?」とだけ聞かれ、ミニロックのゲストだけどこれから行こうとしているのはディブルアン島だ、と言うと、はいはい、というように手招きされ、ボートに乗り込みました。なんか、感じわるーい。
ラゲンは建物も敷地内もとてもきれいで快適そうな印象でしたけど、滞在しているミニロックの方がアットホームで、なんとも言えない居心地の良さがあることを実感しました。親切なガイドも多いし、私はミニロックの方が好きだな、と思います。
午後2時半頃、ボートはラゲンを離れ、ディブルアン島のビーチクラブへ向かいました。
【晩秋のイーハトーヴ】
ただでさえ記事が長いのに、おまけがつくのでいつも更に長くなります…。
11月下旬に実家へ帰省しておりましたので、その時の晩秋の景色をアップしておきます。
↑ 私の実家のすぐ近くで撮影した岩手山です(実家は滝沢村というところにあります)。うっすらと雪をかぶっていました。
実家に帰ったついでに、滝沢村に住民登録しているアイドル・ホース、校伯(こうはく・左)に会いに行きました。今年6月に生まれた息子の伯鈴(はくりん・右)も一緒です。
扉を結んでいる紐を引っ張って外せば外に出られることを伯鈴は知っており、さかんに紐をいじっておりました。お母さんの校伯はたしなめるようにしています(^^;。
まるで雪が降り積もるように、木の葉が空から舞い降りて、地面にふんわり積もっていくのでした。
盛岡市内も紅葉は終わりにさしかかっており、枝に残る葉と地面に降り積もる葉の上下で街が色づいていました。
水辺や木々が普通に街の中にあるので、歩いているだけで癒されます…。
勤労感謝の日が過ぎたら、タイヤ交換せねばな…
父がそうつぶやくのを聞いて、冬将軍がすぐそこまで来ているのを実感しました。
2010年の終わりが近づいてきています…。
今年1月の旅行記をいつまでもやっているわけにはいかないので、なんとか年を越さないようペースアップしていきたいと思っています……。
4日目、終日フリーの最終日です。
この日の早朝にサンライズカヤックの手配をお願いしていました。
そろそろゆっくり寝られるようになっていた頃なのに、早起きするアクティビティに申し込んでしまいました…。でも、朝の海は大好きなので、いいのです。
この日の朝、サンライズカヤックに申し込んでいたのは我ら夫婦だけでした。
ジェフさんというガイドさんが現れ、挨拶と簡単な自己紹介の後、「水平線に雲がかかってるから、日の出は見えないと思うけどいいですか?」と聞かれました。
げげ、確かに分厚い雲が垂れ込めていて、日の出は見られそうにない…。
それでも行きます、と答え、いざパドルを手に海へ出ました。
この日も風が強くて波があり、転覆しそうな一寸法師状態で漕いでいました。
ジェフさんが撮ってあげる、というのでカメラを渡したのですが、暗いし揺れるしで、ほとんどボケボケ……。
高感度に設定を変えて、なんとか写る、という感じでした。
少し沖まで漕いでみたけど、日の出は見えそうにない、ということで、近くにあった浜に上陸しました。プライベート・ランチ/ディナーができる、リゾート近くの浜辺です。
エルニドのスタッフの人は自ら進んで写真を撮ってくれるので、「二人の写真」というのがいつになく多い旅でした…(^^;。
どうやらお日様が顔を出したらしいのですが……、
やっぱり見えなひ…。
雲よ~、頼むから飛んでいってくれ~~~。
と、念を送っても、どいてくれそうにないので、浜辺をうろうろ。
浜辺からミニロックを眺めます。
日除けの場所があったりして、この辺でプライベート・ランチ/ディナーをするのかな~、と思いました。我らがアレンジをお願いしているのはここではなく、もう一つの場所(ビッグラグーン近く)なのですが…。
面白い形の岩がありました。波の浸食で下の方がキュッとくびれているのです。
エルニドの岩は全部、limestone(石灰岩)なんだよ、とジェフさんが教えてくれました。波や珊瑚のかけらで削られて、こういう形になったのだそうです。
足元を見て、と言われ見てみると、岩肌が波をかぶっていました。真っ黒い色をしているでしょ、と言われたのですが、黒くつやつやしているのは濡れているせいなのかな、と思いました。石灰岩は濡れて水分を含むと色が黒くなるんだそうです。
岩が含んだ水分を植物が吸収するので、岩の上でも生息できるのだとか。てっきり、植物たちは岩の隙間に根を通して、地上の水分を吸っているんだと思っていました。そうではなくて、岩の水分を吸っているんだそうです。
今は乾期で、植物たちも枯れてまるで死んでいるみたいだけど、雨期になると花がたくさん咲いてきれいなんだよ、と教えてもらいました。漆黒の岩に色とりどりの花が咲き乱れている光景…。まるで極楽のようなんだろうなー。雨期にも来てみたいな…、とつい思ってしまったのでした。
このジェフさんというガイドさん、今までのガイドさんと違ってかなり知識豊富なように思いました。ジェフさんにシュノーケリングガイドをしてもらってラグーン方面へ泳ぎに行ったら、ウミガメに会った、と興奮気味に話しているゲストもいました。多分、かなりのベテランさんなんだと思います。
もう大分明るくなってきたので、リゾートに戻ろう、ということになりました。日の出は見られなかったけど、ジェフさんのお話も聞けたし、朝の空気をたくさん吸って満足しました。
いつものように、私ばかりががんばって漕ぐんだけどね~。さぼってんじゃねーぞー。
ミニロックに戻ったら、太陽が少しずつ雲から顔を出してきました。
空をオレンジ色に染めているようです…。
空はぐんぐんと明るさを増していき…
青空まで見えるようになってきました。
一日の始まりを見届けたような気分です。しばしビーチでぼーっと佇んでいました。
朝食をとる時間には猛烈な陽射しのお日様に。今日も一日、よろしくお願いしますよん。
【池上本門寺 お会式(おえしき)】
旅行記を進めたいので単独の記事にできなく、しかもペースが遅すぎて時宜を逸しているんですが、先日近所で行われた池上本門寺のお会式を見に行ってきました。
日蓮宗の開祖、日蓮さんが入滅した場所が池上(東京:大田区)で、毎年命日(10月13日)周辺でお会式という供養祭を行っています。纏(まとい)と万灯と呼ばれる造花で飾られた宝塔が周辺を練り歩き、本門寺に集結します。
↑ これが万灯。日蓮さんが亡くなられた時、庭先に咲いた桜の花を模しているそうです。
陣取った大堂前はものっすごい人混み。ここまで辿り着くのもすごく大変だった。
グループ単位で行列が行われるのですが、万灯の前にはうちわ太鼓などを打ち鳴らす人達、纏を振り回す人達が続きます。
纏は見ているとすごく重そうなのですが、きれいなお姉様が涼しい顔をして回していました。いなせだね~~。
動画も撮影してみたので、よろしかったらご覧下さい(お姉さんは写ってませんからね~)。テンツクテンツク、賑やかな音色が聞けると思います。
※本門寺オフィシャル撮影の動画はこちら→http://www.youtube.com/user/ikegamihonmonji
大堂でお参りしてみると、中ではたくさんの僧侶や信者の方が集まっていて、一心不乱にうちわ太鼓を叩いていました。もーしわけないんですが、わたくし、志村けんの「だいじょうぶだぁ教」を思い出してしまい…。日蓮さん、ゴメンナサイ…。
ゆるさん と言っているかのような日蓮さん。大堂裏に万灯の集結場所がありました。青森のねぶたみたいです。
近所に住むようになってもう何年も経つのに、初めてこの大きなお祭りを見に行きました。
私が育った田舎では体験できない、かなり規模の大きな宗教のお祭りでした。
秋のお祭りっていいですね…。
**2010年1月 4泊5日フィリピン・エルニド 3日目⑤**
しばし更新が滞っておりました。。。
めいっぱいアクティビティを満喫したエルニド滞在3日目。
くたくたになるまで遊んだ後は、もりもり食べたい。 軽くシャワーを浴びて着替えた後、待ちに待ったディナータイムになりました。
夕食の始まる時間になり、レストランに向かってびっくり。この日のレストランはいつもの場所ではなく、ガーデンコテージとビーチの間に用意されていました。オープンなスペースにテーブルやイスが並べられ、ルーフトップレストランと化していたのです。
食事の内容はいつもと同じようにブュッフェ。ガーデンコテージ側に料理が並んでいました。
我らは前日にワインを一本頼んでいて、飲み残した分をキープしてもらっていました。チョイスしていたのは「Delta」というニュージーランド産の白ワイン。甘口好きの旦那さんと辛口好きの私の間を取り持つような、バランスの良い美味しいワインでした。
ただ、値段が結構お高い…。サービスしてくれるスタッフは「フィリピン・プライスだよ」と言って色々勧めてくれるのですが、正直言って、決して「フィリピン・プライス」ではないだろ、と思ってしまうお値段です。税・サービス込みで1本2,684PHP(約¥5,000)でした。多分、都内のホテル内レストランで同じワインを頼んだらもっと高いだろうとは思うのですが、フィリピンの街中レストランの価格だとは到底思えませんでした。
この日のレストランにはステージが設けられていて、我らが通された席はそのステージの真ん前。唾かぶり席です(^^;。
オンステージの彼は、リゾートに到着したときにギターを弾きながら歓迎の歌を歌ってくれたスタッフの方です。
2日目の日の昼食後、リゾートをぶらぶら散歩していた時ビーチチェアにごろっと横になったら、服を着ている我らにすかさずビーチタオルを差し出してくれたのがこの彼でした。
普段はゲストの送迎時の歌の伴奏や、レストランのディナータイムでパフォーマンスをしているそうなのですが、それ以外の時間はビーチアテンダントの仕事をしている、と言っていました。朝から晩まで、一人何役もこなして働いているんだね~。
その昔、日本人がよく来るバーでバンドマンをしていたんだそうで、日本語の歌をよく知っていました。夏川りみの「涙そうそう」、サザンの「TSUMAMI」など、次から次へ歌が出てくる出てくる。
残念ながら働いていたバーはつぶれてしまって、ミニロックで働くようになったということです。
日本語の歌だけじゃなくて、もちろん英語の歌もレパートリー豊富、多数を占める韓国人ゲストのために、韓国語の歌も歌っていました。歌心のある人はどこの国の言葉でも情感を持って歌えるんだな~、と感心してしまいました。
翌日は終日エルニドに滞在できる最後の日です。シミズ・ビーチへ向かうボートを待っていたピア・ハットで、GACのスタッフに声をかけられ、翌日のアクティビティの予定を聞かれました。
まだやっていなかった希望のアクティビティにサンライズカヤックというのがありました。早朝、シーカヤックをしながら海から昇る朝日を見る、というアクティビティです。2007年に西表島で早朝カヤックをした時の清々しい気分が忘れられなくて、是非ここでもやってみたかったのです。翌日の朝にアレンジをお願いしました。
その他の行きたいところ・やりたいことは一通り終わってしまったように思ったので、日中どうやって過ごそうか正直言って迷っていました。何かいい案はある?、とGACのスタッフにと尋ねたところ、ラゲンに行ってみてはどうか、と言われました。
ラゲンはミニロックと姉妹リゾートの、ラゲン・アイランド・リゾートがある島です。ミニロックよりも後にできたため新しく、よりラグジュアリー感を持たせた造りになっています。また、島にトレッキング用のトレイルがあったり、プールがあるのもミニロックとの大きな違いです。
そして、翌日のメインイベントはプライベート・ディナーです。既に希望は伝えていたのですが、細かな手配を前日のこの日に行いました。
まず場所を選択。ミニロックのビーチからも見える小さなビーチと、ビッグ・ラグーン方面にあるビーチのどちらかを選べます。ビッグ・ラグーン方面の方がコストが高かったのですが、なんとなくそっちの方がいいなー、と思い、リゾートから少し離れたビッグ・ラグーン方面の場所を選択しました。
それからメニューの選択。オーダーシートに書かれた、スープ、前菜、メインの料理を3~4種類の中から選びます。飲み物は通常のドリンクメニューから選びました。一応、スパークリングワイン(シャンパンじゃないけど…)をオーダーいたしました。
プライベート・ディナーなんて初めてなので、どんな感じなのかワクワク。期待が高まりました。
部屋に戻るといつものように葉っぱに書かれた「おやすみ」のメッセージとベッドサイドストーリーが置かれていました。
旅ももうすぐ終わりなのだな~……。
感傷に浸りながら、3日目の夜は更けていきました…。
**2010年1月 4泊5日フィリピン・エルニド 3日目④**
アイランドホッピングの後、エンタルーラ島のビーチクラブで美味しいピクニックランチを食べ、島の自然を満喫した後、次の目的地へ向かうため、一旦ミニロックへ戻る船に乗りました。
次の目的地は、ダイビングやシュノーケリングのポイントになっているというシミズ・ビーチというところです。
我らのアクティビティをコーディネートしてくれたGACのスタッフに、シュノーケリングが満喫できるポイントはどこ?と聞いてみたところ、このビーチをオススメされたのでした。
どうして「シミズ・ビーチ」っていうの?と、GACのスタッフに聞いたところ、日本人がよく行く場所だから、と言っていました。
(多分)日本でエルニドが「流行ってた」頃、ミニロックを訪れる日本人はダイバーかシュノーケラーがほとんどで、「お魚をたくさん見たい」という人達ばかりだったんだそうです。お魚をたくさん見られるポイント=日本人が大勢行くポイント、となり、日本っぽい「シミズ」という名前をビーチにつけたのだとか…。
「シミズ」は地名でもあるし、ファミリーネームとしてもポピュラーなんだけど、どうして「シミズ」なの?、と聞いてみても、それは分からない、ということでした…。
まぁ、「スキヤキ・ビーチ」とか「サムライ・ビーチ」とかになるよりはいいのかもしれませんが……。
ちなみに、シミズ・ビーチに案内してもらったのは我らだけです。ビーチまでのボートと同伴するガイド(アクティビティや移動のボートには必ずガイドが同伴するシステムになっているようです)は事実上プライベート。シュノーケリングガイドをつけることもできたのですが、お願いしませんでした。シュノーケリングガイドをつけた場合も、プライベートで行動するときも、適用エリア内のアクティビティはインクルーシブです(追加料金なし)。
そんなこんなで、シミズ・ビーチに到着。ミニロックからほんの7~8分くらいの島にあります。もう午後も遅い時間になっていたので、聳える岩山が落とす影にすっかり覆われてしまって、ビーチは暗~い印象でした。ここも午前中~昼までに訪れるといいのだと思います。
なんとなく寂しげな印象……。
潮が満ちてきていたので、安全そうな場所に荷物を置き、いざシュノーケリングを始めました。
とりあえず、ビーチの端からリーフエッジのあたりをぐるっと、泳げるところまで泳いでみよう、ということにしました。
海中にも影が落ちていてあまり明るくないため、水中モードにしていると自動でフラッシュがたかれ、プランクトン?など海中の物体が光って写真に映りこんでしまいます。
あまりエキサイティングじゃない水中写真が続きますが、お付き合い頂けると幸いです……m(_ _)m。
枝珊瑚がみっしりと生え、海底に鬱蒼とした森をつくっている場所もありました。
でっかいテーブル珊瑚 ↓ も発見(見えるでしょうか…?) お魚たちのマンションのようになっていて、たくさんの小っちゃなお魚たちがくるくる珊瑚の周りを動き回っていました。
潮の流れを強く感じる場所もあったので、あまり深く潜らずに泳いでいたのですが、途中、猛スピードで泳ぐ小魚の群れに囲まれるシーンがありました。
人間は、大気という海の深海に住む生き物だ、という話を何かで聞いたことがあります。ならば、海中の上の方を泳いでいる魚たちは、さしずめ鳥の群れなのだな、と思いました。
ということは、群れに囲まれて一緒に泳いでいるおらは、鳥の一員ではないか、と思い、海の中を泳いでいるのに、空を飛んでいるような気分になりました。ホント、不思議だった。
ノンストップで泳ぎ続け、大体泳げるところは泳いだかな、というところで浜に上がりました。時計を見てみたら、1時間弱経ってた。潮の流れにもってかれないように頑張って泳いでいた時もあったので、結構へとへとになりやした…。
陸に上がったら、体がすっかり冷えてしまっているのに気づきました。水の中にいるとあまり感じないんですけどね…。
お迎えのボートが来るまでまだ少し時間があったので、何もないこの浜で時間を持て余してしまいました…。
思いっきり泳いだ後の心地よい疲労を感じながら、再びミニロックへと戻っていったのでした。
滞在3日目のメインはアイランドホッピング。スネークアイランド、洞窟巡り(クドグノン洞窟&カテドラル洞窟)、とまわって、ランチをとりにエンタルーラ島のビーチクラブへ向かいました。
エンタルーラ島 Entalula Is. はミニロックとパラワン島(エルニドのメインアイランド)のちょうど中間くらいのところにある無人島です。エルニド・リゾーツに滞在しているゲスト用にビーチカバナやバーなどが設えられ、「ビーチクラブ」として利用されています。
目の前にエンタルーラ島が見えて、真っ先に目を奪われたのは純白の砂浜 青い海と美しいコントラストを作っていたのでした。
船が岸に着いて島に上陸すると、さーっという、風が椰子の葉を揺らして吹き渡っていく音が聞こえました。
なんだ、この場所は 結構人がいるのに、人の発する音じゃなくて、風とか波の音の方が大きく聞こえる。
それに、なんだろう、島全体に漂っているリラックスした雰囲気。
上陸してすぐ、この島の持つ、落ち着いた不思議な雰囲気の虜になってしまったのでした。
我らのアクティビティをいつもコーディネートしてくれていたGACのスタッフもエンタルーラ島に来ていました。上陸したものの、どうしたらいいのかイマイチ分からず、ぼーっとしていた我らに、お好きなビーチ・カバナへどうぞ、と声をかけてくれました。それでは、と、向かって右手側のビーチ・カバナの一つに荷物を置き、ちょっと島を探検してみました。
ビーチ・クラブ全体、あんまり広くはなくて、背後に大きな岩山が聳えていました。エルニドの島の典型です。ハンモックがあったり、ランチをとるスペースやテーブル&チェアがあったり、ちゃんときれいなトイレもありました。どこもゴミ一つなく、壊れているところもなく、よく手入れされているビーチであることが感じ取れました。
お腹が空いてきたのでお昼を食べたいなー、ピクニックランチと聞いていたけど、ビュッフェのことなのかな?? と思って、近くにいたスタッフに話しかけてみました。
ランチはビュッフェではなく、こちらからお持ちします、とのこと。「あなたはただ座って、リラックスしていればいいんですよ」、と言われ、そうだ私はリラックスしにここに来ているんだ、と大事なことを思い出させてくれました。
テーブル席と、地べたにゴザ?を敷いた座敷席?とがあって、我らは木陰の座敷席を選びました。クッションの上に腰掛けてテーブルにつくと、なんかおままごとみたいで楽しい~。
さっき質問をしたスタッフが我らのテーブルのサービスをしてくれました。籐のバスケットがクーラーボックスになっており、中にサラダ&ドレッシング、サラミ類などの前菜が入っていました。ミニロックのレストランの料理は結構美味しいのですが、ここでの食事もとても美味しかったです。
メインはグリル料理3点。お肉とエビ、お魚をビーチクラブの調理場でグリルして、あつあつを持ってきてくれます。緑の三角錐みたいなのは確かちまきだったと思います。結構量が多くて、旦那さんとノルマを分け合いながら食べました。
我らにサービスをしてくれたスタッフの人は、エルニドでは珍しく、ゲストにフィリピン語を教えたがる人でした。他のスタッフは英語(または韓国語)でやりとりをしようとしてくるのですが、このスタッフさんからは「おいしい」とか「うつくしい」とか色んな単語を教わりました。でも、ごめんなさい、今は一つも覚えてないです(-_-;。
腹ごなしにお散歩をしてみました。エンタルーラ島の風景を点描していきます。
どの場所も、絵になる 本当にステキなところです。
エンタルーラ島を離れるまでの時間、シュノーケリングをすることにしました。ビーチを背にして右手側がポイントになっている、とのことで、さっそく海中へGO
↑ アップにしてみた写真です。可愛らしいのぉ~。
そしてここにも(^^;。ソフトコーラルあるところにニモさんあり、という感じで、多分5家族くらい見かけたと思います。こんなにたくさんニモさん見たの、初めて。
海の中も大満足。エンタルーラ島、かなり良いです
今回訪れたエルニドの場所で一番のお気に入りでした。次に来る機会があったら、午前中からこの島でのんびり過ごして、泳いで、またピクニックランチを食べたいな、と思っています。
ただ、翌日の午後遅く、他のゲストをピックアップするため再びエンタルーラ島に立ち寄ったのですが、聳えている岩山がビーチ全体にすっかり影を落としていて、この日の印象とは全く違う姿になっていました。訪れるならお昼まで、がオススメです☆
この後もう一泳ぎする予定になっています。シミズビーチというシュノーケリングのポイントへ連れて行ってもらうよう、アレンジをお願いしているのです。
一旦ミニロックに戻り、ボートを乗り換えてシミズビーチへと向かいました。
エルニド滞在3日目のアクティビティはアイランドホッピング。最初に訪れたスネークアイランドでは、勝手なことをして迷惑かけつつも、海と空の青さを十分満喫しました。
スネークアイランドの次は、近辺にある洞窟(2カ所)を巡ります。
まずはクドグノン洞窟という所へ向けて、出発です!
船がスネークアイランドを離れようとした時、砂浜にビーチタオルが落ちているのが目に入りました。
あそこにあるの、うちんとこのタオルじゃない?、とガイドのGeeさんに言うと、Geeさんは「海の男」風スタッフの一人に何事かを言いました。すると海の男風スタッフは、パパパパパーッ、とビーチの上を飛ぶように駆けてゆき、タオルをつかんで船に戻ってきました。
私がパシらせちゃったのか、ごめん、と思っていたら、「あ、それ私の~」と言って中国人ゲストの女性が立ち上がりました。
お~い、「Leave nothing but footprints」を忘れてないか~?(ー_ー#)
船は程なくしてクドグノン洞窟のあるパラワン島(エルニドのメインアイランド)の岸辺に到着しました。
我らの船の船長さんは浅瀬に船をつけてくれたんだけど、もう一艘の船はつけられなかったようで、もう一艘の船のゲストは腰から胸のあたりまで海に浸かりながら、歩いて岸に上陸していました。
到着した岸は猫の額ほどの小ささ。洞窟はどこかな~?と思っていたら、目の前に聳えていた岩山にあいてた、ほんの小さな穴が洞窟の入り口だったのです(ココ ↓ )。
ここから入るの~??、とぶったまげていると、Geeさんが洞窟の入り口にタオルを敷いてくれました。
頭の方を先にして(ほふく前進するように)穴を通り抜けてください、と言われたのですが、私、どっちが頭か足か分からなくなってしまって、足から先に入ってしまったのです(←バカ…)。
先に入り口に入ったGeeさんが、ほふく前進してきたゲストを受け止めることになっていたのですが、足から入ってしまったのですんごいやりにくそうでした。Geeさん、迷惑かけっぱなしでごめんなさい…m(_ _)m。
中に入ると、外からは信じられないくらい巨大な空間が広がっていました。
まるで鍾乳洞のようです。天井がとても高く、岩の切れ目から光が射し込むので割と明るく、ここを住処にしてもいいくらい、と思ってしまいました。
実際、ここから人骨が発見されていて、新石器時代に埋葬されたもの、といわれているようです(ガイドブックより)。
階段のようになっているところを上ると、もう一つ空間が広がっていました。
そこにはまん丸に穴が開いた岩壁があって、ここで記念撮影できますよ~、というGeeさんの声で、皆かわるがわる記念撮影を始めました。
観光地によくある、記念撮影のパネルみたいです…。
おいらは背が小っこいので、ちょっとよじ登らないと顔が出せなかった…。
光が射し込んでいる場所に立ってお祈りのポーズをしてみました。撮れた写真を見てみたら、差し込んだ光が十字架のような形で写っていたのです。なんだか不思議な一枚。
船に戻って、次のポイント「カテドラル洞窟」に向かいます。
船が岸を離れた時に撮った、洞窟の入り口の写真です。まさかこの奥にあんな巨大な空間が広がっていたなんて信じられません。最初の人はよう見つけたな~、と思います。
縦型だとこんな感じ ↑ です。自然って不思議だな~、と実感させられます。
次のポイントのカテドラル洞窟には割とすぐに到着。ピナシル島という島にあります。
しかし、カテドラル洞窟は中には入らず、外観だけ、と言われてしまいました。残念。船の上から代わる代わる記念撮影です。
洞窟の入り口がゴシック建築の大聖堂のように見えないこともない……、かな?
ガイドブックによると、船に乗ったまま洞窟の中に入っていくようです。中の方へズームしてみても、真っ暗で何も見えない…。中に入るにも懐中電灯が必要なようです。
みんな一緒の行動はここまで。この後は、ミニロックに戻る人もいれば、別の島に行く人もいて、バラバラのようでした。
我らは、エンタルーラ島という島にあるビーチクラブでピクニックランチをとる予定になっていました。ビーチクラブってどんな所なんだろう?、ピクニックランチってどんなだろう?、と思いつつ、わくわくしながら次の目的地・エンタルーラ島へ向かいました。
※ ↓ 文中の、参考にしたガイドブックです。(発行年は古いですが…)
フィリピン・セブ島―マニラ・ボラカイ島・パラワン島・パマリカン島・ダバオ・エルニド (ワールドガイド―アジア)
フィリピン・エルニドの滞在記も(やっと)3日目に入りました。
【この日の予定】
午前: アイランドホッピング
スネークアイランド~洞窟巡り(クドグノン洞窟、カテドラル洞窟)
昼: エンタルーラ島のビーチクラブでピクニックランチ
午後: シミズ・ビーチでシュノーケリング
この日もめいっぱい動きます。
もっと寝てればいいのに、夜明け前に目が覚めてしまいました。すぐそこに海があるのに、ベッドでぐずぐずしていてはもったいない こっそり起きて、夜の気配が抜けない、静かなリゾートのビーチの方へ歩き出しました。
まだ寝ている人が多いのか、リゾート全体がひっそりとした空気に包まれていました。聞こえるのは波の音だけです。
桟橋に向かって一艘の船が近づいてきました。救命胴衣をつけていない男の人達がもりもり乗っています。エルニド村に住んでいる、ハウス・キーピングなどのスタッフがちょうど到着したところだったようです。毎朝、船で出勤しているんだね~。
(縦型で、見にくいですけど……)
見上げた空に浮かんでいる雲が親子のように見えました。ちっこいのも含めて、5人家族、……かな?
朝陽はみるみるパワーを増し、朝食をとる頃には明るいスカっとした青空に。
陽射しはギンギンに照りつけています。絶好の海日和
出発の時間となり、いざボートに乗り込みます。
この日は参加者多数で、バンカーボード2艘に分かれて出発です。参加ゲストはみな、日本・韓国・中国という、東アジア連合的な面々での出発となりました。
小型のボートに乗り込み、次にバンカーボードに乗り換えます。
波は相変わらず高くて、「揺れとるの~」と思っていたら、先に乗船していた中国人の女性ゲストが、後ろのシートでぐったりうずくまっていました。なんと、小型ボートに乗った、たった数分間で激しく船酔いしてしまったらしいのです。
可哀相~、と皆が見守っていた中、お連れの男性の方はその女性を置いて自分一人だけで行く気満々だったようです…。ガイドさんに促されて、女性を支えながらしぶしぶ船から降りていきました…。
そんなことがありつつも、バンカーボードに乗り換えて、いざスネークアイランドへ出発
ミニロック島から南へ舵を取り、荒波を越えつつも小1時間でスネークアイランドに到着
陽射しが明るいので、海の色もとびきりきれい 思い描いていた、きれいな海の色に出会えました。
同行してくれた、ちょっと時任三郎似のガイド、Geeさん(「爺さん」じゃないよぉ~)に、写真を撮ってあげるからジャンプして、と言われて撮ってもらった一枚 ↓ 。今回の旅で撮った二人の写真で一番のお気に入りです。
砂州が見渡せる、島の丘の頂上を目指して歩き始めました。ちょっときつい砂利道の坂を上るので、きゃしゃなサンダルだと厳しいかもしれません。
辿り着いた丘の上からの眺め ↓
島と島をつなぐ砂州が蛇のように見えることから、スネークアイランドと呼ばれています。
丘を下って砂州へ戻る間、きれいな海が目の前にあって、暑くてじりじり汗をかいていて、どうして海の中に入らずにいられよう、という思いを押さえられなくなりました。
砂州に戻ると、矢も楯もたまらずに、シュノーケリングセットを身につけて一人海の中へ。
勢いよく泳ぎだしたものの、遠浅の海でお魚はあまりいなかった…。
集合時間に間に合うように戻ってきたつもりなのに、旦那さんはかなりの御冠でした。私が泳ぎだしたのをきっかけに、他のゲスト達も水の中に入り始めてしまい、結果、集合時間が延びたのだそうです…。
そんなことになるとは思いませんでした…。ゴメンナサイ。
でも、みんなも海に入れてHappyだったんじゃないかな~(なんて、反省してないなー、やっぱり)。
ちょっとご迷惑かけちゃったけど、透明な海の青さと、晴れ渡った空の青さを、しっかり心に焼き付けたスネークアイランドだったのでした…。
2日目のメインイベント、ビッグ&スモールラグーン巡りを終えると、もう夕刻となりました。ラグーン巡りの後は、海に沈む夕日を船から眺めるサンセット・クルーズです。
ミニロックのある入り江は真東を向き、背後には高い岩山が聳えているため、リゾートから夕日を眺めることはできません。サンセット・クルーズのアクティビティでは、船でリゾートから15分くらいの所まで沖に出て、そこから入り日を眺めるのです。
結構多くのゲストが参加していて、船はほぼ満員。まだ陽が明るい時分に、船は桟橋を離れました。
午前中に空にかかっていた分厚い雲はとれ、薄い衣のような雲が漂う程度になっていました。
サンセット・クルーズに案内してくれたガイドさんは、高1の時の同級生にそっくりだったのですが、その同級生の名前が思い出せなかったので、普通にガイドさんの名「デニスさん」とお呼びしていました。我らのアクティビティによく同行して頂いたガイドさんです。
夕日をバックに一枚。めっちゃ逆光すw。デニスさんに撮ってもらいました。
まだ明るいな~、と思っていた太陽はみるみる沈み、空をオレンジ色に染め上げて、海の色を夜の暗く深い色に変えていきます。
さようなら、また明日ね 今日も一日ありがとう
お日様にバイバイ、です。
リゾートに戻る頃にはすっかり真っ暗に。そして吹く風がつめた~く感じられました。薄手の長袖は必須でございます。
夕食の時間となり、レストランへ。
食事をしていると、GACのスタッフが翌日のアクティビティを確認しにテーブルにやってきました。
実はピア・ハットで船を待っている時に、スタッフから翌日のプランを提案されていました。
それはスネークアイランドという島と近くにある洞窟を巡り、ビーチクラブでピクニックランチをする、というプランでした。
旦那さんが行きたい、と言っていた洞窟巡りが入っていたので、この提案を受け入れることに。
加えて、シュノーケリングをもっと堪能したいのでオススメを教えて、と頼み、午後は「シミズ・ビーチ」というポイントへ連れて行ってもらうことにしました。
これで翌日のプランが出来上がり。
さらに、サンセット・クルーズの時にガイドのデニスさんが言っていた「プライベート・ディナー」のことも聞いてみました。リゾートからほんの少し離れたところにある小島の前を通った時に、「ここでプライベート・ディナーができる」ということをデニスさんが言っていたのです。
え、プライベート・ディナー?、と、ときめいていたところ、旦那さんも同様に興味を持ったそうで、最終日のディナー時にアレンジをお願いすることになりました。すんごい楽しみ。
夕食後は私だけスパのトリートメントを受けました。フィリピンの伝統的なマッサージ、ヒロットを是非受けてみたかったのです。
我らの滞在しているシービュールーム棟の端、レストラン側の一角がスパのトリートメントルームになっていました。部屋で受けることもできる、ということだったのですが、スパ・ルームでお願いしました。
エルニドでのスパのイメージ。パンフレットより
スパ・ルームはオープンエアで、施術を受けるベッドとベッドの間はすけすけのカーテンで区切られているだけ……。ものすごーーく簡単な造りでした。タオルで隠されて着替えなどするのですが、背の高い人なら通路にある壁の上から見えてたと思います。
中はサイレント厳守。波の音と、風が揺らす木製のウィンドチャイムの音以外、何も聞こえません。
ヒロットは結構力強いストロークのマッサージで、脇腹の辺りをさすられるとくすぐったくて「あひょあひょあひょ~」と言ってしまいそうでした。
ユーカリのような香りのマッサージオイルが本当に気持ちよくて、不覚にも寝落ちていました(^^;。気持ちよかったっす。夜の海風が更に心地よく感じました。
ターンダウンされた部屋に戻ると、前夜のように葉っぱに書かれた「おやすみ」のメッセージがベッドに添えられていました。
加えて、日本語で書かれた、エルニドに伝わるお話のプリントが置かれていました。
「パカルサーダのバレテの樹」というお話。
エルニドのラゲン島近くにあるパカルサーダという地区では、バレテ(またはバリート)という寄生木があり、そこに住みつく悪霊が度々現れては人々を惑わしたり、奇妙な音を発したりするのだそうです。その音の中にはジープのブレーキ音や飛行機の飛ぶ音、爆弾が爆発する音があり、第2次大戦を思い出させるということ……。
秘境のエルニドも、第2次大戦とは無縁ではなかったんだなー…、と思わずにいられませんでした……。
なんか、子どもに読み聞かせるベッドサイドストーリーみたいで面白かったです。キリスト教が布教される前は精霊信仰が中心だったフィリピン。その世界を垣間見たような気がしました。
お話の素朴な世界に浸って、静かな波音に耳を澄ませながら、2日目の夜を終えました。
古道具屋さんの入り口にかけられていた、にゃんこさん賢治
市内を流れる中津川にかかる、擬宝珠が据えられた上の橋。
誰かのオリジナル? 南部乙女武士だか、なんだか。
台風と大雨で川の水は濁っていました…。
お日様の暑さは感じても、吹く風が心地いいのは3つも川が流れている街だからかもしれません。
実家で人間回帰できたような気がします。
大田区の花火大会
大田区民になってもう何年か経つのに、毎年8月15日の終戦記念日に行われる、区主催の「花火の祭典」には一度も行ったことがありませんでした。
今回行く機会に恵まれたので、多摩川の河川敷、六郷土手へ足を運んでみました。
河川敷を埋め尽くしていたのは、大勢の人・人・人。でも、運良く打ち上げ所近くの場所をゲット。
大田区はお金がない、と聞いているのに、かなり景気よく花火が上がっていました。大丈夫なんでしょうか(^^;。
ほんの30分程度の打ち上げだったけど、結構満喫できました。
動画もありますので、よろしければご覧下さい ↓ 。
羽田空港国際化記念プログラム 「One 世界は一つ」
みんなで花火を眺められる、平和な夏が
いつまでも続きますように……。
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エルニド滞在2日目。この日のメインイベントはビッグ&スモールラグーン巡りです。エルニドへ行く前からラグーン巡りを楽しみにしていました。
14時に出発、ということだったので、14時ちょっと前に集合場所のピア・ハウスへ行きました。他のゲストがいないな~、と思ったら、一緒にラグーン巡りをする他のゲスト達は午前中からアイランド・ホッピングに出掛けており、我らをピックアップしにわざわざミニロックに立ち寄ってくれたのだそうです。かたじけない~。
小型ボートからバンカボートに乗り換え入り江を離れると、外海は波が高い高い。どんぶらこっこのchopping choppingです。この波で長時間移動してきたであろう、他のゲストの皆さんを気の毒に思いました。
ちなみに我ら以外のゲストは、イギリス人の女子2人組と韓国人の皆さん。韓国の方々は水に濡れるのが嫌らしく、頭からバスタオルをすっぽりかぶって船の揺れに耐えていました……。なんか、悲壮感漂ってました。。。
このアクティビティに同行してくれたガイドさんが勝俣州和にそっくりで、私は心の中でそのガイドさんのことを「かっちゃん」と呼んでいました。
船はほんの10分くらいでスモールラグーンに到着。かっちゃんが「先にシュノーケリングをして、 その後カヤックをしまーす」と言うと、一度解散になりました。シュノーケリング3点セットを身につけ、ラグーンの水の中へ。
ラグーンの中は外海とはうって変わって穏やか。一つも波がありません。海中はというと……。珊瑚が白化しているように見えます……。お魚も余りいない??
そんなばなな~、と思いつつ、ぐるりと泳いでみると……。
いました、お魚の群れ。
ちょっと近寄って、しばらく群れを眺めていました。
ラグーンの海水の透明度がすんごく高いので、空から光が差し込むと、お魚の群れに後光が差しているように見えました。ちょっと神秘的。皆さんの生活の場にお邪魔してすんません~、って思っちゃいました。
一通り泳いだように思ったので、ボートに戻ってみると、イギリスGirlsの他にゲストはいません。どうやら韓国の皆さんはシュノーケリングが嫌だ、ということでカヤックをしに行ったようでした。
アクティビティに参加してから気になっていたのが、乗組員のスタッフがやたら多い、ということでした。ガイド(かっちゃん)と船長さん以外に、何をしているのかよく分からない「海の男」風の人達が3~4人いるのです。
その後分かるのですが、彼らはゲストが船に乗り降りする時に手をさしのべたり、船が停泊する時の力仕事をしたり、その他諸々の雑用をする係として一緒に乗船しているスタッフなのでした。なんという贅沢な人の使い方…。フィリピンでのダイビングは「殿様ダイビング」だ、と聞いたことがあります。何から何までしてくれるスタッフがいる、という話。フィリピンのマンパワーってすごいのだな、と思うと同時に、やはり働き口があまりないのかな…、とも思ったのでした。
カヤックの皆さんがちらほら戻り、かっちゃんも戻ってきたので、我らとイギリスGirlsもカヤックに出掛けることにしました。船が停泊している場所よりもさらに奥の方までラグーンが続いているとのこと。
早速、旦那さんと2人でパドルを漕ぎ漕ぎ、奥へとつながる入り口に向かいました。間もなく着いた入り口とは……、こ、これですかっ
(これはくぐり抜けた後の、入り口の反対側から撮影したものです)
真ん中にある岩の切れ目をくぐり抜けて奥に入っていきます。潮が満ちてる時はシュノーケリングで潜ってくぐるんだそうです…。
※くぐり抜け中の所 ↓
中に入ると……。岩が高層ビルのように高く聳えていてラグーンを囲んでいます。そして外から見た時には想像もつかないほど、ずっと奥までラグーンが続いているのです。
なんでしょう、この感じ。人は案外ぽつりぽつりいるんだけど、一切物音がしない。静寂の中に物音が飲み込まれているような気がしました。「神秘的」という言葉以外、見つかりません。
ラグーンの一番奥で、イギリスGirlsの1人がカヤックから下りて泳いでいました。気持ちよさそう~。おらも泳ぎたい、と思ったけど、水に入る時に転覆して旦那さんまで巻き添えにしそうな気がしたので、やめてしまいました。
内部を堪能して船が停泊している場所へ戻ってくると、「下界に帰ってきた~」という気持ちになりました。シュノーケリングをしたこの場所も神秘的だったのに、なんだか不思議です。
その後、ビッグラグーンの方へ移動しました。
潮の関係で、中には入れないかもしれない、とかっちゃんが言っていたのですが、なんとかラグーンの中に入れることになりました。でも、シュノーケリングはしないで、ボートでラグーンの中を一周する、とのこと。ちょっと残念。
ビッグラグーンはその名の通りかなり開けた大きなラグーンで、岩山に囲まれた湖、という感じがしました。
岩にはみっしりと植物が生えています。風で種子が飛ばされてきて、岩の隙間に根着いたのでしょうか。すごい生命力です。
イギリスGrilsがかっちゃんにラグーンにいる珊瑚のことを聞いていました。ここでも白化現象は進んでいるの? との問いに、確かに珊瑚は元気がなくなってきている、と答えていました。
加えて、潮がひいているのにラグーンにやってきて、フィンで珊瑚を蹴ってダメにしている人達もいる、と言っていました。……う~ん、私も気をつけねばなりません。
ミニロックでは潮の満ち引きに合わせて出発時間を決めているようです。アクティビティで希望があるなら、その時々でGAC(ゲスト・アクティビティ・コーディネーター)に伝え、時間や潮の条件などを確認するといいのではないかと思います。
あれを見てご覧、とかっちゃんに言われ、指さされた方を見てみました。山のてっぺんにある岩の形が、手を合わせてお祈りしているマリア様に似ている、というのです( ↑ 写真中央)。「マリア岩」といったところでしょうか。
ぐるりと一回りしてビッグラグーンは終了。スモールラグーンと合わせて、エルニドらしい風景を満喫できました。
こういったツアーの形で訪れる以外にも、プライベートの専任のガイドをつけて、シュノーケリングだけをしにラグーンを訪れることもできるそうです。プライベートなので、体力や興味に合わせて泳げるし、ポイントもガイドが把握しているので、この手を使ってラグーン巡りをすればよかったかなー、と後から思いました。ちなみに、プライベートの専任ガイドをつける場合でも、アクティビティの料金はインクルーシブです。
ミニロックに戻って着替えが終わったら、次はサンセットクルーズです。欲張り盛りだくさんプランは忙しいぞー。
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なかなか進まないエルニド滞在記です。。。
ミニロックで最初の朝を迎え、午前中のんびりリゾート内で過ごしていました。風が強かったため水に入るのをためらっていたのですが、日が差してきたので桟橋付近でシュノーケリングをすることにしました。ミニロックの桟橋付近はダイビングのポイントにもなっているらしく、体験ダイビングをしている人達の姿もちらほら。
旦那さんは「やめとく」ということで、私一人だけ海に入ることに。
リゾートを背にした桟橋の右側へエントリーして泳ぎ出すと……。
ぶったまげ~~ 体長1メートルくらいあるでっかい魚が群れをなして現れました。
Jackの群れ
ちょっと怖かったので慌てて水面に顔を出して、桟橋から見ていた旦那さんに「でっかい魚がいるよ」と伝えました。するとスタッフの人が旦那さんに「大きな魚はJackで、日本語では『Aji』(アジ)っていうんだよ」と教えてくれたそうです。
アジってこんなにデカいか?? スーパーで見かけるアジはちっちゃいんだけど。大型のアジを初めて見ました。
ミニロックではJackの餌付けをしています。アクティビティで用意されている魚の餌付けショーでは、Jackが一斉に餌に寄ってくる迫力あるシーンが見られるそうです。
引き続き桟橋付近をシュノーケリング。お日様に雲がかかると水中が暗くなり、カメラが自動でフラッシュをたくので、海中にいるプランクトンなどが反射してあまり良い画像が撮れませんでした。
透明度はイマイチかな~、と思います。でも、確かにお魚はいっぱいいました。
水中写真を撮るのは難しいっす。あまり上手く撮影できませんでした…。
泳いでいる内に大量のクラゲに出くわしました。げげ、ヤバイんじゃないの?? それに、なんかチクチクしてきた……。
いや~な予感がしたので桟橋に上がりました。スタッフの人に、クラゲがいて刺されたみたいなんだけど大丈夫かな?、と聞くと、危ないクラゲじゃないから大丈夫だよ、とのこと。腕が少しかゆくなったけど、それ以外は特になんともありませんでした。
ちょうどお昼になったので、ランチをとることにしました。昼もビュッフェ形式です。
食後のデザートを食べようとデザートコーナーへ行ってみると、なんとハロハロステーションができていました。
( ↑ その時に頂いたパイナップルのハロハロ。
旅行博に行った時の記事はこちら→「JATA旅行博2009」)
白花豆のような豆類やナタデココ、タピオカ、芋、白いキクラゲみたいなものなど、様々な具がずらりと並んでいます。ん~、どうやって作るんだろ。そばにいたスタッフの人に「どうやって作るの?」と聞くと、しばらく考えた後「僕ならこうやって作るけどね」と言って、勝手に私の分のハロハロを作り始めました(^^;。
「人によって作り方は違うんだけど」と言いながら、最初に1スクープのかき氷をグラスの器に入れ、その上に全部の具をちょっとづつ入れていました。具によって時々量を加減しているのですが、何を基準に調節しているのかは不明。最後にコンデンスミルクをた~っぷり注ぎ入れて出来上がり。ミルクをたっぷり入れるのがポイントのようです。
そうやって作ってもらったハロハロがこちら ↓ 。
すんごいハッピーでした。 ハロハロは「ごちゃ混ぜ」という意味で、色んな種類の具が入っているのでそういう名がついたようです。氷が入った冷や冷やの甘いミルクの中に、ほくほく・しゃきしゃき・ぷるぷる、色んな食感の具が入っていて面白かったです。
腹ごなしにお散歩をしていると、ガーデンコテージの屋根の上にお猿さんがいるのを見つけました。
仲良く毛繕いです。ほほえましい。 でも、翌日の朝食時には、ゲストのテーブルからパンをかっさらっていました。結構アグレッシブなヤツなのです。それでも、古くからいるエルニドの住人で自然の一部です。スタッフも猿を追っ払うようなことはせず、放任主義で接しているようでした。
腹ごしらえができたところで、午後はいよいよ念願のビッグラグーン&スモールラグーン巡りに出かけます
翌日、雨はなんとか止んで、どんより曇り空。
でも、青空が見えなくたって雨に当たらないよりはましです。お天気に恵まれるって、すごーく恵まれているということなんだなー、と痛感しました。
ホテルをチェックアウトして荷物を預け、最後の神戸観光に出かけました。
海の上から神戸の街を見てみたい、と思っていたので、早速クルーズ船の乗り場へ。
海の上から見た神戸の街並み
その前に、滞在したホテルのこともちょこっと。
【ホテルオークラ神戸】
折角だからベイエリアに泊まりたい、ということでこちらのホテルを選びました。土曜日分の予約がとれず大変でしたが、高層階のダブルルームをなんとか確保。ホテルHP上ではお得なプランも色々でています。
全体的に「和」の雰囲気が漂うホテルでした。囲碁ルームや茶室もあるようです。天井の高いロビーにいると、和室から日本庭園を眺めているような感覚になります。
客室も白木を基調にしていてなんとなく和な雰囲気。
細かにリノベーションしているのが分かるこぎれいな部屋でしたが、シンクや空調の辺りが古いままでした。館内も、案内のプレートなど、ところどころ「昭和のかほり」が漂う部分があって、それを「伝統・格式」ととるのか、「古臭い」ととるのかは人によるのかな、と思いました。私はどちらかというと後者の方です。ただ、従業員の方のサービスは心地よく、廊下や隣室・上階から音が聞こえる、ということもなかったです。正当な(費用に見合った)サービスを受けられるホテル、という印象でした。
さて、メリケンパーク内をてくてく歩き、クルーズ船の乗り場に到着しました。いくつかあるクルーズ船の中から、出発時間が一番近かったロイヤルプリンセスという船に乗船。
デッキは2階後方にちょっとしかなくて、すぐに人でいっぱいになりました。船に乗ったらやっぱりデッキにでたいよね~。
出発時刻になり船が船着き場を離れると、神戸の街並みがどんどん離れていきました。
船は神戸港をぐるりと一周します。
前の晩に夕食をとったMOSAICや観覧車のあるハーバーランドを通り過ぎると、造船所が現れました。重工業地帯~、という感じです。
ドックを過ぎ、防波堤に突き当たると神戸港の端。海の先はすこーし青空が見えてきたのですが、街がある山の方はどんよりガスがかかっているのです。
神戸空港近くにある東灯台には思いっきり「神戸港」って書いてありました。分かりやす~(^^;。なんかおもろかったっす。
国際会議場や大学?のあるポートアイランドを過ぎたところで、これ↓、下から見上げてみました。
神戸大橋です。神戸市街とポートアイランドを結んでいます。ロイヤルプリンセスでは橋の下を通過することができます。
40分の船旅は案外あっという間。港の景色をこれでもか、と満喫しました。雨が止んでてよかった~……。
港から歩いて中華街へと向かいました。
中華街は人・人・人。めっちゃ賑わってます。やっぱり中華街はこうでなくちゃいけません。
買い食いが楽しい中華街。気になったものを片っ端から頼んで頬ばっていきます。
刀削麺(とうしょうめん)を出すお店も。
生地を包丁?で削って麺を作るのです。削った生地は鍋に直行。
※削ってるシーンを撮影した動画もあるのですが、いつも動画を投稿しているeyevioさんがずーーーーっとシステムメンテ中なので、アップできません。メンテ完了を待っていたらこの記事の投稿も遅れました。eyevioさ~ん、どうなってんの~??
パンダさんもサムライ・ジャパンを応援していたそうですw。
ふと、見たことある看板があるなー、と思ったら、中華の調味料「味覇(うぇいぱー)」を作っているお店がありました。
横浜中華街 高級中華スープの素「味覇<ウェイパァー>」250g
店先でラーメンをだしていたので、1杯頂きました。「味覇、いつも使ってますよ~」って声かけたら、「新商品もあるヨ」ってしっかりセールスされましたw。
極細の「卵麺」は腰がしっかりしていて美味しかったです!
食後のデザートに「椿茶藝館」さんの杏仁豆腐&タピオカを頂きました。何気なく入ったお店だったのですが、実は有名店だったみたいです。ごろごろ入った大粒のブラックタピオカはもっちもち超~ハッピーでしたぁ。
神戸の中華街は店先に食べた後の容器を回収するゴミ箱が置かれていて、食べたものは食べた店で捨ててね、というのがルールになっているようでした。また、道路のゴミを掃いているボランティア?の方もいて、なんか気持ちよかったです。街を愛しているのが伝わってきました。
ほどよく満腹になったところで、大丸百貨店地下でお土産を調達。
その後、ホテルに戻って荷物を受け取り、シャトルバスで新神戸駅へ向かいました(土日・祝日は新神戸まで運行)。名残惜しいけど神戸とさようならです。
※常識かもしれませんが、東京から新幹線で行く場合、乗車券区間を西明石までにすると、往復割引が適用になり、少し安くなります
やっぱり海のある街っていいなぁ…。楽しませてもらったし、癒してもらったように思います。
次来た時も、またよろしくね……。
旦那さんが「金曜に神戸へ日帰り出張する」なんて言うもんだから、後ろに週末があるのに日帰りだなんてもったいない、と説き伏せ、自分もちゃっかり便乗してしまったのですw。
エルニドの旅行記がなかなか進まないのですが、神戸滞在の記録を、2回に分けてアップしたいと思います。
6/25(金)、仕事を早めに終わらせて東京発17:50のぞみ59号で新神戸へ。着後、滞在先のホテルオークラ神戸まで行くシャトルバスが発着している三宮駅へ。しかし、到着したのは方向音痴の私が大の苦手とする地下街で…。結局、ホテルまではタクシーを利用してしまったのでした。
到着した日の夜、ホテルがあるメリケンパークにて
神戸に行くのは初めてです。昔から一度訪れてみたい、と思っていた場所の1つでした。阪神・淡路大震災の時、神戸が大好きだという友人達が「何かしなければ」と、当時住んでいた山形から神戸へ飛んでいった姿を見て、そこまでファンになるなんてそれは素敵な街なんだろーなー、と思っていました。
神戸と言えば私のイメ ージでは、
・異国情緒溢れる港街。異人館
・100万ドルの夜景
・海の幸、山の幸、パンにスイーツ、美味しいものたっくさん
特に異人館な ど歴史ある建物に興味を抱いていました。
明けて土曜日、その由緒ある建物を巡りに神戸観光をスタートさせました。
ホテルから徒歩で、まずは旧居留地へ。歩き始めると、ぼっぼーという汽笛の鳴る音が聞こえてきました。やっぱ港っていい~。テンション上がりました。
港に近いこのエリアには、大正から昭和初期にかけて建てられた石造りのビルが残っています。写真の左、近代的なビルが頭にのっかってる建物が海岸ビル、その奥が商船三井ビルです。
現在改築中の東京・東銀座にある歌舞伎座も、こんな格好になるんだな~と思って見ておりました。歩行者目線では古い建物しか見えないけど、全体像はこんな妙な格好に。でも、元の姿を完全に消してしまうより全然マシだと思います。
梅雨まっただ中のこの時期、歩き出してすぐに地図を広げてられないくらいの雨が降ってきました。逃げるようにして旧居留地に残る異人館の十五番館へ。中はカフェレストランになっています。ちょっとお高いランチを頂きました。
旧居留地から異人館の集まる北野へ。観光循環バスのシティ・ループを利用しました。
車内もレトロ。女性の車掌さんが着ているライトブルーの制服が涼しげでかわゆかったです。
北野坂で降り、雑貨店などをひやかしながらてくてくと坂を上りました。急に狭くなった道をぐんぐん上ると目の前に風見鶏の館が。
すぐそばには萌黄の館。
どちらも明治時代に造られた歴史ある建物です。
オブジェや花が溢れる北野町公園までは、なんとなくいい雰囲気だなぁと思いつつも…、
80年代的ファンシー感が漂う、つぶれてそうな喫茶店を道ばたに見つけると、「あれ?」という感じがしました。
うろこの家というのが有名らしいので、そこに入場してみようと思い、細い坂道を更に進んでいきました。しかし…。途中にある「オランダ館」、「ウィーン・オーストリアの家」の前に来ると、「なんか違う」という感覚は決定的になりました。思いっきりテーマパークぢゃないですか
うろこの家に到着するも、入場料はなんと1000円。たけー、と思いつつ、一応入ってみました。
明治時代に造られた外国人向けの高級借家だったそうで。でも、往事の人々やまち並みを偲ばせるものはあまりなく、高級陶磁器などの展示館、のようになっていました…。
英国館の中庭にて 夜はビールを飲むこともできるそうです
他にも、ラインの館、英国館、仏蘭西館、旧パナマ領事館など、手当たり次第に巡りました。受けた印象は、古い建物を維持し活かすのは大変だ、ということです。建物が「客寄せパンダ」になってしまってるように思いました。展示内容も興味深いとは思えず、町並み全体も一言でいうと「俗っぽい」感じ。
でも、ここは例外だと思いました。
スターバックス北野異人館店です。
異人館をリノベーションして、あのスタバが入っています。店内も異人館のインテリアを活かした造り。ソファでのんびりくつろげるようになっています。
少なくとも、この建物は「生きている」なと感じました。古い建物を博物館として保存していくのは限界があるように思います。元は暮らしのために使われていた建物たち、商業用でも構わないから、こんな風に活かされる道があればいいなー、と思いました。
日暮れの時間が近づいてきたので、100万ドルとも1000万ドルとも言われる神戸の夜景を見ようと、新神戸から布引ハーブ園へ向かうロープウェー乗り場へ向かいました。……しかし、
雨と強風のため、ロープウェーは終了しておりました。がーーーん。確かに、山の方を見てみると、ガスがかかっていてロープウェーも一部しか見えません。上ったところできっと何も見えないでしょう……。どしゃぶりの雨の中を歩きまわった疲れがでてきたので、一旦ホテルに戻ることにしました。
ホテルからの景色もご覧の通り、まっちろけ。
本当は夕飯を三宮辺りで食べつつ飲みつつ、という感じにしたかったのですが、ベイエリアから出る気力はもう残っていませんでした。なので、すぐ目の前にあるMOSAICで食事をすることに。
本当は神戸牛~、とか明石の魚介~、とかを頂きたかったのですが、ベイエリアにはとってもお高そうな店しか見あたりませんでした…。ということでチェーンの居酒屋さんで丹波地鶏の骨付き唐揚げをつまみに神戸地ビールをぐぐっと頂いちゃいました~。うまかったっす。
雨は相変わらず降り続いていたけど、雨に煙る港の夜景はしっとりしていて、明かりも美しく感じました。
実は、神戸で一番堪能できたのは港の風景だったりします。でも、それはとても贅沢なこと。
汽笛の音を聞きながら、神戸の夜を過ごしました。 (PartⅡへつづきます)
なんと、前回の記事でようやく1日目が終わりました。1月に行った旅行なのに…。余りの進みの遅さに自分でもびっくりです。
2日目、ミニロックで迎える初めての朝です。日本との時差は1時間しかないのですが、結構早く目が覚めてしまいました。でもいいんです、朝の海を眺めるのはとても好きだから。
デイベッドの置かれているテラスに出て、海を眺めていました。前日の夜から強風が吹き始めたからか、ちょっと厚目の雲が垂れ込めていました。雲のグレーと、朝陽のオレンジと、空の青が微妙に混ざり合った、不思議な空の色に見入っていました。
午前中はどこにも出かけず、リゾートでゆっくりすることに決めていたので、朝食の時間までは、ごろごろのんびり過ごしていました。お腹がいい感じに空いてきたのでレストランに行って朝食Time。リゾートのある入り江は真東を向いているので、まぶしい朝日を浴びながら朝食が頂けます。
ブュッフェのコーナーには、卵料理ステーションとワッフルステーションができていました。その場で作ったものを頂ける、というのがとても好きなのです。オムレツ全部入りと焼きたてワッフルを作ってもらいました。ワッフルに添えるジャムやソースは種類が豊富で、目移りしてしまう程です。旦那さんがワッフルをかなり気に入り、以後毎朝シェフにオーダーしていたのでした。
たらふく朝食を食べて、少しリゾートを探検してみることにしました。探検と言っても、入り江に作られた超こじんまりしたリゾートなので、ぶらぶら歩く程度です。
ガーデンコテージの一室。ブーゲンビリアの花がきれいに生い茂っていました。ガーデンコテージも作りは古いと思うのですが、独立した棟になっているのでシービュールームよりも煩わしさはないかもしれません。部屋から海は見えないかもしれないけど、てくてく歩けばすぐビーチですからね…。
そこにバスケットゴールがある、というだけで、テンション上がります。 写真右奥の建物はキッズルームになっているようです。
一番人気の客室は水上コテージ。同じく作りは古いようです。客室から海に入れたらいいのにな~、ともったいなく思いました…。
水上コテージ側から見た、我らの宿泊しているシービュールーム棟です。手前にある一角がスパになっています。
朝起きた時よりは陽が出てきたけど、風が強く、雲が厚いのです。水温もあまり高くなく、ビーチの浅瀬に足を入れると思ったよりも冷たく感じました。
水に入るのどうしよかね~、などと言いつつのんびりしていると、だんだん陽射しが出て暑くなってきました。待ってました という感じです。
成田~マニラ間の機内食以来、まともな食事をとっていなかった我らは、かなりの腹へりんこでした。途中、トランジットで利用したラウンジの軽食はデニッシュと飲み物だけだったので、小腹を満たす程度でしかなかったのです。やっと、ちゃんとした料理が食べられます。。。
(夕食時のミニロックレストラン内部)
ミニロックのレストランは1カ所のみ。朝・昼・夜ともブュッフェスタイルの食事になります。
ちなみに、ミニロック(姉妹リゾートのラゲンも)はオールインクルーシブ・リゾートなので、3食の食事・アクティビティ(一部除く)は滞在費に含まれています。
スタッフに席へ通され、飲み物をオーダー。
二人とも移動の疲れで弱り気味だったので、アルコールではなくて、マンゴーを使ったノンアルコール・カクテルを頂きました。美味しかったけど、案外高かった。食事の時にオーダーする飲み物はインクルーシブではありません。水と、朝食時のコーヒー・紅茶はタダですけど…。
食事はブュッフェコーナーから好きなものを選んで頂きます。種類はかなり豊富
サラダなどの野菜類、チーズやサラミ・ハムなどのおつまみ類、4~5種類のパン、温かい料理が10種類くらい、それにスープなど。のり巻きやキムチまでありました(^^;。
ブュッフェコーナーにはステーションが設けられていて、シェフがその場で調理をした料理を頂くことができます。肉・シーフードのグリルステーションと、なぜか「シャブシャブ・ステーション」というのがあり、挑戦してみました。
どんぶりのような器に、好きな香菜や春雨などの麺類、野菜を放り込み、10種類くらいある調味料から好きなものを選んで入れ、ガラスケースに入った好みのシーフードや鶏肉などをシェフに入れてもらいます。それらの具をシェフがお湯の中で湯通ししてどんぶりに戻した後、スープが投入され供されるというものでした。
なんてことはない、普通にスープなんじゃないの、という噂もあるのですが、まぁ、いっか…。なんで「しゃぶしゃぶ」なのかは謎です(→湯通しする工程が「しゃぶしゃぶ」なのか…?)。
でも美味しかったので、滞在中の夕食時に具やタレを変えていつも食べていました(^^;。
食事を満喫していると、遠くから何やら音楽が聞こえてきました。パヴィリオンとバーの間にあるスペースがステージのようになっていて、民族舞踊のショーが行われていたのです。
何気に民族舞踊の類が好きな私。食事中だったのに、旦那さんをテーブルに置いてけぼりにして、ステージの方へ駆け寄ってしまいました。(旦那様よ、スマヌ…)
トンテケトンテケと打楽器が鳴り響き、素朴な音楽に合わせて踊りが繰り広げられていました。よく見ると、チェックインの時に我らの担当をしてくれたスタッフの人が、一緒になって踊っているではないですか ミニロックのスタッフは、一人二役・三役は当たり前でこなしているようです…。
ショーの様子を録画していたのでアップしてみます。
私が夢中になって録画していると、そばにいたスタッフに「あなたも参加できますよ」と言われました。まっさかー、参加するわけないじゃーん、と笑っていたのですが、実はこの後、フィリピンで広く踊られているバンブーダンスのショーが始まって、滞在しているゲストも参加できたのです。びっくりしました。
すっかり夢中になってショーを見ていたら、旦那さんがやってきて私の肩をぽんぽんと叩きました。明日のアクティビティのことで、スタッフの人が確認に来ているよ、と言うので、テーブルに戻ることにしました。バンブーダンスがまさにこれから始まろうとしているところだったので、後ろ髪を引かれる思いでした…。
ミニロックでは前日の夕食時までに、GAC (Guest Activity Coordinator)のスタッフがゲストの間をまわって、翌日のアクティビティの希望をとり、アレンジしてくれます。
夕食を待つ間、部屋にあったディレクトリやアクティビティマップを参考にして、どこに行って何をしようかと、色々考えていたのです。
出発前に旅行社から頂いていた案内にアクティビティの一覧やMAPがあったので、アップしてみます(画像はクリックで拡大します)。
↑ アクティビティマップ(私の汚い落書きがあります…スミマセン)
↑ アクティビティ一覧
滞在中、絶対に行きたいと思っていたのは、ミニロック島にあるビッグラグーン&スモールラグーンです。他、私はとにかくシュノーケリングを満喫したい、できればスパも、という希望を持っていて、旦那さんは洞窟巡りやトレッキングもしたいと言っていました。
ただ、二人とも疲れを強く感じていたので、翌日の朝はゆっくりしたいねー、と話していました。午前中はリゾートでゆっくりして、ダイビング・スポットにもなっているという、ミニロックの桟橋あたりで水慣れしておこうか、ということにしました。
午後はどこかのポイントで海中世界を楽しみたい、と思い、シュノーケリングが楽しめそうな島をリストアップしていました。その中で、マティンロック島 Matinloc Is. という島にとても興味を持ちました。「シークレット・ビーチ」という、岩の間をシュノーケリングで通り抜けてはじめて到達できる美しいビーチがある島で、ものすごく魅力的に感じたのです。
GACに、午前はリゾートでゆっくりして、午後はマティンロック島に行ってみたい、ということを話すと、マティンロック島のエリアへはチャーター・ボートでないと行くことはできない、と言われました。メモを紛失していて正しい料金は覚えてないのですが、4時間チャーターで1万円くらい?だったように記憶しています。チャーターしてまで行くことはないか、と思い、マティンロック島は断念。
それならばと、絶対に行きたいと思っていたビッグラグーン&スモールラグーンにしたい、と告げると、14時出発でOK、とスケジューリングされました。
加えて、私のスパの予約もお願いしました。一応、小さいながらもミニロックにはスパがあるのです。部屋に置いてあったスパメニューの中に、ヒロット Hilot というフィリピンの伝統的なマッサージがあって、是非ともそのマッサージを受けてみたい、と思ったのです。
もう一つ、惹かれていたアクティビティにサンセット・クルーズがあったので、そちらも申し込みました。
ということで、午前:リゾートでのんびり 午後:ビッグ&スモールラグーン巡り 夕方:サンセット・クルーズ 夜:スパ(私のみ) という、欲張りプランができあがりました。スパ以外のアクティビティはインクルーシブです。
翌日の予定も無事に決まって、お腹も満たされて、レストランを後にしました。レストラン前の海は光があたっていて、魚たちが集まっていました。
桟橋の先の方へお散歩しに行くと、星空と半月のお月様をきれいに眺めることができました。日本の空では地平線に隠れてしまう蠍座を、はっきり確認。緯度が低いんだね~。
この日の夜から強い風が吹くようになりました。リゾートに到着した時は全然吹いてなかったのに……。以降、強風に悩まされる日々が続くのでした……。
部屋に戻ると、ベッドがターンダウンされていました。葉っぱに書かれたおやすみメッセージも添えられていて、可愛らしかったです。この葉っぱメッセージは、違う言葉で毎晩ベッドサイドに置かれていたのでした。
移動の疲れもあって、「Sleep well!」の言葉通り、熟睡することができました。波の音と風の音以外何も聞こえない、静かな静かな、ミニロックの夜でした。
長旅の末、ようやくミニロック・アイランド・リゾートに辿り着きました。日没間近のリゾートではぽつぽつと明かりがともり始めていて、暗くなっていく空の下、黄昏時の雰囲気が漂っていました。
桟橋では大勢のスタッフがお出迎え。我らが乗っていたボートが桟橋に接岸した時、スタッフのみんなが一斉に口にした歓迎の挨拶は、なぜか「Merry Christmas!!」。
へ?? もう1月下旬ですが…?
成田~マニラ間のフィリピン航空でも、機内のBGMにクリスマス・ソングやクリスマスの聖歌が流れていました。後で、スタッフの1人に「どうして1月なのにクリスマスなの?」と聞いてみたけど、「ジョークだよ」と受け流され、1月のフィリピンでクリスマス、の謎は解けずじまいでした。
桟橋からフロントのあるパヴィリオンの方へと歩いて行きました。
ちょっとホームビデオチックでお恥ずかしいのですが、その時のムービーがあるのでアップしてみます。
もう陽はかげっているのに、浅瀬の水はとても明るく透明で、魚がたくさん泳いでいるのが桟橋の上からでも確認できるほどでした。
何やら賑やかな音楽がパヴィリオンの方から聞こえてきました。スタッフが歓迎の歌を歌ってくれているのです。
↓ 同じく、パヴィリオン到着時、スタッフに迎え入れられている時のムービーです…。(ほんの少しで、しかもブレてますが…)
オープンエアのパヴィリオンはラウンジでもあり、レストランの一部でもあります。
その一角にフロントがあり、隣はブティックになっています。
フロント横(ブティック前)で、スタッフの皆さんが体を横にゆらゆら揺らしながら、ギターに合わせて歌を歌ってくれていました。
実は右端のお兄さんが、まるで「流しか」と思うくらいのギターの弾き手で、英語・日本語・韓国語、と、ものすごい数の曲のレパートリーを持っている強者であります。
そして、しつこいようですが、スタッフの歓迎の歌をおさめたムービー↓ もアップしてみます 。細切れでスミマセン…。