<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><rss version="2.0"
	xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
	xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
	xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
	xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
	xmlns:slash="http://purl.org/rss/1.0/modules/slash/"
	>

<channel>
	<title>韓国ドラマから美しい言葉を学ぼう</title>
	<atom:link href="http://drama.keepthewish.net/feed/" rel="self" type="application/rss+xml" />
	<link>https://drama.keepthewish.net</link>
	<description>韓国ドラマを題材に韓国語を勉強している私の実践ブログ</description>
	<lastBuildDate>Sun, 30 Aug 2020 05:26:26 +0000</lastBuildDate>
	<language>ja</language>
	<sy:updatePeriod>
	hourly	</sy:updatePeriod>
	<sy:updateFrequency>
	1	</sy:updateFrequency>
	<generator>https://wordpress.org/?v=7.0</generator>
	<item>
		<title>ホテル・デルーナ14話あらすじ＆日本語訳～後編</title>
		<link>https://drama.keepthewish.net/2020/08/30/%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%8a14%e8%a9%b1%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%99%e3%81%98%ef%bc%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e8%a8%b3%ef%bd%9e%e5%be%8c%e7%b7%a8/</link>
					<comments>https://drama.keepthewish.net/2020/08/30/%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%8a14%e8%a9%b1%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%99%e3%81%98%ef%bc%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e8%a8%b3%ef%bd%9e%e5%be%8c%e7%b7%a8/#comments</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[drama_yujina]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 30 Aug 2020 05:26:26 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ホテルデルーナ 〜月明かりの恋人〜]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://drama.keepthewish.net/?p=18487</guid>

					<description><![CDATA[IU（イ・ジウン）、ヨ・ジング主演のtvNドラマ『ホテル・デルーナ（호텔 델루나 ）』14話、後半のあらすじを、セリフの日本語訳もまじえて紹介していきます。 招待客 チャンソンに勇気づけられ、マンウォルはホテル・デルーナ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>IU（イ・ジウン）、ヨ・ジング主演のtvNドラマ『ホテル・デルーナ（호텔 델루나 ）』14話、後半のあらすじを、セリフの日本語訳もまじえて紹介していきます。</p>
<p><span id="more-18487"></span></p>
<h2>招待客</h2>
<p>チャンソンに勇気づけられ、マンウォルはホテル・デルーナへの招待状を2通用意した。<br />
1通はパク・ヨンス警部に、もう1通はイ・ミラに届けられる。</p>
<p>その夜。<br />
さっそく二人は揃ってデルーナを訪れた。<br />
二人が案内されたのは、スカイバーだ。</p>
<p>ソンビ「ここは酔って過去の生を夢に見る、“醉生夢”。私がバーテンダーです。今日は神が特別に、お二人がしばし過去の生に戻ることを許されました」<br />
ヨンス「神？」<br />
ミラ「そのくらい美味しいってことよ！」<br />
ヨンス「あぁ～」<br />
ミラ「前は記憶が途切れちゃって覚えてないから、今日はゆっくり飲まないと」</p>
<p>ソンビが二人の前にカクテルを差し出した。<br />
ほんのり紫色を帯びていて、上に青い花びらが乗っている。</p>
<p><img fetchpriority="high" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18502" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/14-15.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>ミラ「花びらですね」<br />
ソンビ「月霊樹という木の花びらです」<br />
ヨンス「月霊樹？月桂樹じゃなくて？」<br />
ミラ「（イラッ）あるんでしょうよ、もう」</p>
<p>「綺麗だわ」ミラは逸る心をおさえ、グラスを覗いた。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>チャンソンとマンウォルは月霊樹の前に来ていた。</p>
<p>チャンソン「あなたに縁のある人が、今ここに来ています」</p>
<p>「…。」マンウォルは緊張の色を隠せない。</p>
<p>チャンソン「彼らを通して、あの人の話が聞けるはずです」</p>
<p>彼女を残し、チャンソンはその場を離れた。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ミラが月齢樹のカクテルに口をつけ… 過去への旅に出た。</p>
<p>～～～～</p>
<p>「チョンミョンさん」ソンファ姫は一人で湖の畔にいたチョンミョンに声を掛けた。</p>
<p>ソンファ「父上があなたをお呼びです」<br />
チョンミョン「城主様がなぜ？」<br />
ソンファ「あなたが反乱軍と内通しているという報告があったのです」<br />
チョンミョン「！」<br />
ソンファ「このまま父のところへ行けば、あなたは殺されるわ。そこで、私が軍を出しました」<br />
チョンミョン「？」<br />
ソンファ「今あなたが待っていた者の一味を捕らえるつもりです」<br />
チョンミョン「そ、それはどういうことですか」<br />
ソンファ「あの盗賊一味は高句麗の遊民です。彼らを討伐して城主に差し出せば、疑いも晴れるでしょう」<br />
チョンミョン「彼らはただ商団の荷をくすねて流離う盗賊たちです」<br />
ソンファ「あなたが反逆者として死ねば、あなたの部下たちはもちろん、あなたと繋がりのある城内の異民族たちは皆死ぬことになるわ」<br />
チョンミョン「！」<br />
ソンファ「たとえ数百人になろうと、反乱軍を恐れる父上は皆殺しにするでしょう」<br />
チョンミョン「…。」<br />
ソンファ「彼らを捕らえてください」</p>
<p>「…。」選択の余地はない。チョンミョンは満月の装身具をぎゅっと握りしめた。</p>
<p>～～～～</p>
<p>続いてヨンスが月霊樹のカクテルを口にする。</p>
<p>～～～～</p>
<p>別の土地へ出発しようとしていたところを、ヨヌたち一団は軍隊に襲われた。<br />
懸命に応戦するも、彼らは捕らえられてしまう。<br />
ヨヌの前に現れたのは…チョンミョンだった。</p>
<p>ヨヌ「盗みを働いた奴らだけ捕らえればいいだろ。なぜ集落の者全員捕らえるんだ？」</p>
<p>「俺は盗賊一味を捕まえに来たんじゃない。反乱勢力の討伐に来た」視線を逸したまま、チョンミョンが淡々と言う。</p>
<p>ヨヌ「何だって？」<br />
チョンミョン「奴隷としてでも生き残れるように、手を尽くすつもりだ。そのために、お前たちには反乱軍として死んでもらう必要がある」<br />
ヨヌ「あんた… 何言ってんだ？」</p>
<p>チョンミョンは小さく溜息をつき、俯く。「共に生きられる道を探そうとした」</p>
<p>チョンミョン「お前たちが行こうとしていたトンム山の新たな国に、俺も… 一緒に行こうと思っていたんだ」<br />
ヨヌ「！」<br />
チョンミョン「だが、勘づかれてしまった。お前たちの命を借りてでも伏せなきゃならない」<br />
ヨヌ「…。」<br />
チョンミョン「無事に隠し通せたら… そのとき俺の命で償おう」</p>
<p>「命で償おうなんて思うな」ヨヌがポツリと言う。</p>
<p>チョンミョン「？」<br />
ヨヌ「マンウォルを助けろ」<br />
チョンミョン「！」<br />
ヨヌ「言い訳なんてせずに、裏切り者として生きるんだ。そうすれば、マンウォルは生きていられる」<br />
チョンミョン「…。」</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18503" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/14-16.jpg" alt="" width="650" height="600" /></p>
<p>～～～～</p>
<p>月霊樹の前で、マンウォルは一人立ち尽くしていた。<br />
ミラとヨンスを通して、遠い過去の出来事が流れ込んでくる。</p>
<p>マンウォル「ヨヌとの約束だったのね」</p>
<p>麻姑神（花売り）がやって来て、そっと声を掛ける。「あやつはずっとホテルにいた」</p>
<p>マンウォル「？」<br />
麻姑神「月の宿の最初の客は… あやつだ」<br />
マンウォル「！」<br />
麻姑神「ここでずっと罪を償っていたのは、お前だけじゃない」</p>
<p>麻姑神の視線につられて、マンウォルは月霊樹を見上げた。<br />
一匹のホタルが弱々しい光を放っているのが目に入る。</p>
<p>マンウォル「…！」</p>
<p>彼の苦悩がマンウォルの心の中に流れ込んでくる。</p>
<p>～～～～</p>
<p>姫と婚礼をあげ、初夜の寝室に入ったチョンミョンは、寝床で待っているのがマンウォルであると察知した。<br />
来るべきときが来た…。</p>
<p>チョンミョン（心の声）「待っていたぞ…。躊躇うことなく俺に刃を向けろ。そうすれば、喜んでその刃に飛び込もう」</p>
<p>～～～～</p>
<p>麻姑神「お前は一度もあやつの名を口にしたことがない。お前が呼べば、姿を見せるだろう」</p>
<p>「ずっとそこにいたの？」マンウォルが呼びかける。</p>
<p>マンウォル「いたのなら… ちゃんと姿を見せて。コ・チョンミョン」</p>
<p>月霊樹からホタルが飛び上がり、しばらくふわふわと舞っていた思ったら、その光はコ・チョンミョンへと姿を変えた。</p>
<p><span style="color: #339966;">＃ここ！びっくりしなかった？突然実体で現れすぎやろ（笑）</span></p>
<p>マンウォル「言いたいことがあるなら言って。全部聞いてあげるわ」</p>
<p>「言い訳なんかないさ」チョンミョンはそう言って、ニコリと微笑んだ。「…妹よ」</p>
<p>マンウォル「最後の瞬間、私を見守ると言ったでしょ。私が月霊樹に縛られて恨みを募らせている間、あんたはその言葉に縛られて旅立てずにいたのね」<br />
チョンミョン「…。」<br />
マンウォル「私の恨みは… 全部解けたわ。だから、あんたもそこまでにして」</p>
<p><img decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18504" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/14-17.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>チョンミョンは小さくうなずいた。「これで本当に… 最後なんだな」</p>
<p>マンウォル「えぇ。最後よ」</p>
<p>チョンミョンは目に涙を溜め、それでも懸命に微笑んでみせた。</p>
<p>マンウォルが手に握っていた満月の装身具を改めて見つめる。<br />
そこに清らかな涙がこぼれ落ちると、装身具はキラキラとした光の粒となり、消えていった。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18493" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/14-18.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>顔を上げるとチョンミョンの姿は消え、一匹のホタルが月霊樹の枝へと舞い上がる。<br />
麻姑神が手のひらにホタルをとまらせた。</p>
<p>麻姑神「この魂にあの世まで辿り着く力はない。このままにしておけば、消滅する。生まれ変わることも出来ないだろう」</p>
<p>手のひらのホタルを、麻姑神はマンウォルに差し出した。「そうならぬよう、お前がこやつを送り出してやりなさい」</p>
<p>マンウォル「！」<br />
麻姑神「<strong>それが、お前の最後の償いだ</strong>」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>マンウォルが社長室へ戻ると、チャンソンがそこで待っていた。<br />
彼女は黙って彼の隣に腰を下ろし、彼の肩に身を預けて目を閉じた。</p>
<p>マンウォル「…。」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18494" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/14-19.jpg" alt="" width="650" height="600" /></p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ミラがふと気づくと、そこはタクシーの後部座席だった。<br />
隣で眠っているヨンスの肩を叩き、彼を起こす。</p>
<p>「お目覚めですか？」助手席のユナが振り返った。</p>
<p>ユナ「お二人ともかなり酔っていらしたので、支配人がお送りしろって。タクシーを呼んだんです。二人だから帰れますよね？」</p>
<p>「えぇ」ヨンスがぼんやりとしたまま頷く。<br />
「お気をつけて」ユナがタクシーを降りていった。</p>
<p>ミラ「あぁ、またやっちゃった。前もタクシーで帰されたの。今回はお酒を飲んだところまで覚えてるんだけど…」</p>
<p>「…。」黙ってシートに身を預けたまま、ヨンスの目から涙がこぼれ落ちる。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18495" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/14-20.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>ミラ「ヨンスさん、どうして泣いてるの？」<br />
ヨンス「わからない。すごく悲しくて…」</p>
<p>「あなたが泣いたら… 私も悲しくなるわ」ミラが指先で彼の涙を拭う。</p>
<p>ヨンス「俺… どうかしちゃったみたいだ」</p>
<p>「私がいるんだから、泣かないで」ミラはヨンスを抱き寄せた。</p>
<p><span style="color: #339966;">＃泣いた。泣いたわ。</span><br />
<span style="color: #339966;"> 「なぜか」パク・ヨンスが涙を流すという表現にとどめた脚本が憎い。過去生に戻ったことは覚えてないというのも憎い。前に道路越しにマンウォルを観たとき「あれ？」っていう顔をするだけにとどめた場面といい、さり気なくて逆に余韻が残ります。幸せになってほしいわー。</span></p>
<h2>近づく別れ</h2>
<p>ユナはヒョンジュンに贈り物をした。<br />
古い懐中時計だ。</p>
<p>ヒョンジュン「すごく古いものに見えるけど」<br />
ユナ「70年以上前のものよ。あんたが生きているときから今まで、ずっと時間が流れている時計なの」<br />
ヒョンジュン「探すのに苦労しただろうな。ありがとう」</p>
<p>ユナが明るく笑う。</p>
<p>ヒョンジュン「それから、ごめん」<br />
ユナ「私より70も年上のおじいさんなのをわからせたくて、すごく苦労して手に入れたのよ。だから、あんたの妹みたいに私が老けていっても、あんたのほうがずっと年上だってこと、忘れないで」</p>
<p>「ユナ」ヒョンジュンはそっと切り出した。「僕、もうすぐ旅立つよ」</p>
<p>ユナ「？」<br />
ヒョンジュン「妹のヒョンミを待っているって言ったろ？ヒョンミ、かなり具合が悪いんだ。ヒョンミが逝くとき、僕も一緒に逝かないと」<br />
ユナ「…！」<br />
ヒョンジュン「ユナ、この時計が出来たとき… 僕はもう死んでいたんだ」<br />
ユナ「！」<br />
ヒョンジュン「死んでいる僕の時間、生きている君と一緒に流れはしない。あまりに早く死んでしまって… 悔しいよ」</p>
<h2>最後の償い</h2>
<p>ホタルを収めた瓶を抱えて、マンウォルはトンネルの前にいた。<br />
「送ってくるわ」一緒に来たチャンソンに声をかける。</p>
<p>チャンソン「すぐ戻って来ますよね？」<br />
マンウォル「もちろんよ、すぐ戻るわ」</p>
<p>努めて穏やかに送り出したものの、チャンソンは車に乗り込もうとするマンウォルを思わず引き止めた。「帰って来ますよね？」<br />
腕を掴んだ彼の手に、彼女は優しく触れた。「待っていて」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18496" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/14-21.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>彼女とホタルを乗せ、車は走り出した。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>それから1ヶ月。</p>
<p>マンウォル不在のまま、ホテルの運営は続いていた。<br />
チャンソンもまた、以前と変わらず誠意を持って接客に当たっている。</p>
<p>ソンビ「チャン社長が帰らぬまま、1ヶ月が過ぎた」<br />
ソヒ「社長がいないのに、ホテルはなぜそのままなのでしょう」<br />
ソンビ「もはやチャン社長が月の宿の主人ではないからと…」<br />
ソヒ「…？」<br />
ソンビ「…そう推測できる」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ヒョンジュンに呼ばれ、チャンソンは庭園にやって来た。<br />
あれほど咲き誇っていた月霊樹が、すっかり枯れ上がっている。</p>
<p>ヒョンジュン「昨日まではまだ少し残っていたのに… もう何も残っていません」<br />
チャンソン「…。」<br />
ヒョンジュン「社長はもう… 戻って来ないんでしょうか」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>小雨の中、チャンソンはトンネルの前で物思いにふけっていた。</p>
<p>チャンソン「…。」</p>
<p>雨粒がピチャンと跳ねる音に、チャンソンが行ったり来たりする足音が交わる。<br />
何度トンネルを覗いても、何一つ変わりはなかった。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18497" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/14-22.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>チャンソン「…。」</p>
<p>「待っていて」そう言ったマンウォルのまっすぐな目が思い出される。</p>
<p>チャンソン「チャン・マンウォルさん、早く帰ってきてください。そろそろ… 不安です」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>「スタッフ全員、新しい社長が来ることには絶対反対です！」ヒョンジュンたちは揃って死神に訴えた。</p>
<p>ソヒ「社長を戻らせてください！」<br />
ソンビ「私も反対ですぞ！チャン・マンウォルには500年でようやく慣れたんだ。また別の人物？嫌だね！」<br />
死神「チャン・マンウォルが戻るか否か、それは当人の決めることだ」<br />
ヒョンジュン「支配人がいるのに、社長が戻ってこないわけありません」<br />
死神「三途の橋に足を踏み入れたなら、彼を忘れている可能性もある」<br />
3人「！」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>その頃…</p>
<p>マンウォルはチョンミョンと共に、長い長い三途の橋を歩いていた。</p>
<p>「…。」マンウォルがその歩みを止める。</p>
<p><span style="color: #339966;">＃確かにそのハイヒールじゃ辛かろう</span></p>
<p>1歩先を歩いていたチョンミョンが振り返った。</p>
<p>チョンミョン「…。」<br />
マンウォル「…。」</p>
<p>チョンミョンが黙って彼女に手を差し出す。<br />
このまま一緒にいこう… 優しい手がそう彼女に語りかけた。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18498" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/14-23.jpg" alt="" width="650" height="600" /></p>
<p>マンウォル「…。」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>「この地での記憶をすべて捨て、最も遥かな記憶に導かれて、橋を渡るかもしれぬ」死神の言葉に、3人は力強く掲げていた手を思わず下ろしてしまった。</p>
<p>ヒョンジュン「だから、花が散ってしまったのかな」<br />
ソヒ「木は死んでしまったのね…」<br />
ソンビ「確かに。花はすべて散ってしまった。チャン・マンウォルはとうとう…死んだのだな」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>この先どうなるのか、それは死神にもわからなかった。<br />
「月の宿に新たな主人が来るのですか」彼は枯れ上がった月霊樹の前で麻姑神に尋ねた。<br />
麻姑神は首を横に振り、静かに微笑む。「月の宿の主人は、この月霊樹だ」</p>
<p>死神「花も葉も散り、死んでしまったではありませんか」<br />
麻姑神「…。」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>チャンソンはバス停のベンチにポツンと座り、バスが来るのを待っていた。</p>
<p>彼の前にバスが滑り込んでくると、乗車口の扉を開ける。<br />
車体広告の大食い王キム・ジュニョンが、まっすぐチャンソンを見つめていた。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18505" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/14-27.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>チャンソン「…。」</p>
<p>「こんな熱いのをキム・ジュニョンは5個も1口で食べるのよ！」出会った日、そう言って目を輝かせたマンウォルの姿がふいに蘇る。<br />
キム・ジュニョンが訪れた店にわざわざ連れて行ったこともあった。<br />
終いには勇気を出してキム・ジュニョン本人のサインまでもらいに走ったのだ。</p>
<p>彼女と過ごした日々は、どれも花のように美しく輝いていた。</p>
<p>バスが扉を閉めて走り去ると、ふたたび静けさが戻る。<br />
その途端、言いしれぬ悲しみの渦がチャンソンを襲った。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18506" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/14-24-1.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>「花はすべて消えたわけじゃない」麻姑神の言葉に、死神が振り返る。「？」</p>
<p>麻姑神「まだ残っている。月を夢見る花を、そこに入れておいたのだ」</p>
<p>チャンソンが支配人に就任してまだ間もない頃。<br />
ソファで眠ってしまった彼を見て、麻姑神は彼の胸にそっと月霊樹の花を置いた。<br />
青い花がふわりと開いたかと思うと、彼の胸の中へと消えていったのだ。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18501" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/14-26.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>三途の橋。</p>
<p>手を差し伸べるチョンミョンをひとしきり見つめていたマンウォルは、彼にかすかに微笑みかけた。<br />
そして…<br />
次の瞬間、くるりと踵を返した。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18500" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/14-25.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ここでエンディングです。<br />
多忙だったりネットが繋がらなくなったりで、翻訳作業が飛び飛びになってしまいました。</p>
<p>大きな山場でしたね…。<br />
ミラやヨンスを現世のドロドロ要素にしてしまうのではなく、彼らがマンウォルの遺恨を解いてくれたことが私は嬉しかったです。</p>
<p>この先の展開を知らずに言いますが、チョンミョンとの決着はマンウォルの根源にあるテーマだったので、16話中の14話に持ってくるとは思いませんでした。<br />
でも、それを乗り越えた後の彼らをもっと描きたかったということなんでしょうね。<br />
逆に今後デルーナがどうなるのか、ソヒたちがそれぞれどうなるのか、マンウォルとチャンソンがどう愛を成就させるのか、何も読めなくて俄然楽しみになってきました。</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://drama.keepthewish.net/2020/08/30/%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%8a14%e8%a9%b1%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%99%e3%81%98%ef%bc%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e8%a8%b3%ef%bd%9e%e5%be%8c%e7%b7%a8/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>5</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ホテル・デルーナ14話あらすじ＆日本語訳～前編</title>
		<link>https://drama.keepthewish.net/2020/08/16/%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%8a14%e8%a9%b1%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%99%e3%81%98%ef%bc%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e8%a8%b3%ef%bd%9e%e5%89%8d%e7%b7%a8/</link>
					<comments>https://drama.keepthewish.net/2020/08/16/%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%8a14%e8%a9%b1%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%99%e3%81%98%ef%bc%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e8%a8%b3%ef%bd%9e%e5%89%8d%e7%b7%a8/#comments</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[drama_yujina]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 16 Aug 2020 04:17:58 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ホテルデルーナ 〜月明かりの恋人〜]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://drama.keepthewish.net/?p=18461</guid>

					<description><![CDATA[IU（イ・ジウン）、ヨ・ジング主演のtvNドラマ『ホテル・デルーナ（호텔 델루나 ）』14話、前半のあらすじを、セリフの日本語訳もまじえて紹介していきます。 語られなかった思い 1000年の過去。 城門を入ったところで、 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>IU（イ・ジウン）、ヨ・ジング主演のtvNドラマ『ホテル・デルーナ（호텔 델루나 ）』14話、前半のあらすじを、セリフの日本語訳もまじえて紹介していきます。</p>
<p><span id="more-18461"></span></p>
<h2>語られなかった思い</h2>
<p>1000年の過去。<br />
城門を入ったところで、コ・チョンミョンは兵士たちが作業している姿に目を留めた。「？」<br />
荷車に集めた雑多な小物を、次々に火へ投じている。</p>
<p>一人の兵士が木で出来た弦楽器を手にとった。</p>
<p>チョンミョン「待て。何をしているのだ？」<br />
兵士「処刑された高句麗人たちの遺品です。使えるもの以外は燃やせとおっしゃいましたので」</p>
<p>チョンミョンは手を伸ばし、その弦楽器を受取った。「…。」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18482" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/14-01.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>チョンミョン「燃やさずに、すべて集めろ」</p>
<p>木桶の中にたくさんの遺品が集められた。<br />
そこに、チョンミョンが弦楽器を加え、ひざまずいて目を閉じる。「…。」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18483" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/14-02.jpg" alt="" width="650" height="600" /></p>
<p>ヨヌがそれを爪弾く隣で、マンウォルと楽しく語らった夜が蘇る。<br />
あの美しい日々は二度とやって来ない。</p>
<p>チョンミョン「せめてこれで葬儀を出せるように、村の生き残りに渡してやれ」</p>
<p>兵士たちが木桶に蓋をするのを、チョンミョンは静かに止めた。「待て」<br />
懐から何かを取り出し、見つめる。「…。」<br />
血に染まった満月模様の装身具。マンウォルに贈ろうと、密かに準備していたものだった。<br />
チョンミョンは最後にそれを木桶に収め、立ち上がった。</p>
<p>～～～～～～～～</p>
<p>「あんた……誰？」トンネルから出てきたチャンソンの異変に、マンウォルは思わず後ずさりをした。<br />
そこへ、ソンビとソヒが走ってくる。「ク支配人！」</p>
<p>ソヒ「無事で良かった」<br />
ソンビ「心配したではないか」</p>
<p>「ヒヤリとしたぞ」ソンビがドンとチャンソンを叩いたはずみで、チャンソンは小さくよろめき、ハタと我に返った。「？」</p>
<p>マンウォル「…。」<br />
ソヒ「社長、驚かれたでしょう？」<br />
ソンビ「（目眩を覚えているチャンソンに）具合でも悪いのか？」<br />
チャンソン「いいえ」</p>
<p>チャンソンは目の前のマンウォルに視線を向けた。<br />
彼女は目をいっぱいに見開き、ひどく緊張した様子だ。</p>
<p>チャンソン「僕は大丈夫です。ずいぶん驚かせたようですね」</p>
<p>マンウォルはそのままくるりと背を向け、半ば逃げるようにその場をあとにした。</p>
<p>ソヒ「お怒りのようですわ」<br />
ソンビ「あんなに息せき切って走ってきて、きまりが悪いんだろう。とにかく、無事に出てこられて良かった」</p>
<p>チャンソンは改めてトンネルを振り返る。<br />
彼らのずっと背後で、小さなホタルが羽音を立て、飛び上がった。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>社長室へ戻ってきたマンウォルは、夢中で瓶ごと酒を流し込んだ。<br />
動揺が膨れ上がり、彼女を飲み込もうとする。</p>
<p>「彼は何者なんです？」チャンソンの問いただす声が蘇った。<br />
彼は自分がチョンミョンの生まれ変わりではないか、記憶にない前世を夢に見ているのではないかと考えていたのだ。<br />
死の麻姑神も言った。チャンソンはチョンミョンをも連れて来るだろうと。</p>
<p>マンウォル「あり得ない！ク・チャンソンがあの男のはずがないわ」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>麻姑神（花売り）は誰もいなくなったトンネルの前で、そっと中を覗き込んだ。<br />
彼女の隣で、ホタルが仄かに光を放っている。</p>
<p>麻姑神「この光のせいで…マンウォルはずいぶん動揺しているだろうねぇ。トンネルから戻ってくるのに力を使って、また弱々しくなった」</p>
<p>麻姑神の差し出した手のひらに、ホタルはそっととまった。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ソンビたちはチャンソンをバーへ連れて行き、この世の薬酒を飲ませた。<br />
一刻も早くこの世のものを食べさせる必要がある。</p>
<p>ソヒ「迷わずにすぐ出て来られて、本当に幸いでした」<br />
チャンソン「聞きました。三途橋は時間の流れが違っていて、記憶を失くすかもしれなと」<br />
ソンビ「ちょっと別世界に行ったつもりで、戻ってきたら30年経っていた… そんな昔話もまんざら嘘ではないのだ」<br />
ソヒ「死神に聞いたんですが、三途橋から戻ってきたある人は、前世の記憶を取り戻して、現世を台無しにしてしまったそうですわ」<br />
チャンソン「前世を？」<br />
ソンビ「ク支配人、そこで妙なものを見たとか、そういうことはなかったのか？」</p>
<p>そう言われて、チャンソンは朧げな記憶を手繰り寄せる。「なにか光っているのを見た気もします」<br />
「ほう」二人が身を乗り出す。</p>
<p>チャンソン「あれは何でしょう？」<br />
ソンビ「… 我々も行ったことがないから、わからないな。死者より先に生きている人が見学するとは」<br />
ソヒ「それにしても、どうやってすぐ出て来られたんです？難しいと聞いていたのに」<br />
チャンソン「出て来た記憶がないんです。気がついたら外にいて」</p>
<p>「記憶を失くしたのだな」ソンビはさらに薬酒を勧めた。</p>
<p><span style="color: #339966;">＃いつからか皆チャンソンのこと大好きになってて、ホント素敵♪</span></p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>怖い顔でバーに姿を見せたマンウォルとともに、チャンソンはテラスへ来ていた。</p>
<p>チャンソン「男の子があの世行きのバスに乗ってしまったと思って、トンネルに入ってしまったんです。子どもも無事だったし、僕も大丈夫だから、もう怒らないでください」</p>
<p>マンウォルはそれでもまだ疑惑の目でチャンソンを見つめた。<br />
恐る恐る、手をチャンソンの胸にあててみる。<br />
「…。」目を閉じ、じっと彼を感じると、またゆっくり目を開ける。</p>
<p>チャンソン「本当に大丈夫です」<br />
マンウォル「…いつものク・チャンソンだわ。今でも私の夢を見る？」<br />
チャンソン「あのとき長い夢を見て以来、あなたは夢に出てきていません」</p>
<p>「！」マンウォルは少しハッとしたように顔を上げる。「じゃあ、別の夢は？」</p>
<p>チャンソン「夢なのか想像なのかわからなくて言わなかったんですが、あの人を見ました。チョンミョンという人…」<br />
マンウォル「！」<br />
チャンソン「湖のほとりで、一人であなたを待っていました。手に満月模様をかたどった装身具を持って」<br />
マンウォル「…。」<br />
チャンソン「ひょっとして、そういったものを受け取ったことは？」</p>
<p>マンウォルがガウンの裾をギュッと握りしめる。「ないわ」</p>
<p>チャンソン「あなたの記憶を夢に見たわけじゃないなら、あれは何だったんでしょう」<br />
マンウォル「あんた最初… 自分の見る夢は記憶にない前世かもしれないって言ったわよね」<br />
チャンソン「絶対に違うって、あなたが言ったんですよ」<br />
マンウォル「…そうね。絶対に違うわ」<br />
チャンソン「ソンファとヨヌが思いがけず繋がっているのを見て、不安になったんですか？彼も思いも寄らない現れ方をするんじゃないかって」<br />
マンウォル「私はそういう繋がり方はしない。ヨヌたちは… もう前世のことだから、あり得る話だとしても、私にとってはまだ現世なの」</p>
<p>マンウォルはもう一度チャンソンを見つめ、小さく溜息をついた。「ヨヌたちが一緒にいるのを見て、ちょっと妙な気を起こしてしまったみたい」</p>
<h2>疑惑のお兄様</h2>
<p>ユナとヒョンジュンは、デルーナへ迷い込んだ男の子を、病院にいる父親のもとへ送り届けた。</p>
<p>化粧室から出て来たユナは、そこでヒョンジュンの遺した妹、ヒョンミを見かける。<br />
彼女は、スマートフォンから流れてくる『大きな古時計』のピアノを嬉しそうに聴いていた。</p>
<p>「このピアノの音、お好きなんですか？」ユナは思わず声を掛けた。<br />
「…はい」目の見えないヒョンミは、少し戸惑いながら答える。</p>
<p>ユナ「友だちの妹と… いえ、友だちのお祖母さんに似ていらっしゃるので、写真に撮って友だちに見せてもいいですか？」</p>
<p>「えぇ」ヒョンミは上機嫌で笑った。</p>
<p>ユナ「ありがとうございます。あの… ひょっとして、お兄さんの名前を覚えていらっしゃいますか？」<br />
ヒョンミ「えぇ。お兄様はチ・ヒョンジュンというんです」<br />
ユナ「ヒョンジュンさんを覚えていらっしゃるんですか！」<br />
ヒョンミ「えぇ」</p>
<p>そこへ男性が近づいてきた。以前ヒョンミを見かけたときも一緒にいた人だ。「何をしているのかね？」<br />
ヒョンミは男性に声を掛けた。「お兄様」</p>
<p>男性「あぁ、ヒョンミ」<br />
ユナ「？」<br />
男性「音楽を聴いていたのかい？」<br />
ユナ「おじいさん、この病院を建てたチ・ヒョンジュンさんですよね？」<br />
男性「あぁ、以前入院していたキム社長のお嬢さんだね」<br />
ユナ「おじいさんが… ヒョンミさんのお兄様？」<br />
男性「そうだよ。それがどうかしたのかい？」<br />
ユナ「チ・ヒョンジュンの兄のチ・ヒョンジュンは… ずっと前に死んだのに」</p>
<p>「え？」戸惑った男性の手から、持っていたスマートフォンが滑り落ちる。</p>
<p>ヒョンミ「お兄様？」</p>
<p>男性がスマートフォンを拾って顔を上げると、もうそこにユナの姿はなかった。<br />
探しに来たデルーナのヒョンジュンに腕を捕まれ、その場を離れたのだ。</p>
<p>男性「チ・ヒョンジュンが死んだのを、知っている人がいたのか…」</p>
<p><span style="color: #339966;">＃この男性、前にみたときに変だと思ったんですよね。訳ありだったのか…。それっきりこの件には触れず、こんな終盤で出してくるとは。</span></p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>病院の外へ出たところで、ようやくヒョンジュンはユナの手を離した。「ヒョンミに声を掛けるなって言ったろ」</p>
<p>ユナ「あんた、あの人に殺されたの？」<br />
ヒョンジュン「！」<br />
ユナ「あの人、あなたの財産も名前も全部奪ったの？」<br />
ヒョンジュン「関わるな」<br />
ユナ「あんた、それであの世へ行けないのね。あんたの振りして幸せに暮らしてるのが無念で」<br />
ヒョンジュン「放っておけよ」<br />
ユナ「放っておけるわけないじゃない！他人の人生奪って生きてるのに！」<br />
ヒョンジュン「どうしようもないだろ、僕はもう死んでるんだ。君だってそうやって幸せに生きてるじゃないか」<br />
ユナ「！」</p>
<p>※ユナは本来のキム・ユナではなく、クラスメイトの魂がユナの体に憑依しています。「他人の人生を奪って生きている」のは、ユナだって同じだと言っているのですね。</p>
<p>ユナ「…そうね。私だって他人の人生奪った分際で、出しゃばりすぎたわ」<br />
ヒョンジュン「そういうことじゃなくて…」<br />
ユナ「もう関わらないわ」</p>
<p>背を向けたユナを、ヒョンジュンは追いかけることが出来なかった。</p>
<h2>サンチェス応援団</h2>
<p>翌日。<br />
チャンソンは執務室からサンチェスに電話を掛けた。<br />
「変わりないよな？」ソル・ジウォンが出没していないか、気がかりだったのだ。</p>
<p>サンチェス（電話）「あぁ」<br />
チャンソン（電話）「やけに騒がしいな。誰かいるのか？」<br />
サンチェス「パク警部の足がまだ腫れてるからって、ミラさんがお前の部屋に泊めたんだ。俺はもう大丈夫だと思うんだが、ミラさんが具合の悪い人にはちゃんと食べさせなきゃって言って、食事中なんだ」</p>
<p>サンチェスも一緒になって食事をしているわけではない。<br />
パク警部の同僚たちも集まり、庭で陽気にピクニックしている光景を、サンチェスは遠巻きに眺めているだけだ。</p>
<p>サンチェス（電話）「パク警部の同僚が非番だからって訪ねて来てさ。せっかく来たんだから庭がいいって、スイカをお召し上がりだ」</p>
<p>「ミラが呼んだんだな」チャンソンが呆れて顔をしかめる。</p>
<p>サンチェス「チャンソン、家はもう安全だ。マンウォルがくれたお香のおかげで霊的にも安全だし、ミラが刑事さんたちを呼んだから、まぁ治安の心配もなくなったしな」<br />
チャンソン「ミラに変わってくれ。俺から言うから」<br />
サンチェス「いいって。一人でいたら憂鬱だろうって、ミラさんも気を使ってくれてるんだ。賑やかでいいよ。庭の芝生が傷まないか心配で、余計なことを考える暇もない」</p>
<p>「チャンソン、だから俺の心配はいらないぞ」そう言って、サンチェスは楽しげなミラたちに視線を向ける。<br />
ミラが差し出したスイカをパク警部が「あーん」と食べ、同僚たちにワッと茶化されているところだ。</p>
<p>サンチェス（電話）「ミラさんたち、仇同士みたいに毎日ケンカばかりだと思ってたけど、一緒にいるところを見ると、仲がいいな。心配なさそうだ。きっとすぐ家を出ていくさ」</p>
<p>「俺もスイカを食べに行かないと」サンチェスが電話を切ると、ちょうどミラが彼を呼んだ。「サンチェス！」</p>
<p>ミラ「刑事さんたちが買ってきてくれたメロン、食べましょうよ」</p>
<p>「一緒に食べましょう」パク警部たちが口々に誘う。</p>
<p>サンチェス「ミラさん、そのメロンはうちの冷蔵庫にあったやつだよ」</p>
<p>「そうだった？」ミラが笑うと、周りもどっと湧いた。</p>
<p>サンチェス「…。」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18484" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/14-03.jpg" alt="" width="650" height="600" /></p>
<p><span style="color: #339966;">＃このシーン、なんだかすごく良かった。この長い14話の中で唯一ホッと息がつける場面かも。ソンファの生まれ変わりを、こういうあっけらかんとした明るい性格に設定したバランス感覚、すごいと思う。</span></p>
<h2>マンウォルの抱える遺恨</h2>
<p>サンチェスとの電話を切ったところで、誰かが執務室の扉をノックした。<br />
入ってきたのは、客室長のソヒだ。</p>
<p>「以前、社長がホテルに招待した女性がいましたよね」ソヒはそう切り出す。<br />
ミラのことだ。</p>
<p>ソヒ「あの女性、ク支配人の友人だと聞きましたが」<br />
チャンソン「そうです」<br />
ソヒ「あの方の前世は社長と関係があるのですか？」<br />
チャンソン「…。」</p>
<p>彼の表情に、ソヒはうなずく。「悪縁だったのでしょうね」</p>
<p>ソヒ「社長がどんな事情を抱えているのか、私たちは一度も知ろうと思いませんでした。私たちのように、遺恨を晴らして旅立とうとしているわけではないと思っていたからです。ところが、社長を縛っている月霊樹に変化が起きました。きっとク支配人と、ク支配人の招いた縁が原因だと思っています」<br />
チャンソン「考えておられるとおりです」<br />
ソヒ「あの女性だけでなく、他の縁も…？」<br />
チャンソン「もうすでに繋がっている縁もあり、おそらく別の縁ももうずぐ。その人のことも… 僕が彼女のもとへ呼び寄せることになるでしょう」<br />
ソヒ「麻姑神がク支配人をここへ送り込んだのは、そういう理由だったのですね。それなら、ク支配人も前世で社長と縁があるのかもしれませんね」<br />
チャンソン「僕は違います」<br />
ソヒ「そうなのですか？変だわ。前世で何の縁もないのなら、なぜク支配人が選ばれたのかしら」<br />
チャンソン「…。」<br />
ソヒ「神のしたことですから、きっと理由があるのでしょう。いずれにせよ、最後には愛に繋がったのですから」<br />
チャンソン「今後も僕がそばにいます」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18485" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/14-04.jpg" alt="" width="650" height="600" /></p>
<p>ソヒが安堵したようにうなずく。「社長、不憫だわ」</p>
<p>ソヒ「一番辛い人に会うことになるのですから」</p>
<p><span style="color: #339966;">＃もともとソヒは頼もしい存在ですが、自身の山場を乗り越えてからは、さらに安心感が増しましたね。気遣いながらも決して立ち入らない、距離の取り方に感心します。</span></p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>庭園にやってきたマンウォルは、月霊樹の前に先客がいるのを見て、踵を返した。<br />
麻姑神（花売り）だ。<br />
「黙っていくことはないじゃないか」麻姑神が呼び止める。</p>
<p>マンウォル「話したくないの。好きなだけ花見をしたら、黙ってお帰りを」<br />
麻姑神「それでは… このまま見過ごすつもりなのかい？知らないふりをして」<br />
マンウォル「？」<br />
麻姑神「あやつに会ったではないか」</p>
<p>「！」マンウォルは恐る恐る振り返る。</p>
<p>麻姑神「避けることはできぬ。あやつはすでにお前のそばにいる」</p>
<p>「ようやく渡すときが来たね」麻姑神が差し出したのは… 血に染まった満月の装身具だ。</p>
<p>麻姑神「お前のものだ」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18472" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/14-05.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>装身具を受け取ったマンウォルの手は、小刻みに震えていた。<br />
チャンソンが夢で見たという、あの装身具に違いない。</p>
<p>マンウォル「ク・チャンソンだったの…？」<br />
麻姑神「そうだとしたら？受け入れられるか」<br />
マンウォル「そうなのかと訊いてるのよ！」<br />
麻姑神「1000年の待ち人が現れたのに、嬉しくないのか」<br />
マンウォル「！！！」<br />
麻姑神「あやつが現れれば殺して消滅すると豪語しておったが、今になって躊躇っておるのだな」</p>
<p>マンウォルは大きく息をつく。「だから…」</p>
<p>マンウォル「ク・チャンソンなのか訊いてるのよ」<br />
麻姑神「これほど久しく抱いてきた恨み、最後に訪れた愛で解いてみなさい」</p>
<p>「！！！」何という皮肉だろうか。「1000年憎み続けた人… ようやく愛した人として出会わせたの？」</p>
<p>麻姑神「お前がそこで何を見ることになるのか、私も気になるところだ」<br />
マンウォル「！」<br />
麻姑神「コ・チョンミョンと捉えて消滅するのか、ク・チャンソンと捉えて救われるのか。それはお前が選択することだ」</p>
<p>麻姑神が立ち去ると同時に、マンウォルの目から涙が流れ落ちる。<br />
彼女は受け取った装身具をぎゅっと握りしめた。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>沈んだ心を引きずるように廊下を歩いていると、向こうの角をチャンソンが曲がってくるのが見えた。</p>
<p>マンウォル「！」</p>
<p>「チャン・マンウォルさん？」チャンソンが心配そうに彼女を見る。<br />
そのとき、これまでチャンソンと過ごした何気ない瞬間が、まるでパズルのようにチョンミョンの記憶と重なった。</p>
<p>「これから俺と見る風景、全部違って見えるはずだ」<br />
「さっき一人で見ていたときより、一緒に見たほうが綺麗だな」</p>
<p>マンウォル「！！！」</p>
<p>悲しみと憎しみがふつふつとマンウォルの心の底から湧いてくる。<br />
彼女の心を読み取り、手に握りしめた装身具が短剣へと姿を変えた。<br />
まっしぐらにチャンソンへと駆け寄ると、迷うことなく短剣をその胸に突き立てた！</p>
<p>チャンソン「！」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18474" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/14-07.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>チャンソンの視線が彼女から胸の短剣へ移り、ふたたびゆっくり彼女へと戻る。<br />
震える手で、彼はマンウォルの肩を掴んだ。</p>
<p>チャンソン「信じてくれと… 言ったじゃないですか」<br />
マンウォル「！」</p>
<p>次の瞬間、彼の体は雪崩のように床へ崩れ落ちる。<br />
「ク・チャンソン…！」マンウォルの手から短剣が滑り落ちた。</p>
<p>… とそこで、マンウォルはハタと我に返った。「？」<br />
廊下はガランと静まり返り、他に誰の姿もない。<br />
なんという恐ろしい幻覚を見てしまったのだろうか…。</p>
<p>「社長？」後ろからやって来たソヒが声を掛ける。</p>
<p>マンウォル「…？」<br />
ソヒ「社長、なにかあったのですか？顔色が良くありません」</p>
<p>マンウォルは大きく息をつき、両腕で自分の体を抱えた。「たった今… 心のなかでク・チャンソンを殺したわ」</p>
<p>ソヒ「！」<br />
マンウォル「一番恨んでいる人物の生まれ変わりかもしれないの」<br />
ソヒ「きっと違います。ク支配人も違うとおっしゃっていましたわ」<br />
マンウォル「そうね。違うかもしれない。だけど、少しでも可能性がある以上、まともに顔を見られそうにないわ」<br />
ソヒ「どうなさるおつもりですか？」</p>
<p>マンウォルは手に握った装身具を見つめた。「私には絶対に殺せない」</p>
<p>マンウォル「恨みを解けと麻姑神に言われたわ。方法を考えないと」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>沈んだまま社長室に戻ると、今度は本物のチャンソンが彼女を待っていた。<br />
テーブルの上に甘い食べ物とお茶が用意されている。</p>
<p>チャンソン「あなたの好きな店で買ってきました。甘いものを食べれば、気分も良くなるでしょうから」<br />
マンウォル「…。」</p>
<p>「座ってください」チャンソンはいつもと変わらず、どこまでも優しい。<br />
と、彼の視線がマンウォルの手元に移った。「手に持っているものは？」<br />
満月の装身具だ。</p>
<p>チャンソン「これは… 僕が夢で見た装身具です」</p>
<p>マンウォルは小さく息をついた。「あんたの夢が呼び寄せたのね」</p>
<p>マンウォル「麻姑神から受け取ったの」<br />
チャンソン「夢で見たときは、血なんてついていませんでした」<br />
マンウォル「私の剣で死んだ… そう言ったでしょ」<br />
チャンソン「！」<br />
マンウォル「この血は私にまつわる恨みで満ちているわ」<br />
チャンソン「そんな不吉なものを、麻姑神はなぜ渡したんです？」</p>
<p>「ください。僕が持っています」チャンソンが手を伸ばす。<br />
マンウォルは彼をちらりと窺い、手を引っ込めた。「これは私が始末するわ」</p>
<p>マンウォル「血に染まった月なら… 始末しないと」<br />
チャンソン「！」<br />
マンウォル「麻姑神がいつも言ってるでしょ。月に満ちた恨みを… 解けと」<br />
チャンソン「出来るそうですか？」<br />
マンウォル「やらないと。血に染まった月を…呼び寄せてみるわ」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>チャンソンは死神に呼ばれ、トンネルの前に来ていた。</p>
<p>死神「そなたを呪っている怨霊を探しあてた」<br />
チャンソン「ソル・ジウォンですね。あいつの望み通り、より強い怨霊になったんですか？」<br />
死神「根拠もない恨みを糧にする怨霊が、望み通り強くなると思うか。ただ、ドブネズミの如く暗闇に潜むのみ」<br />
チャンソン「それは良かった」<br />
死神「隠れるばかりで、出てこないのだ。そなたの力を借りたい」<br />
チャンソン「？」<br />
死神「囮役が上手いと聞いてな。推薦者が誰なのかは言うまい」</p>
<p>「キム・ソンビさんですね」チャンソンの言葉に、死神がぎゅっと唇を噛みしめる。</p>
<p>チャンソン「業務能力を同僚に高く評価されたのだと思うことにしましょう」<br />
死神「これまで数多くの支配人がいた」</p>
<p>「そなたはその中でも…」死神はチャンソンに向かって、高々と人差し指を上げる。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18475" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/14-08.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>死神「私の評価だ」<br />
チャンソン「それはどうも」</p>
<p>死神は満足げにトンネルへ向き直った。</p>
<p>チャンソン「あなたは月の宿屋に最初からいらっしゃったのですか？」<br />
死神「如何にも。数多き亡者たちをここからあの世へ導いた」</p>
<p>チャンソンは先日出会った不思議な麻姑神の言葉を思い浮かべる。<br />
最初のお客様を大切にしろと、そう言われたのだ。</p>
<p>チャンソン「最初のお客様は誰だったのですか？」<br />
死神「？」<br />
チャンソン「ある麻姑神がおっしゃったんです。最初のお客様が一番重要だと」<br />
死神「ここの最初のお客は、まだホテルにいる」<br />
チャンソン「！」<br />
死神「ここにいる誰もが、そのかすかな光に気づいてもいない」<br />
チャンソン「お客様なのに、あり得ません」<br />
死神「私は答えをもたらす存在ではない。終わりへと導くだけだ」</p>
<p>「まずは」死神はどこか楽しげにチャンソンをみた。「怨霊を捕らえに行こう」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>血に染まった満月の装身具を手に、1000年前の自らと向き合っていた。<br />
彼女がいるのはソル・ジウォンのワインバーだ。</p>
<p>マンウォル「月の印があるから、あんたにあげようと思っていたのは確かね。貰ってさぞかし嬉しかったでしょうよ。私、そんなあんたが一番おぞましいわ」<br />
過去のマンウォル「…。」<br />
マンウォル「あの男が現れたら、あんたという地獄に投じて、一緒に消滅させるつもりだった」</p>
<p>マンウォルは虚しく視線を逸らす。「神の策略で出来なくなったわ」</p>
<p>マンウォル「皮肉なことに… また人を愛してしまったから」<br />
過去のマンウォル「…。」<br />
マンウォル「その愛を頼りに、あんたのこと見て見ぬ振りしようとしていたのに… 何が何でも私を引きずり込むつもりね」<br />
過去のマンウォル「…。」<br />
マンウォル「あんたをこの装身具に込めて、ここにある“屑かご”に放り込んでやるわ。思う存分暴れてちょうだい」<br />
過去のマンウォル「！」<br />
マンウォル「そうして私たち… 一緒に消滅しましょ」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18476" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/14-09.jpg" alt="" width="650" height="600" /></p>
<p>目の前でじっと彼女を見つめていた“過去のマンウォル”が、悪霊へと姿を変えていく。<br />
それを確かめると、マンウォルはバーの奥にある暗がりへ向かった。</p>
<p>マンウォル「ソル・ジウォン、出て来なさい。ここに隠れてるのはわかってる。死神が来るらしいわ」</p>
<p>カーテンの向こうの闇の中から、ソル・ジウォンが顔を見せる。<br />
その訝しげな表情に、マンウォルは小さく微笑んだ。「いたわね」</p>
<p>ジウォン「…。」<br />
マンウォル「偉そうなこと言ってたくせに、随分弱々しくなったのね」</p>
<p>「あんたにくれてやるものがあるの」そう言って、マンウォルは血に染まった装身具を差し出した。</p>
<p>マンウォル「これを喰らいなさい。そして… 悪霊になるのよ」</p>
<p>ジウォンは血に染まった装身具をさっと掴んだ。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>マンウォルに遅れて、死神とチャンソンもジウォンのワインバーに到着した。</p>
<p>チャンソン「結局は自分のいたところに潜んでいたんですね」<br />
死神「闇の中にいる。お前に気づけば出て来るだろう」</p>
<p>「？」カウンターのスツールに腰掛けているマンウォルに気づき、チャンソンはハッと表情を変える。「あなたも来ていたんですか」</p>
<p>マンウォル「先に来てたの」<br />
チャンソン「もう捕まえたんですか？」<br />
マンウォル「放してやったわ」<br />
チャンソン「？」<br />
マンウォル「あんた、危ないわよ。あいつにスペシャルな贈り物をしたから」</p>
<p>彼女の意図を理解できず、チャンソンは身をこわばらせる。</p>
<p>マンウォル「死神も本気で捕まえないと。あいつ、すごく強力になって、大暴れするかもしれないわ」<br />
死神「…。」<br />
チャンソン「何をするつもりなんです？」<br />
マンウォル「ク・チャンソン、麻姑神にあんたがあの男だって言われたわ」<br />
チャンソン「！！！」<br />
マンウォル「あんたを殺さなきゃいけないけど…殺せない。すごく好きだから」<br />
チャンソン「…。」<br />
マンウォル「だけど、守るつもりもないわ。殺してやろうと1000年以上待っていたのに、いまさら守ってあげたりしたら、私の恨みがあまりに馬鹿みたいだもの」</p>
<p>「あの怨霊が悪霊となれば、力を与えたお前も消滅することになろう」死神が言う。</p>
<p>マンウォル「構わないわ」<br />
チャンソン「！」<br />
マンウォル「麻姑神たちはあんたのこと気に入ってるから、悪霊に殺される前に助けに来るはずよ」<br />
チャンソン「そして、あなたは消滅すると？」<br />
マンウォル「私は結局あんたを利用した。こんなのが愛だなんて、悲しいわね」</p>
<p>愕然としているチャンソンの前を、マンウォルはすっとすり抜けた。<br />
慌てて追いかけたものの、彼女の姿はもうそこにはない。</p>
<p>チャンソン「…！」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>デルーナに戻ってみると、ホテルの中は真っ暗になっていた。<br />
明かりがすべて消えており、職員たちはろうそくを手に集まる。</p>
<p>ソンビ「チャン社長に何かあったのか？」<br />
チャンソン「誤解があるようです。今どこに？」<br />
ソヒ「月霊樹の庭園に向かいました。入り口が塞がれていて、誰も入れません」<br />
チャンソン「…。」</p>
<p>++-+-+</p>
<p>チャンソンが訪ねたのは、麻姑神の薬房だ。<br />
いつも静かに薬を仕込んでいる2番めの麻姑神がいた。</p>
<p>チャンソン「本当なんですか？」<br />
麻姑神（薬房）「？」<br />
チャンソン「僕はチャン・マンウォルさんがあれほど憎んでいた… あの人なんですか？」<br />
麻姑神「姉さんがそんなことを言うはずはないわ」</p>
<p>「そやつは… ここにいるから」そう言って、彼女はゆっくりと視線を移し、そばに置いてある瓶を見た。<br />
中で、ホタルが仄かに光っている。</p>
<p>チャンソン「！」<br />
麻姑神「君も会ったことがあるはずだ」</p>
<p>そうだ。<br />
チャンソンはデルーナでこのホタルを見たことがある。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18477" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/14-10.jpg" alt="" width="650" height="600" /></p>
<p>窓ガラスをなんなく通り抜け、すっと消えたと思ったら、人間のシルエットが浮かび上がったのだ。</p>
<p>チャンソン「これが… あの人だなんて！」<br />
麻姑神「こやつが月の宿の最初の客だ」<br />
チャンソン「！… チャン・マンウォルさんのところへ連れて行きます」<br />
麻姑神「チャン・マンウォルの消滅を阻止することが先ではないか」<br />
チャンソン「！」<br />
麻姑神「チャン・マンウォルが悪霊に渡したものを探しなさい。あやつが事を起こせば、取り返しがつかぬ」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ソル・ジウォンは再び得た力で悪巧みを働こうとしていた。<br />
最後に殺した女性の夫に取り憑き、職場に火を放とうとしたところを、チャンソンが発見する。</p>
<p>ジウォン「来たか」<br />
チャンソン「…。」<br />
ジウォン「少し遊んでから会いに行くつもりだったが、急いでるようだな。どうやって見つけた？」<br />
チャンソン「あの装身具の持ち主のおかげだ」</p>
<p>「あぁ、これ？」ジウォンが手に持った満月の装身具を掲げてみせる。</p>
<p>チャンソン「取り返しに来た。返してくれ」</p>
<p>「どうやって？」ジウォンがにやりと笑うと。「お前はその前に死んじまうのに」</p>
<p>チャンソン「！」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>月霊樹の庭園にいるマンウォルの前に、麻姑神がやって来た。<br />
霊を裁く、死の麻姑神だ。</p>
<p>死の麻姑神「結局こうして会うことになるとは」<br />
マンウォル「…。」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>懸命に戦うも、新たな力を得たジウォンの前に、生身のチャンソンは全く歯が立たなかった。<br />
それでも立ち上がるチャンソンに、ジウォンは笑う。「まだやるつもりか」</p>
<p>ジウォン「いつまで耐えられるかな」<br />
チャンソン「時間を稼いでいたんだ」<br />
ジウォン「？」</p>
<p>「もういい頃だ」チャンソンは空を見上げる。「月が出て来たな」<br />
雲が流れ、月が顔を出そうとしていた。</p>
<p>チャンソン「彼女が理由もなくお前に装身具を渡したと思うか？彼女は俺を守ると言ったろ」<br />
ジウォン「…？」<br />
チャンソン「そこに満月の印があるだろう。月が姿を現せば、それを持っているお前はおしまいだ」<br />
ジウォン「出まかせを言うな！」<br />
チャンソン「死んでも終わらないと言ったろ。俺は止めた。お前は死を選んだが」<br />
ジウォン「…。」<br />
チャンソン「お前を待っているのは、もっと惨い地獄だ」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18478" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/14-11.jpg" alt="" width="650" height="600" /></p>
<p>「じゃあな、ソル・ジウォン」チャンソンが別れの言葉を吐く。<br />
ジウォンが満月の装身具を投げ捨てると、チャンソンがすぐさまそれを拾い上げた。<br />
「騙したのか！」ジウォンがチャンソンの首を締め上げる。</p>
<p>チャンソン「うっ！」<br />
ジウォン「黙って死ね！」<br />
チャンソン「騙してなんかない。お前は本当におしまいだ」<br />
ジウォン「？」</p>
<p>そのときだ。<br />
向こうから黒マントに身を包んだ3つの影が近づいてくる。<br />
ソンビたちだ。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18479" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/14-12.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>ソヒ「私も以前は髪を振り乱し、鬼哭の声を上げたものだ」<br />
ソンビ「3人合わせて770年。死んで間もないひよっこが調子に乗りおって！」</p>
<p><span style="color: #339966;">＃さっぱりわからんが、突っ込んじゃいけない演出。</span></p>
<p>「装身具を持って、早くホテルへ」ソヒに促され、チャンソンはその場を急いで離れた。<br />
3人にジリジリ追い詰められたジウォンは、逃げようとした拍子に今度こそ死神に捕らえられる。</p>
<p>死神「私が捕まえた」<br />
ソンビ「捕まえたも同然だったじゃないか」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>月霊樹の前で、死の麻姑神が裁きを下そうとしていた。</p>
<p>麻姑神「怨霊に力を与え、悪霊にしようとしたのだ。見過ごすわけにはいかぬ」<br />
マンウォル「私の根底にある一番悲惨な地獄… 悪霊にくれてやったわ」<br />
麻姑神「ならばここにいるお前は何だ？」<br />
マンウォル「…。」<br />
麻姑神「再び流れ始めた時間の中で、芽を出し、花を咲かせ、散っていく… 悲しい月なのか」</p>
<p>「…消滅させてちょうだい」マンウォルは力なく言い捨てた。</p>
<p>麻姑神「！」</p>
<p>そこへチャンソンが飛び込んできた。「駄目です！」<br />
「取り戻しました」チャンソンは満月の装身具を差し出す。</p>
<p>チャンソン「（麻姑神に）もう消滅させる理由はありません。帰ってください」<br />
マンウォル「（麻姑神に）黙って消滅させて！」<br />
チャンソン「！」</p>
<p>マンウォルとチャンソンの視線がぶつかりあう。</p>
<p>チャンソン「わかりました。消滅すればいい」<br />
マンウォル「…。」<br />
チャンソン「そんなに地獄にいたいなら、僕がそっちへ行きましょう。僕があの人になってあげますよ」</p>
<p>チャンソンは満月の装身具をマンウォルの手に握らせる。</p>
<p>チャンソン「僕を殺してください」<br />
マンウォル「！」</p>
<p>彼女が見つめると、装身具は短剣へと姿を変えた。</p>
<p>チャンソン「死んでもいいという決意で、そばにいると約束しました」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18480" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/14-13.jpg" alt="" width="650" height="600" /></p>
<p>強い視線が、無言のまま混じり合う。<br />
そして… マンウォルの手から滑り落ちた短剣は、地面に届いた瞬間元通りの姿に戻った。</p>
<p>チャンソン「あなたの待っている人は、ホテルにいます」<br />
マンウォル「？」<br />
チャンソン「ここまで耐えたんだから、血に染まった月に何があったのか、聞くといい」</p>
<p>「そうすれば、あなたの恨みを解くことができる」チャンソンはそう言ってマンウォルを励ました。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>「ここがあの世なのか？」ソル・ジウォンはデルーナに案内されていた。<br />
悪霊と化していたときの恐ろしい形相は、すっかり消えている。</p>
<p>ソヒ「あなたの見るあの世は、このように素敵なところではないでしょう。旅立つ前に、会ってもらう方々がおられます」<br />
ジウォン「俺が？」</p>
<p>「お客様がお待ちです」ソヒがある部屋の前で立ち止まった。</p>
<p>ソヒ「その方々のためのスペシャルサービスです」<br />
ジウォン「地獄なのか？」<br />
ソヒ「入ってみればわかりますわ」</p>
<p>中へ入ると、ジウォンはぎょっと身を固めた。<br />
7人の霊が待ち構えていたのだ。</p>
<p>女性の霊「あんたが私たちを殺したときの最後の挨拶、覚えてる？」<br />
ジウォン「…。」<br />
女性の霊「Hello、ソル・ジウォン」</p>
<p>「わああああ！」扉の中から聞こえてくるジウォンの悲鳴に、ソヒは眉をひそめた。</p>
<p>ソヒ「防音工事が必要ね」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ここで一旦区切ります。<br />
14話は1時間31分ありまして、この時点でもう56分！^^;;;<br />
今回、抽象的なセリフが多く、単語は簡単なのに解釈に悩んで、余計に時間がかかりました。</p>
<p>マンウォルの紆余曲折については、よくわからないですね。<br />
長年の恨みをジウォンを悪霊にするエネルギーに使ってしまおうとしたのは、なぜなんでしょう。<br />
ジウォンがどう行動するかによって、チャンソンの安否が全く変わってしまうのに、なぜ他人任せにしたのか、納得のいかないところです。<br />
「私には殺せない。でも、守るつもりもない」というセリフ通りの選択だとは思うんですが…マンウォルらしくないというか、ちょっと悶々としたものが残ります。</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://drama.keepthewish.net/2020/08/16/%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%8a14%e8%a9%b1%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%99%e3%81%98%ef%bc%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e8%a8%b3%ef%bd%9e%e5%89%8d%e7%b7%a8/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>2</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ホテル・デルーナ13話あらすじ＆日本語訳～後編</title>
		<link>https://drama.keepthewish.net/2020/08/08/%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%8a13%e8%a9%b1%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%99%e3%81%98%ef%bc%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e8%a8%b3%ef%bd%9e%e5%be%8c%e7%b7%a8/</link>
					<comments>https://drama.keepthewish.net/2020/08/08/%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%8a13%e8%a9%b1%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%99%e3%81%98%ef%bc%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e8%a8%b3%ef%bd%9e%e5%be%8c%e7%b7%a8/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[drama_yujina]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 08 Aug 2020 12:31:54 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ホテルデルーナ 〜月明かりの恋人〜]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://drama.keepthewish.net/?p=18444</guid>

					<description><![CDATA[IU（イ・ジウン）、ヨ・ジング主演のtvNドラマ『ホテル・デルーナ（호텔 델루나 ）』13話、後半のあらすじを、セリフの日本語訳もまじえて紹介していきます。 それで遺恨は晴らせるのか デルーナに戻るなり、マンウォルはチャ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>IU（イ・ジウン）、ヨ・ジング主演のtvNドラマ『ホテル・デルーナ（호텔 델루나 ）』13話、後半のあらすじを、セリフの日本語訳もまじえて紹介していきます。</p>
<p><span id="more-18444"></span></p>
<h2>それで遺恨は晴らせるのか</h2>
<p>デルーナに戻るなり、マンウォルはチャンソンに出くわした。<br />
何となく気まずくて、さっと目をそらす。</p>
<p>チャンソン「どこへ行ってたんです？」<br />
マンウォル「え？ちょっと… サンチェスに謝りに」<br />
チャンソン「一人で？一緒に行こうと思ってたのに」<br />
マンウォル「さっさと済ませたかったのよ」</p>
<p>チャンソンがニッコリ微笑む。「立派です」</p>
<p>マンウォル「…別に」<br />
チャンソン「ありがとうございます。友人に気を遣ってくれて。いい人になりましたね」</p>
<p>「ク・チャンソン」マンウォルの表情がにわかにこわばった。</p>
<p>マンウォル「あんたは花まで咲かせて随分私のことを変えたけど、根底からひっくり返せはしない。期待しないで」<br />
チャンソン「またあなたの“お荷物”になるようなことまでしなきゃいけませんか？」<br />
マンウォル「違うわよ！私、何もしてないわ。嘘じゃない。だから、何か起きたって私のせいじゃないから」</p>
<p>何だか様子のおかしいマンウォルを、チャンソンは冷静に見つめた。「…。」</p>
<p>チャンソン「今日はお客様が多くて忙しいんです。退勤前に寄りますから、また後で」<br />
マンウォル「…。」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>誰もいない閉店後の薬局。<br />
ユン氏最後の子を宿した女性が、お腹をおさえて倒れてしまった。<br />
床に血が流れている。<br />
唯一それを見ていたのは… 外出して様子を見に来たユン・スンボムだ。</p>
<p>彼はデルーナに戻り、ソヒにすがった。「助けてください！」</p>
<p>ソヒ「？」<br />
スンボム「このホテルにはこの世の用事を引き受けてくれる、人間の支配人がいると聞きました」<br />
ソヒ「何事です？」<br />
スンボム「恋人の具合が悪いんです。助けてくれる人が誰もいなくて。このままではお腹の子も危険です！」<br />
ソヒ「…。」</p>
<p>ソヒは無表情のまま、素早く考えを巡らせた。「部屋にお戻りください。私が支配人と同行してお助けします」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>廊下を曲がったところでソヒを待ち受けていたのは、マンウォルだ。</p>
<p>マンウォル「…。」<br />
ソヒ「支配人を呼ぶつもりはありません。一族の血が途絶えるよう、見ぬふりをします」<br />
マンウォル「客室長がどうしようと、止めるつもりはないわ」</p>
<p>「いよいよ全てが終わるのですね」ソヒが声を震わせる。</p>
<p>マンウォル「一族の血が途絶える瞬間を、その目で見てきたらどう？」<br />
ソヒ「！」<br />
マンウォル「居場所はわかってるんだから、ただ見ていればいい。何もしなければいいのよ」</p>
<p>気を高ぶらせたソヒが大きく息をつく。</p>
<p>マンウォル「誰かさんに言われたわ。それを見届けたからといって、遺恨は晴れないだろうって」<br />
ソヒ「…。」<br />
マンウォル「それは間違ってるって、客室長が示してくれる？」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ソヒは薄暗い薬局の中で、床に倒れている女性をじっと見下ろしていた。</p>
<p>ソヒ「…。」</p>
<p>額に汗を滲ませ、女性は「私の赤ちゃん…」とうわ言のように声を漏らす。</p>
<p>私の赤ちゃん…<br />
赤ん坊を抱いて途方に暮れていた自分の姿が重なり、ソヒは思わず身を震わせる。</p>
<p>ソヒ「…！」</p>
<p>最後まで耐えることが出来ず、ソヒは後ろのマンウォルを振り返ると、首を横に振った。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18457" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/13-01.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>ソヒ「支配人に知らせてください。この人が危険だと」<br />
マンウォル「！」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>デルーナのロビー。<br />
母子ともに無事だとチャンソンから報告を受け、ソヒはフラフラとソファに座り込んだ。</p>
<p><span style="color: #339966;">＃このときソヒに目が行きがちだけど、キチンと前で手を組み直し、姿勢を正すチャンソンが素敵なのよ</span></p>
<p>「本家の長男に嫁いだものの…」ソヒが絞り出すように話し始める。</p>
<p>ソヒ「私はなかなか子宝に恵まれませんでした。歳を重ねてからやっと生まれた子は… 女の子で」</p>
<p>女の子は後継ぎにはなれない。<br />
そのため、夫は別の女性の腹を借りて後継ぎを作ることとなった。</p>
<p>ところが、占術師の言葉がソヒをさらなる地獄に突き落とす。</p>
<p>『男の子が生まれるためには、先に生まれた女の子がいてはなりません。女の子が男性陣の運気を邪魔しています』</p>
<p>哀れなソヒの娘は、何日も水一滴与えられず、納屋に閉じ込められた。<br />
ソヒは全く無力のまま我が子を失い、精神を病んだ上、彼女自身も夫によって殺されたのだ。<br />
彼女は心に決めた。<br />
ユン氏の家門が潰えるのを、この目で見届けると。</p>
<p>ソヒ「…あれほど心に決めたのに、さっきあのお腹の子が駄目になるのを、最後まで見ていられませんでした」</p>
<p>そう言って、ソヒはむせび泣いた。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>マンウォルはチャンソンの言葉を何度も反芻した。</p>
<p>「お腹の子がいなくなれば、全て解決するんでしょうか」</p>
<p>200年もの間ユン氏の血が途絶えるのを心待ちにしていたソヒの選択は、マンウォルに衝撃を与えたのだ。</p>
<p>マンウォル「あんたの言うとおりだったわ。私が間違っていたから、一つ教えてあげる。イ・ミラが危険よ」<br />
チャンソン「？！」</p>
<h2>皮肉な因縁</h2>
<p>ミラが映画を見に行ったと聞き、チャンソンたちは家の近くの映画館に駆けつけた。<br />
もう上映が始まっているのか、ミラの電話は電源が切れていて繋がらない。</p>
<p>マンウォル「そんなに慌てることないわよ。あの怨霊、人を殺したりはしないわ」<br />
チャンソン「…。」</p>
<p>「せいぜいちょっと怪我させる程度よ」目を逸したまま、マンウォルはきまりが悪そうにブツブツとつぶやいた。</p>
<p>チャンソン「ミラが傷つくのを見たくて、僕に黙っていたんでしょう。それなのにどうして？」<br />
マンウォル「…。」<br />
チャンソン「客室長を見て、あなたの“根底”が揺らいだんですか？」</p>
<p>「そうよ！」マンウォルは半ば開き直ったように答える。「心がガタガタ音を立てたわ」</p>
<p>そこへ声を掛けたのは、当のミラだ。「二人で映画でも見に来たの？」</p>
<p>チャンソン「君は？」</p>
<p>「運がよろしいこと」マンウォルがぷいっとそっぽを向く。</p>
<p>ミラ「すっぽかされちゃったわ」</p>
<p>恋人のパク・ヨンス警部は仕事が終わらず、遅くなるとメッセージが入ったのだ。</p>
<p>ミラ「一人で入ったんだけど、ムカついて出てきちゃった」<br />
チャンソン「ここには来てなかったようだな。良かった」<br />
ミラ「どこがいいのよ？！彼氏が来なくて最悪の気分なのに、どこかの変態が後ろから“Hello~”なんて言うんだから！」<br />
チャンソン「！」<br />
マンウォル「来てたのは確かみたいね」<br />
チャンソン「ヨンスさんは？本当に来てないのか？」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ミラと入れ違いになったパク・ヨンスは、暗い上映室の階段を降りながら、彼女を探していた。</p>
<p>と…</p>
<p>ヨンス「…？」</p>
<p>後ろに妙な気配を感じ、彼はゆっくりと振り返ってみる。<br />
そこに立っていたのは、どす黒く変わり果てた殺人鬼ソル・ジウォンだった。</p>
<p>ヨンス「！！！」</p>
<p><span style="color: #339966;">＃この瞬間、ジウォンの霊が見えてたってことだね。</span></p>
<p>「わぁあ！」彼は思わず叫び声を上げ、その拍子に階段を転がり落ちる。<br />
そこへ駆けつけたマンウォルは、またしてももう少しのところでジウォンを取り逃した。<br />
彼女の手を逃れ、消えてしまったのだ。</p>
<p>「Hello、ク・チャンソン」チャンソンの耳元でジウォンの声が響くと、スクリーンにシルエットがあらわれた。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18449" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/13-03.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>チャンソン「！」<br />
ジウォン「俺のこと探してるのか？ははは、面白い。頑張って探せよな」</p>
<p>次の瞬間、明かりがついて室内の様子があらわになった。<br />
マンウォルの視界に飛び込んできたのは、目の前で倒れている男性の姿だ。</p>
<p>マンウォル「……ヨヌ！」</p>
<p>「ヨンスさん！！！」先に走ってきたミラの叫び声に、マンウォルは踏みとどまった。</p>
<p>ミラ「ヨンスさん、大丈夫？！」</p>
<p>ミラの恋人というのは… まさか…<br />
マンウォルは愕然と立ち尽くした。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>「ヨヌとソンファが… どうして一緒にいるの？」混乱するマンウォルに、チャンソンは冷静に答えた。</p>
<p>チャンソン「ヨヌではなくパク・ヨンスさん、ソンファではなくイ・ミラです」<br />
マンウォル「…。」<br />
チャンソン「二人は恋人同士で、ミラを通じてヨンスさんに出会ったんです」<br />
マンウォル「…！」<br />
チャンソン「あなたを混乱させると思って、わざと黙っていました。とても憎い人と、とても恋しい人だから」</p>
<h2>沈まぬ月</h2>
<p>デルーナに戻ったマンウォルは、長い間月齢樹の前に佇んでいた。<br />
彼女にとっては長年の遺恨であっても、ミラやヨンスにとっては記憶にもない前世の出来事だ。<br />
やり過ごしなさいと言う、麻姑神の言葉が蘇る。</p>
<p>マンウォル「…。」</p>
<p>そこへやってきたチャンソンは、物憂げなマンウォルの横顔を見て湿った溜息を漏らした。「複雑な心境ですか」</p>
<p>マンウォル「一番恋しい人と一番憎い人は恋人になり… 殺したい人を殺したって恨みは晴れないっていうじゃない」<br />
チャンソン「あのとき、あなたは彼を殺せなかったんですか？」<br />
マンウォル「…死んだわ。あの男はあの日、死んだ」</p>
<p>～～～～～～～～</p>
<p>チョンミョンとソンファ姫が結婚した日。<br />
初夜の寝室に忍び込み、ソンファを殺したマンウォルは、あとから入ってきたチョンミョンと激しく刀をぶつけ合った。</p>
<p>怒りに満ちたマンウォルの気迫に押されたチョンミョンは、刀を落とし、とうとう背中に斬りつけられたしまう。</p>
<p>チョンミョン「！」</p>
<p>マンウォルの刀の刃先が、チョンミョンの喉元に突きつけられた。<br />
万事休すか…。</p>
<p>チョンミョン「生きていたんだな…」<br />
マンウォル「生き延びたのよ。あんたを殺しに来るっていう約束を守るためにね」</p>
<p>チョンミョンは小さく微笑んだ。「やるじゃないか、マンウォル」<br />
喉元の刃先に視線を落とすと、そこには「満月」と彼女の名前が刻まれている。</p>
<p>チョンミョン「字を覚えたんだな」<br />
マンウォル「…。」<br />
チョンミョン「ヨヌが彫ってくれたのか。ヨヌは手先が器用だったよな…。」</p>
<p>「俺に向けられた刃は、ヨヌのものでもあるんだろうな」チョンミョンの声は、悲しみに震えていた。</p>
<p>マンウォル「まだまだ他にもいるわ。あんたはそれを全部受け止めて、苦しんで死ぬのよ」</p>
<p>「…。」彼女をまっすぐに見つめるチョンミョンの目に、涙がにじむ。「俺は… また君に会えて嬉しい」</p>
<p>マンウォル「！」<br />
チョンミョン「君は美しい新婦として俺を迎え入れ… 俺は恋しかった君に触れる…」</p>
<p>チョンミョンはゆっくり彼女へと歩みを進める。</p>
<p>マンウォル「黙って！」<br />
チョンミョン「…。」</p>
<p>チョンミョンは慎重に間合いをはかると、自らに向けられた刃先を素早く両手でつかみ…<br />
体ごと思い切り飛び込んだ。「！！！」</p>
<p>刃が貫く鋭い音と共に、マンウォルは倒れてきた彼の体を抱きとめる。</p>
<p>チョンミョン「これが… 俺たちの最後だ」</p>
<p>チョンミョンは力を振り絞り、腕を彼女の背中に回すと… 後ろ髪を優しく撫でた。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18458" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/13-05-1.jpg" alt="" width="650" height="600" /></p>
<p>マンウォル「！！！」</p>
<p>「わぁああ！！！！」混乱したマンウォルは、チョンミョンを思い切り振りほどいた。<br />
はずみで刃先がさらに彼の体を斬りつけ、返り血がマンウォルを赤く染める。</p>
<p>マンウォル「あんたの手下、全員殺してやるわ。この城だって燃やしてやる！それが私とあんたの最後なんだから！あんたには全部見てもらうわ」<br />
チョンミョン「君を想いながら… 俺は沈まぬ月となって、君を見守ろう」</p>
<p>チョンミョンは苦しげに何度か体をぴくりと震わせると、そのまま動かなくなった。</p>
<p>マンウォル「！！！」</p>
<p>殺そうと息巻いてやってきた当の男は死んだ。<br />
それなのに、この悲しみは何だ。<br />
呆然と立ち尽くす彼女を、空に浮かぶ満月が静かに見ていた。</p>
<p>～～～～～～～～</p>
<p>マンウォル「あの日、私は復讐心に駆られて大勢の人を殺したわ。仲間の死体は引き取ることもできなかったから、遺品を棺桶に収めて、“月の宿屋”を探し歩いたの。追手が来れば斬り、また斬って… とうとう月の宿屋に辿り着いた私が見たのは… 血に染まった自分だった」<br />
チャンソン「…。」<br />
マンウォル「罪は重く、憎しみは深い…。それが私の“根底”よ。あの男が現れたら、その“根底”に引きずり込んで、消滅処分になるつもりだった」</p>
<p>ずっと黙って聞いていたチャンソンが口を開く。「代わりに僕が来たじゃないですか」</p>
<p>マンウォル「…。」<br />
チャンソン「あなたの苦しみの根底をひっくり返すことは出来ないけれど、そこから引っ張り上げてあげたいんです」</p>
<p>チャンソンは彼女の手を取り、優しく抱き寄せた。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>「客室長！客室長！」走ってきたキム・ソンビが、あの世行きのバスに乗ろうとしていたソヒを呼び止めた。</p>
<p>ソンビ「行くつもりなのか？黙って行くなんて！これでも200年一緒にいたのに」<br />
ソヒ「…。」<br />
ソンビ「寂しいじゃないか！」</p>
<p>「行きませんわ」ソヒは視線を逸らす。「死神に車の清掃を頼まれただけです」</p>
<p>ソンビ「そうだったのか？死神の管轄なのに、なぜうちの職員に掃除をさせるんだ」</p>
<p>「もう終わりましたから」ソヒは無表情で言い放ち、歩き始める。</p>
<p>ソンビ「それじゃあ行かないんだね？」<br />
ソヒ「男の子か女の子か、まだわかりませんから。見届けないと」<br />
ソンビ「私としたことが、みっともなく駆けつけてしまった」<br />
ソヒ「カクテルを一杯作ってくださいな。キツイのを頼みます」<br />
ソンビ「お安い御用ですよ」</p>
<p><span style="color: #339966;">＃一人で旅立つつもりだったんだな…。</span></p>
<h2>チャンソンを連れ戻したのは…</h2>
<p>生きた人間の子どもがデルーナの中へ入ってきた。<br />
亡くなった母親がデルーナに宿泊しており、夢想通話サービスでデルーナのことを聞いたのだ。<br />
母親は前日あの世へ旅立ち、行き違いとなってしまった。</p>
<p>生きた人間のことはチャンソンに頼むしかない。<br />
ソヒがチャンソンを連れて来ると、ロビーにいたはずの子どもの姿はなかった。</p>
<p>ソヒとチャンソン、そしてソンビは3手に分かれて探し始める。<br />
宿泊客から「子どもがあの世行きの乗車場の方へ向かった」と聞いたチャンソンは、慌てて走った。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>「待ってください！」全速力で走ったものの、チャンソンの目の前で車はあの世行きのトンネルへ消えていった。</p>
<p>どうしよう…<br />
悩んでいる暇はない。<br />
チャンソンは意を決してトンネルの中へ足を踏み入れた。</p>
<p>走って、走って、<br />
チャンソンは途方に暮れて立ち止まった。<br />
どれだけ走っても何も変わらない。<br />
トンネルが続いているだけなのだ。</p>
<p>チャンソン「閉じ込められたのか？」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>人間の子どもが入ってきたことが、ソヒからマンウォルに伝えられた。<br />
マンウォルがロビーへ出動したちょうどそのとき、ソンビが子どもの手を引いて戻ってくる。「見つけましたぞ」</p>
<p>ソンビ「乗車場のそばにいました。大変なことになるところでしたよ」</p>
<p>マンウォルは懸命に怒りを抑えた。「ヒョンジュンを呼んで。ク・チャンソンに子どもを送るように行って頂戴」</p>
<p>ソヒは男の子の目線に合わせ、腰をかがめた。「ここはあなたの来るところじゃないわ」</p>
<p>ソンビ「あそこは恐ろしいところなんだぞ」<br />
男の子「男の人が入っていったけど」<br />
ソンビ「？」</p>
<p>「何ですって？」マンウォルが目を見開く。「どんな男の人？」</p>
<p>男の子「スーツを着た男の人が入っていったんだ」<br />
マンウォル「！」<br />
男の子「出てくるかと思って見てたんだけど、出てこなくて」</p>
<p>「！」ソヒが立ち上がる。「ク支配人が入ったのでは！」</p>
<p>ソンビ「人間が入って道に迷ったら…」</p>
<p>マンウォルは駆け出した。</p>
<p><span style="color: #339966;">＃走り方が勇ましすぎて惚れる。</span></p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>どこまでも続くトンネルの中を、チャンソンはそれでも歩き続けるしかなかった。<br />
息が上がり、喉が乾く。<br />
次第に意識が曖昧になり、視界もぼやけてきた。</p>
<p>そのときだ。</p>
<p>小さなホタルが彼の前に現れる。</p>
<p>チャンソン「…？」</p>
<p>彼の前を何度も行き来して羽音を立てていたホタルは、そのうち仄かな人影となり… チャンソンを包んだ。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18452" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/13-06.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>マンウォルがトンネルの前に辿り着いたそのとき、そこにチャンソンの姿はなかった。</p>
<p>マンウォル「ク・チャンソン…！」</p>
<p>いったいどうすれば…<br />
彼女が躊躇っていると、トンネルの奥から足音が聞こえてきた。</p>
<p>チャンソンだ！自らの足で戻ってきたのだ。<br />
「ク・チャンソン！」マンウォルは思わず彼にしがみついた。</p>
<p>マンウォル「戻ってこないかと思ったじゃない」</p>
<p>「…。」何も言わないまま、チャンソンはゆっくりと彼女の背中に腕を回し…<br />
後ろ髪を優しく撫でた。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18454" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/13-08.jpg" alt="" width="650" height="600" /></p>
<p>マンウォル「…！！！」</p>
<p>その手の感触を、彼女は確かに知っている。<br />
それは…</p>
<p>マンウォルは恐る恐る体を離し、チャンソンの顔を見た。</p>
<p>マンウォル「あんた…… 誰なの？」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18455" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/08/13-09.jpg" alt="" width="650" height="600" /></p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ここでエンディングです。</p>
<p>チョンミョンの過去のシーンから、このラストシーンへ繋がるくだりは、私的には伝説級と言ってもいいくらい好みです。<br />
こういうの大好き！<br />
1000年以上ホタルになって彼女を見守ってきて、いざ姿をあらわすのが、彼女の愛するチャンソンを危機から連れ戻すこのタイミングだなんて。<br />
しかも、過去のシーンで死に際に頭を撫でるところをちゃんと見せておいて、ここへ繋ぐとは演出が憎すぎます。</p>
<p>チャンソンとは少し違っているシャープな表情も、気づいた瞬間ハッとするマンウォルもいい。<br />
チャンソンの手は少し骨ばっていて力強いけれど、チョンミョンの手はしなやかで繊細。その違いもたまらないよなー。</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://drama.keepthewish.net/2020/08/08/%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%8a13%e8%a9%b1%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%99%e3%81%98%ef%bc%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e8%a8%b3%ef%bd%9e%e5%be%8c%e7%b7%a8/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ホテル・デルーナ13話あらすじ＆日本語訳～前編</title>
		<link>https://drama.keepthewish.net/2020/07/19/%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%8a13%e8%a9%b1%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%99%e3%81%98%ef%bc%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e8%a8%b3%ef%bd%9e%e5%89%8d%e7%b7%a8/</link>
					<comments>https://drama.keepthewish.net/2020/07/19/%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%8a13%e8%a9%b1%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%99%e3%81%98%ef%bc%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e8%a8%b3%ef%bd%9e%e5%89%8d%e7%b7%a8/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[drama_yujina]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 19 Jul 2020 06:35:06 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ホテルデルーナ 〜月明かりの恋人〜]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://drama.keepthewish.net/?p=18431</guid>

					<description><![CDATA[IU（イ・ジウン）、ヨ・ジング主演のtvNドラマ『ホテル・デルーナ（호텔 델루나 ）』13話のあらすじを、セリフの日本語訳もまじえて紹介していきます。 200年の遺恨 一人の男性客がデルーナを訪れた。 彼を見た瞬間、ちょ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>IU（イ・ジウン）、ヨ・ジング主演のtvNドラマ『ホテル・デルーナ（호텔 델루나 ）』13話のあらすじを、セリフの日本語訳もまじえて紹介していきます。</p>
<p><span id="more-18431"></span></p>
<h2>200年の遺恨</h2>
<p>一人の男性客がデルーナを訪れた。<br />
彼を見た瞬間、ちょうどフロントに居合わせたソヒが顔色を変える。「！」</p>
<p>ソヒ「お客様、私が案内いたします」</p>
<p>エレベーターの中で、ソヒが前を見たまま口を開いた。「お客様」</p>
<p>ソヒ「ポムチョン市にお住まいの溟州ユン氏の長男、ユン・スンボム様でいらっしゃいますね。年齢は42」<br />
ユン・スンボム「えぇ、そうです」<br />
ソヒ「未婚でいらっしゃいますわね」<br />
ユン・スンボム「はい。結婚はしていません」</p>
<p>「そうでしたか」そう言って、ソヒは口角をピクリと上げた。</p>
<p>ソヒ「長男が子を残さずに死んでしまうとは… 一族の皆様はさぞかし絶望なさっていることでしょう」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ソンビは廊下で真っ黒な喪服に身を包んだソヒに出くわした。「客室長？」</p>
<p>ソヒ「…。」<br />
ソンビ「チャン社長かと思ったではないか。そのような格好で何を？」<br />
ソヒ「キム儒生、私、じきに旅立つことになりそうです。200年の恨みをこれから晴らしに行きます」<br />
ソンビ「ということは…？」<br />
ソヒ「死んだのです。一族の最後の息子が死んで、お客様としてここへ。憎くてたまらないユン氏の途絶える日が、ついに来ました」<br />
ソンビ「…。」<br />
ソヒ「溟州ユン氏が血の涙を流すのを、この目で見届けてきますわ」<br />
ソンビ「42年前のようなことは、なりませぬぞ」<br />
ソヒ「あのときは怒りで、今回は嬉しくて行くのです」<br />
ソンビ「…。」</p>
<h2>あの世へと続く橋</h2>
<p>マンウォルはチャンソンの家にいた。（※12話ラストシーンからの続き）</p>
<p>チャンソン「サンチェスはまだ店にいるそうです」<br />
マンウォル「… サンチェスに“ごめん”の一言だけ言えばいいんでしょ」</p>
<p>チャンソンがうなずく。</p>
<p>マンウォル「あぁ、一杯飲めば上手く言えるのに」</p>
<p>チャンソンは持ってきた炭酸水の蓋を開け、マンウォルに差し出した。「炭酸水だから、シャンペンだと思って」</p>
<p>マンウォル「（一口飲み）なかなかキツい炭酸ね。焼酎ないの？これで割ってよ。結構イケそう」<br />
チャンソン「イケそうなら、シャンペンは今後これに変えましょう」<br />
マンウォル「私からシャンペンとキャビアを奪うのは、ピザからソースとピクルスを抜くのと同じよ」<br />
チャンソン「…。」</p>
<p>「ピザの話をしたら、またサンチェスが心配になっちゃった」マンウォルはポツリと呟いた。<br />
チャンソンがかすかに微笑む。「…。」</p>
<p>マンウォル「買い物に出ましょ。デパート閉まっちゃうわ」<br />
チャンソン「なぜ脈略もなく買い物の話が？」<br />
マンウォル「謝るんでしょ。手ぶらで行って“サンチェス、ごめん”ってやるのと、何かいいもの買って行って、“サンチェスぅ、ごめんね…”ってやるのとじゃ、全然違うわ」<br />
チャンソン「あなたが買い物したいだけじゃないですか」<br />
マンウォル「（ムスーッ）」<br />
チャンソン「サンチェスには、ベロニカは無事旅立った、あの世へ続く橋までしっかり見送った、そう言ってやればいいんです」<br />
マンウォル「あの世へ続く橋？チッ、私もまだ行ったことないのに、どうやって見送るのよ」<br />
チャンソン「行ったことないんですか？」<br />
マンウォル「行ったことあれば、今ここにいないわ。あの橋に足を踏み入れたら、絶対戻っては来られない」<br />
チャンソン「！」<br />
マンウォル「まぁ、今頃サンチェスの恋人も橋を渡ってるところだって、そう言ってあげればいいと思うわ」<br />
チャンソン「まだ渡っている途中？そんなに長い橋なんですか？」<br />
マンウォル「こことは時間の流れが全く違うの。橋を渡り終えて、あの世へたどり着くまでの短い時間が、この世の時間で言えば49日よ。<strong>橋を渡る間に、この世の記憶が一つ一つ消えるんですって。帰路を断たれて戻れないんじゃない。記憶が全部消えるから、戻ってこないの</strong>」<br />
チャンソン「…。」<br />
マンウォル「サンチェスの恋人も、今頃橋を渡りながら、サンチェスの記憶を一つずつ失っているはずよ」<br />
チャンソン「…残された人にとっては寂しいことですね」</p>
<p>「…。」マンウォルは改めてまっすぐにチャンソンを見上げる。「ク・チャンソン」</p>
<p>マンウォル「私、一つだけ約束するわ」<br />
チャンソン「？」<br />
マンウォル「もし私がその橋を渡ることになって、いろんなものが消えてしまったとしても、最後まであんたを守る」<br />
チャンソン「…。」<br />
マンウォル「まぁ、あの世に行ってしまったら保証はできないけど、あんたのことは最後の1歩まで忘れないから」</p>
<p>「…。」2人の視線がお互いを捉えたまま、ゆっくりと混じり合う。<br />
チャンソンが頷いた。「えぇ」</p>
<p>チャンソン「あなたは1300年も徳を積んできたんだから、きっと出来ますよ。信じます」</p>
<p>マンウォルもホッとしたように頷いた。</p>
<p>チャンソン「ところで、どうやって覚えておくんです？」<br />
マンウォル「そうねぇ、ク・チャンソンは私が“人でなし”にならないように、やってくれたことがたくさんあるわ。車もみんな売っちゃったし、ヨットも買わせてくれなかったし、カードも没収されたし、シャンペンを炭酸水に変えようなんて妙なことも言うし」<br />
チャンソン「…。」</p>
<p>「あはは」マンウォルが乾いた笑い声を上げる。「くだらないことばかり」</p>
<p>チャンソン「あなたのために僕がしたことには違いないですね」<br />
マンウォル「特にそうやってカッコつけるところは絶対忘れないから」<br />
チャンソン「！」<br />
マンウォル「もしかしたら“ク・チャンソン”よりも“ハーバード”の方を最後まで覚えてるかも」<br />
チャンソン「（憮然）」</p>
<p>「あれ？」マンウォルはふと机の上に置いてある小物に目を留めた。「これ、私のだわ」<br />
満月の印が刻まれている。</p>
<p>チャンソン「えぇ。あなたの好きなお香だから、もう一度注文しようと思ったんですが、販売元がなくなっていて。探そうと思って持って来たんです」<br />
マンウォル「ホテルの備品をネコババしたのかと思ったわ」<br />
チャンソン「そうかもしれませんね」<br />
マンウォル「？」<br />
チャンソン「（部屋をぐるっと指し）念の為によく見てください。他にあなたのものがないか」</p>
<p>「ホントに私のものをネコババしたの？」マンウォルがキョロキョロとあたりを見回した。<br />
チャンソンはこっそり手のひらに何か記すと、マンウォルの前で手のひらを広げてみせる。</p>
<p>彼の手のひらに、満月の印が大きく描かれていた。</p>
<p><span style="color: #339966;">＃自分にリボンつけて「はい、プレゼント」ってやる女と同じ（　ﾟдﾟ）</span></p>
<p>マンウォル「？」<br />
チャンソン「ここにあるじゃないですか。チャン・マンウォルさんのもの」</p>
<p>マンウォルが吹き出したのを見て、チャンソンもいたずらっぽく笑う。</p>
<p>チャンソン「刻印効果です。“くだらない支配人”でも“カッコつけてるハーバード”でもいいですけど、今こうして笑顔で見つめている男のことも覚えていてください」</p>
<p>マンウォルが彼の手に自分の手のひらを合わせ、指を絡ませる。「そうね」</p>
<p>チャンソン「こういう瞬間を覚えておくんですよ」</p>
<p>そう言って明るく笑う彼に、マンウォルも静かに微笑みを返した。</p>
<h2>42年前に何が？</h2>
<p>ヒョンジュンからの連絡で、マンウォルとチャンソンはデルーナへ戻っていた。</p>
<p>ヒョンジュン「男性のお客様がいらしてから客室長の様子がおかしかったんですが、そのお客様は客室長の仇一族、最後の息子だそうです」<br />
マンウォル「…。」<br />
チャンソン「その方の葬儀場へ向かったんですか？」<br />
ヒョンジュン「はい。ソンビさんも心配していらっしゃって。社長、42年前のような事件はもう起こしませんよね？」</p>
<p>「…。」マンウォルは腕を組み、考え込んだままだ。</p>
<p>チャンソン「42年前、何があったんです？」<br />
マンウォル「客室長チェ・ソヒが、危うく悪霊になって消滅するところだったの」<br />
チャンソン「あの物静かな客室長が？」<br />
マンウォル「死んだ娘の墓に、一族の人間たちが手を出したの」</p>
<p>～～～～～～～～</p>
<p>42年前。</p>
<p>当時、一族最後の息子ユン・スンボムは母親のお腹の中にいた。<br />
逆子だ。<br />
ソヒの娘の墓がユン氏を祟っているので、墓を壊さない限り無事出産できないと、占い師が言い出したのだ。（</p>
<p>代々この墓には手を出すなと言われていたものの、大事な跡取りのためなら仕方ない。<br />
墓を堀り始めたそのとき…<br />
怒りを爆発させたソヒが妨害したのだ。</p>
<p>『やめるのだ！我が子の墓に手を出すな！お前たち一族、みな死ぬがよい！根絶やしにしてやろう！！！』</p>
<p>危うく一族を皆殺しにするところだったのを、死神が阻止した。</p>
<p>～～～～～～～～</p>
<p>ヒョンジュン「あの日、死神より先に麻姑神が来ていたら、客室長は消滅なさっていたでしょうね。死神と社長が交渉して、客室長はあの世へ連れて行かれることなく、ここでまた働けることになったんです」<br />
チャンソン「（うなずく）」<br />
ヒョンジュン「あのとき、庭園の花を10ヶ月無料で提供したんですよね」</p>
<p>「12ヶ月よ」マンウォルが憮然として言った。</p>
<p>ヒョンジュン「そうだった。あのときは庭園の花もすっかり枯れ上がったし、当時の支配人は社長のお金を全部食いつぶすし、最悪の貧乏状態だったんです。社長が鎌片手に葛根を掘りに行く姿、懐かしいなぁ」<br />
マンウォル「思い出すんじゃないわよ！」<br />
チャンソン「42年前に生まれた息子が子どもを残さずに死んだんですね」<br />
ヒョンジュン「葬儀で一族の人に会っても、何事もないですよね？」<br />
マンウォル「200年の願いが叶う場よ。何事もないわ」<br />
ヒョンジュン「そうなれば、客室長もじき旅立たれるでしょうね」<br />
マンウォル「…。」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>葬儀が執り行われているのを、ソヒはそっと確かめた。<br />
200年待ち望んだ瞬間にしては、実に静かだ。<br />
戻ろうとしたそのとき、お腹の大きな女性が現れる。</p>
<p>ソヒ「？」</p>
<p>ユン・スンボムは未婚ではあるものの、彼の子をお腹に宿した女性がいたのだ。</p>
<p>ソヒ「お腹の子が男の子なら… 溟州ユン氏の代は続くことになるわ」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18440" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/07/209.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ソンビがユン・スンボムから聞き出したところによると、両親に結婚を反対されて別れた後、恋人の妊娠がわかったのだという。</p>
<p>ソンビ「だから、まだあの世へ行けないそうな」<br />
マンウォル「客室長、失望してるでしょうね」<br />
ソンビ「あのお客様も不憫だが、我が子を失った無念で200年も旅立てない客室長とは比べ物になりますまい」<br />
マンウォル「…。」</p>
<p>「花が散っているそうですな」ソンビが話の続きのように切り出した。<br />
「…。」マンウォルは何も言わず、グラスに手を伸ばす。</p>
<p>ソンビ「止められぬのですか」<br />
マンウォル「…。」<br />
ソンビ「誰より客室長がもどかしそうで」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ロビーのソファで悲しみに沈むソヒに、誰かが温かい紅茶を差し出した。<br />
「ずいぶん心配しました」頭上でチャンソンの声がする。</p>
<p>ソヒ「人を殺めるのではないかと？」<br />
チャンソン「客室長が傷つきはしないかと」</p>
<p>「ク支配人が気になさることではありません」そう言って、おもむろに振り返ったソヒは、ギョッとしてのけぞった。</p>
<p>ガオーーッ<br />
そこに立っていたのは、虎だ。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18439" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/07/208.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p><span style="color: #339966;">＃あぁ、チャンソンも脚本も最高。ここで使うのか！</span></p>
<p>ソヒ「何ですか？その風変わりな服は」<br />
チャンソン「虎です」<br />
ソヒ「そ、そんな服を一体どこで？」<br />
チャンソン「プレゼントされたのを、今日着てみました。いかがです？」</p>
<p>ソヒは視線を逸し、小声で言った。「可笑しいですわ」</p>
<p>ソヒ「どうしたんです？さっさと着替えてくださいな」<br />
チャンソン「これでもブランド品らしいんですけど」</p>
<p>「ブランド品だからって」ソヒは立ち上がった。</p>
<p>チャンソン「そんなに変ですか？これじゃ出歩けませんね」<br />
ソヒ「当然です。お客様に笑われるわ」<br />
チャンソン「お客様を見送る時、この服を着ましょうか。笑って旅立てるように」（←このセリフで確信犯だとわかるね</p>
<p>「！」ソヒは思わずチャンソンの胸をドンと叩く。「ホテルの品格を落とさないで！」</p>
<p>ソヒ「そうだわ。403号室のお客様はもうお発ちに？お見送りするつもりだったんですが」<br />
チャンソン「客室長に会ってからお発ちになりたいと。今から乗車場へどうぞ」</p>
<p>「本当にその格好で見送りに行かないでくださいな」ソヒはもう一度念を押し、いつものように悠々と歩き出した。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>並んで歩いていくソヒたちを、マンウォルとソンビは遠巻きに見守った。</p>
<p>ソンビ「ク支配人が自ら道化となって、客室長を和ませたようだ」</p>
<p>「絶対に着るもんかって言ってたのに… こんなところで使うなんて」マンウォルの顔に笑みが滲む。</p>
<p>ソンビ「会長の孫娘との仲立ちが失敗した理由を問うてみたら、他に想い人がいるそうです」<br />
マンウォル「…。」<br />
ソンビ「いやはや… 彼の想い人は幸せ者だ」<br />
マンウォル「そうね。幸せよ」</p>
<p>「チャン社長がなぜ幸せなんだ」笑ったソンビは、次の瞬間ヒィと声を上げた。「！」</p>
<p>マンウォル「わかったら二度と野暮な真似しないで」<br />
ソンビ「野暮な質問ですが… チャン社長も？」<br />
マンウォル「花が散るのを止められないのかって質問だけど… 無理ね」</p>
<p>「幸せすぎるからかな」マンウォルは独り言のように言った。「止まらないの」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>「ク・チャンソン！」マンウォルが彼の執務室へやって来たときには、チャンソンはすでに虎の武装を脱ぎ捨てていた。</p>
<p>マンウォル「何よ、もう着替えちゃうなんて。記念写真撮ろうと思ったのに」<br />
チャンソン「着てはみましたけど、記念写真は撮りたくないですね」<br />
マンウォル「なんで？私はすごく気に入ったのに。今度はゼブラ柄のを選んであげる」<br />
チャンソン「お好きにどうぞ。虎だろうがシマウマだろうが」</p>
<p>「カッコよかったわ」マンウォルの言葉はとても率直だ。</p>
<p>マンウォル「客室長の前にいた虎、白頭山の虎よりカッコよかった」</p>
<p>チャンソンが黙って微笑む。</p>
<p>マンウォル「やっぱりク・チャンソンは一流のホテルマンだわ」<br />
チャンソン「忘れていたんです。客室長もここで傷を癒やして旅立っていただくべき、お客様の一人だって」<br />
マンウォル「古いお客様よ。遺恨の深い…」<br />
チャンソン「一族が途絶えるまで見届けたいという深い遺恨。それが呪いになることもあるんですか？」<br />
マンウォル「？」<br />
チャンソン「望み通り、あの一族に良くないことが起きたんですから」<br />
マンウォル「全てのことには報いがある。災いを招いたのは、それだけ深い遺恨を抱かせた報いね」<br />
チャンソン「200年も経ったのに？」<br />
マンウォル「死人に時間なんて無意味よ」<br />
チャンソン「…。」<br />
マンウォル「遺恨を抱いたまま200年、500年経つこともあるわ」</p>
<p>「1000年経つことも…」マンウォルはポツリと付け加えた。</p>
<p>マンウォル「<strong>いつ遂げられるかもわからない思いに縛られて、ずっと待ち続けることも… 一種の呪いかもしれないわね</strong>」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18441" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/07/210.jpg" alt="" width="650" height="700" /></p>
<p><span style="color: #339966;">＃このマンウォルの言葉の前に、ソヒたち3人がそれぞれの持ち場で淡々と過ごす様子が挟んである。</span><br />
<span style="color: #339966;"> 気が遠くなるほど長い時間を、こうして待っていたんでしょう。こういう描写がとてもいいです、このドラマ。</span></p>
<p>チャンソン「今でも… あの人が来るのを待っているんですか？」<br />
マンウォル「ク・チャンソン、もしあの男が来たら、さっき客室長にしてやったみたいに、虎になってくれる？」</p>
<p>「…。」チャンソンは腰を一気にかがめ、マンウォルの顔を覗き込む。「信じてって言ったでしょう？」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18435" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/07/211.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p><span style="color: #339966;">＃この半分吐息の優しい했잖아요がもうたまらん！！！（語尾フェチ</span></p>
<p>チャンソン「何だって叶えます」</p>
<p>チャンソンはまだ満月の印が残っている手のひらを広げてみせた。「あなたのものだから」</p>
<p>「そうね」マンウォルはニッコリ笑い、パンッと手のひらを合わせる。「さぁて！」</p>
<p>マンウォル「ってことで、あれを着て虎が好きなカルビタンを食べに行きましょ」<br />
チャンソン「虎が好きなのは小豆粥でしょう？」<br />
マンウォル「誰がそんなこと？」<br />
チャンソン「あなたですよ。虎は小豆粥だって」<br />
マンウォル「そんなわけないでしょ、ベジタリアンじゃあるまいし。虎なら牛くらい捕まえなきゃ」</p>
<p>「さぁ行きましょ！」マンウォルは部屋の隅に掛けてある虎スーツを手にとった。「ほら、これ」</p>
<p>チャンソン「嫌です！」<br />
マンウォル「着ないつもりなら、今着てるもの全部剥ぎ取っちゃうわよ」</p>
<p>チャンソンが密かにニヤリとする。「お好きにどうぞ」</p>
<p>チャンソン「脱がせてどうするんです？」<br />
マンウォル「！！！」<br />
チャンソン「あなたの手に負えないと思うけど」</p>
<p>心臓が大きく鳴り響いて、マンウォルは思わず手に持った虎のスーツをギュッと抱きしめた。「…。」</p>
<p>チャンソン「カルビタンは明日にしましょう。サンチェスの顔を見に行かないと」<br />
マンウォル「…。（スーツをギューッ）」<br />
チャンソン「何やってるんです？」</p>
<p>「関係ないでしょ！」恥ずかしくて、マンウォルはクルリと背を向けた。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18437" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/07/213.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p><span style="color: #339966;">＃このシーンのマンウォルはもう最高にキュートだし、“どこまでわざと言ってるのかな”的なチャンソンの狙いに翻弄されるのも最高に楽しい。</span></p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ソンビとヒョンジュンは並んで月齢樹を見上げていた。<br />
花が咲くまでに1000年以上かかったのに、それほど早く散ってしまうはずがない… そう信じたかった。</p>
<p>そこへ、小さな光がジジジっと音を立てる。</p>
<p>ヒョンジュン「蛍だ！」<br />
ソンビ「木に変化が起きてから、ときどき見かけるようになった」<br />
ヒョンジュン「花が咲いたから蛍が来たんですね。ここに入って来られるなんて」<br />
ソンビ「はて。ホテルの中だから、生きているわけではあるまい」<br />
ヒョンジュン「ク支配人が言ってたのは、あれのことかな」<br />
ソンビ「ん？」<br />
ヒョンジュン「訊かれたんです。蛍のような霊もいるのかって。それにしても、どうして1匹しかいないんだろう。寂しいな」</p>
<p>蛍は最近になって現れたわけではない。<br />
目につかなかっただけだ。<br />
誰にも気づかれぬまま、この長い年月ずっとマンウォル見守っていたのだった。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18436" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/07/212.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<h2>麻姑神の不思議な教え</h2>
<p>翌日。<br />
カルビタンでお腹がはち切れそうになったマンウォルは、薬局で胃薬を探していた。<br />
でも、本当の目的は別のところにある。<br />
チャンソンがカウンターにいる女性に視線を移した。「お腹の中にいるのが、その一族の子なんですね？」</p>
<p>マンウォル「そうよ。絶えたばかりと思っていたら、しぶとく生き残って、客室長をガッカリさせたの。お腹の子さえいなくなれば、客室長の遺恨も晴れるのに」</p>
<p>「…。」チャンソンがゆっくりマンウォルに向き直る。「本当にそうでしょうか」</p>
<p>マンウォル「？」<br />
チャンソン「<strong>お腹の子がいなくなれば、全て解決するんでしょうか</strong>」<br />
マンウォル「…それなら、今ここで死産にさせてみる？」<br />
チャンソン「…。」<br />
マンウォル「見たところ、あまり容態も良くないようだけど」</p>
<p>確かにそうだ。<br />
お腹が痛むようで、苦しそうな表情を浮かべている。<br />
「…。」チャンソンは迷わずそばに近寄り、陳列の手伝いを申し出た。</p>
<p>マンウォル「客室長の仇なのに…聞き分けないんだから」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>駐車場へ出てきたところで、2人はある人物に出くわした。<br />
初めて会うのに、どこか見覚えのある顔だ。</p>
<p>チャンソン「あの方も麻姑神では？」</p>
<p>彼女を見るなり、マンウォルは大喜びで身をよじらせた。「オンニ～♪」</p>
<p>マンウォル「ムンスクがいたときはよく来てたのに、最近ちっとも来ないんだから。おかげで全然儲からないわ。ちょこちょこ来てくれないとぉ」<br />
リッチな麻姑神「この子ったら。最近忙しくてね。今も開業セレモニーに出掛けるところなの」<br />
マンウォル「まぁ、どこだか知らないけど、きっとそこは上手くいくわね」<br />
リッチな麻姑神「若い人たちがそこの事務所で“コンピューター事業”を始めてね」<br />
マンウォル「コンピューター事業？」<br />
リッチな麻姑神「えぇ、コンピューター事業。頑張ってるから応援してるのよ」</p>
<p>リッチな麻姑神の視線が、後ろでおとなしくしているチャンソンに移った。「そちらは？」</p>
<p>リッチな麻姑神「新しい支配人？」</p>
<p>チャンソンが端正に頭を下げる。<br />
「はじめまして」セレブ麻姑神が手を差し出した。</p>
<p>マンウォル「（ヒソヒソ）さっさと握手しなさい。お金が入ってくるから」</p>
<p>「！」チャンソンが秒速で手を握る。「ク・チャンソンです！」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18438" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/07/214.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>リッチな麻姑神「お客様にしっかり対応なさい。特に“一人目のお客様”」<br />
チャンソン「一人目のお客様ですか？」<br />
リッチな麻姑神「とても重要よ」</p>
<p>「では」リッチな麻姑神は背を向けた。「マンウォル、あなた最近キレイになったわ」</p>
<p>どこか不思議な人だ。<br />
去っていく麻姑神の後ろ姿を、チャンソンはじっと見つめた。</p>
<p>マンウォル「あんた、お金持ちになるわよ。財の神が握手に教訓までくれるなんて」<br />
チャンソン「財の神だったら、“麻姑婆”じゃなくて、“オンニ～”なんですか」<br />
マンウォル「そりゃそうよ。イケメンなら“オッパ～”、金持ちなら“オンニ～”」<br />
チャンソン「それなら、これから僕のことオッパって呼んでもらわないと」<br />
マンウォル「（笑）そうね。あんた金持ちになるから、オンニ～って呼んであげる。行きましょ、ク オンニ～」</p>
<p>※オンニ＝女性が年上の女性に親しみを込めて呼ぶ言葉。オッパ＝女性が年上の男性に親しみを込めて呼ぶ言葉。</p>
<h2>怨霊は闇から闇へ</h2>
<p>死神は懸命に怨霊を捜索している最中だ。</p>
<p>ソンビ「ホテル内に社長や職員の把握していない霊がいるのか」<br />
死神「存在を露わにしない存在も存在する意味があり、もともと存在するあり方で存在できるようにするのが、私という存在の出した答えだ」<br />
ソンビ「素直にわからないと言えばいいものを。その殺人鬼の霊がどこにいるか、おわかりで？」<br />
死神「怨霊を捕らえるのは容易ではない」<br />
ソンビ「それもわからないんだな。うちのお客様が7人、ヤツを捕まえるまでは旅立てぬと待っておられるのだ」</p>
<p>バーのテーブル席で霊が7人。カウンターを恨めしそうに見つめている。</p>
<p>死神「時間が掛かればバスをリムジンに変えてやろう」<br />
ソンビ「先手を打つおつもりか」<br />
死神「怨霊は闇から闇へと身を潜める」</p>
<p>「…。」ソンビが眉をひそめた。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ユナが楽しくショッピングしている店内。<br />
一番奥の暗がりに… 誰かの目が。</p>
<p>『光の作った影ではないところに暗闇があれば、そこに奴らはいる』</p>
<p>勤務中、病院の廊下でミラが恋人に電話をしている。「映画に遅れちゃ駄目よ。また遅れるなら来なくていいから！」<br />
背後で僅かに開いた扉の向こうに… 誰かの目が。</p>
<p>『深く暗い隙間から視線を感じたら、そこだ』</p>
<p>サンチェスがピザ屋のホールで携帯を見つめている。<br />
恋しいベロニカの写真だ。<br />
薄暗い厨房で、なぜかコンロのスイッチが入った。<br />
コンロの上には、なみなみと水の注がれた大きな寸胴鍋が乗っている。</p>
<p>外した指輪を取りに厨房に入ったサンチェスは、突然耳元でささやき声が聞こえ、驚いて手に取った指輪を落としてしまった。</p>
<p>「Helllo、サンチェス」<br />
「？！」</p>
<p>指輪を拾おうとコンロの下にかがみ込むと、同時にコンロの水が沸騰し、グラグラと鍋が揺れ始める。<br />
危ない！</p>
<p>次の瞬間、反対側の調理台に置いた携帯が鳴り出した。</p>
<p>発信者は…<br />
『ベロニカ』</p>
<p>立ち上がってサンチェスが電話を掴むと、コンロの鍋が倒れ、熱湯があたり一帯に溢れる。</p>
<p>サンチェス「！！！」</p>
<p>間一髪だった。<br />
一瞬でも遅れていれば、サンチェスの頭上から熱湯が降り注いだのだ。<br />
暗がりで見守っていた黒い存在が、闇に消えていった。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>「惜しいところで取り逃がした」バーに現れたマンウォルに、死神が状況を告げる。</p>
<p>死神「そなたがそばにいるからク・チャンソンには近づけずに、周辺の人々を狙っているようだ」<br />
マンウォル「…。」<br />
死神「近いうちに捕まえるが、念の為、注意するよう伝えてくれ」<br />
マンウォル「キム儒生、ユナはずっとヒョンジュンと一緒にいるのよね？」<br />
ソンビ「今も一緒です」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>マンウォルが最初に向かったのは、一人でいるサンチェスの元だ。<br />
彼は帰宅して家にいた。<br />
「火傷したんですって？」マンウォルが薬の袋を差し出す。</p>
<p>サンチェス「…ありがとう。火傷したこと、どうして知ってるんだ？チャンソンにも知らせてないのに」<br />
マンウォル「情報提供者がいたの」<br />
サンチェス「誰？」<br />
マンウォル「死神」<br />
サンチェス「あぁ、君はそういう方面とも交流があるんだな。僕はとんでもない人と相互フォローしてたんだ…」</p>
<p>「これを焚いて」マンウォルはお香の袋を差し出す。「当分は暗いところに行っちゃ駄目」</p>
<p>サンチェス「僕が火傷したのって、運が悪かったからじゃないよな？」</p>
<p>マンウォルは小さく頷く。</p>
<p>サンチェス「君のホテルにも行ったんだから、何だって信じるよ。言うとおりにする」<br />
マンウォル「…。」<br />
サンチェス「ありがとう」</p>
<p>その言葉に、マンウォルは少しビクリとしたようにサンチェスを見た。</p>
<p>マンウォル「…ごめんね」<br />
サンチェス「…。」<br />
マンウォル「あのとき、優しく言えずに捻くれてしまって」<br />
サンチェス「僕だって本当にベロニカに届けてもらえるとは思ってなかった。無理にでもそう信じたかったんだ」</p>
<p>サンチェスの机の上に写真立てが置いてある。<br />
チャンソンと2人で撮った写真だ。「サンチェスはク・チャンソンの一番の親友よね」</p>
<p>マンウォル「そのうち… ク・チャンソンにサンチェスのような悲しいことが起きたら、サンチェスが慰めてあげて」</p>
<p>「…。」サンチェスは何も言わず、頷いた。「お香は全部の部屋で焚いてね」</p>
<p>サンチェス「全部の部屋？ミラさんの部屋でも焚くように言わないとな」</p>
<p>「あの女もいたわね…」マンウォルが呟いた。</p>
<p>マンウォル「死んだソル・ジウォンってイ・ミラとも知り合いなの？」<br />
サンチェス「あぁ、アメリカでね」<br />
マンウォル「今どこに？」<br />
サンチェス「恋人がいるんだ。一緒に観るって映画館に行ったよ」<br />
マンウォル「映画館… 真っ暗な場所だわ」<br />
サンチェス「サンチェスとはただの友だちだ。ミラさんの恋人、すごくイイ男なんだから。写真見る？」</p>
<p>写真を取りに行って戻ってくると、もうそこにマンウォルはいなかった。</p>
<p>サンチェス「もういないのか。歩いて行き来してるわけじゃないんだな。それにしても、ミラさんに恋人がいなかったら、マンウォルに酷い目に遭わされただろうな」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ここで一旦区切ります。<br />
信じられないような不思議なことを、素直なサンチェスがそれなりに理解していく様子が、とてもいじらしいです。</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://drama.keepthewish.net/2020/07/19/%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%8a13%e8%a9%b1%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%99%e3%81%98%ef%bc%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e8%a8%b3%ef%bd%9e%e5%89%8d%e7%b7%a8/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ホテル・デルーナ12話あらすじ＆日本語訳～後編</title>
		<link>https://drama.keepthewish.net/2020/07/13/%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%8a12%e8%a9%b1%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%99%e3%81%98%ef%bc%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e8%a8%b3%ef%bd%9e%e5%be%8c%e7%b7%a8/</link>
					<comments>https://drama.keepthewish.net/2020/07/13/%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%8a12%e8%a9%b1%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%99%e3%81%98%ef%bc%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e8%a8%b3%ef%bd%9e%e5%be%8c%e7%b7%a8/#comments</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[drama_yujina]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 13 Jul 2020 14:50:08 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ホテルデルーナ 〜月明かりの恋人〜]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://drama.keepthewish.net/?p=18411</guid>

					<description><![CDATA[IU（イ・ジウン）、ヨ・ジング主演のtvNドラマ『ホテル・デルーナ（호텔 델루나 ）』12話、後半のあらすじを、セリフの日本語訳もまじえて紹介していきます。 怨霊と化した殺人鬼 ジウォンが屋上から飛び降りたのを見て、チャ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>IU（イ・ジウン）、ヨ・ジング主演のtvNドラマ『ホテル・デルーナ（호텔 델루나 ）』12話、後半のあらすじを、セリフの日本語訳もまじえて紹介していきます。</p>
<p><span id="more-18411"></span></p>
<h2>怨霊と化した殺人鬼</h2>
<p>ジウォンが屋上から飛び降りたのを見て、チャンソンは慌てて階段を駆け下りる。</p>
<p>マンウォル「…。」</p>
<p>背後に気配を感じて振り返ると、霊となったジウォンが立っていた。</p>
<p>マンウォル「私が見えるようになったのね」<br />
ジウォン「本当だ。死んだら終わりじゃなかったんだな」<br />
マンウォル「あんたは霊になったの。ク・チャンソンは望んでなかったけど、私はさっさとくたばればいいと思ってたわ」</p>
<p>「…。」ジウォンは自分の手を不思議そうに見つめる。</p>
<p>マンウォル「生きてる人間に手を出すわけにはいかないけど、あんたみたいな怨霊なら、話は別」<br />
ジウォン「怨霊？」<br />
マンウォル「あんたにはゴミ収集車がお似合いよ。粉々にしてやるわ」<br />
ジウォン「！」<br />
マンウォル「ゴミクズになってあの世へ行きなさい」</p>
<p>握った黒い扇子を力いっぱいジウォンに突きつけると、黒い妖気を発し、ジウォンを飲み込もうとする。<br />
が、何らかの力がバリアとなり、マンウォルの攻撃を跳ね返した。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18419" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/07/199.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>マンウォル「どういうこと？何が邪魔してるのよ？！」<br />
ジウォン「願いが通じたんだ！みんなが俺の呪いを応援してる！」</p>
<p>ジウォンはHellloサイトにこう書き込んでいた。</p>
<p>『命と引き換えに、私の人生を台無しにした人間ク・チャンソンを呪う』</p>
<p>それに共感する返信が殺到していたのだ。</p>
<p>マンウォル「穢らわしい力を貰ったってわけね」<br />
ジウォン「ク・チャンソンを守ってるあんたは何者なんだ？」<br />
マンウォル「黙りなさい、このクズ。臭うわ」<br />
ジウォン「！」<br />
マンウォル「あんたを包んでる穢らわしい力を剥いで、ずたずたに引き裂いてやる。期待してなさい」</p>
<p>「もっとデカくなってやる」ニヤリとして挑発すると、ジウォンは背を向けた。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>チャンソンが駆けつけたのは、病院の裏口前で息絶えた、ソル・ジウォンの遺体のもとだ。<br />
遺体はその場にいた警察によって、速やかに回収された。</p>
<p>パク警部「ソル・ジウォンによるHellloサイトへの書き込みは、直ちに削除措置を取りました。ただ、それまでに拡散されたものはどうしようもありません。申し訳ない」<br />
チャンソン「パク警部に非はありません。では、僕はもう帰ってもいいですか？」<br />
パク警部「はい」</p>
<p>会釈して背を向けたチャンソンを、パク警部が呼び止めた。「あの」</p>
<p>チャンソン「？」<br />
パク警部「ワインバーに女性が一緒にいらっしゃいませんでしたか？」<br />
チャンソン「…。」<br />
パク警部「ワインバーから電話があったんですが、電話の主が死んだイ・ドヨンさんだとか何とか…」<br />
チャンソン「…。」<br />
パク警部「そんなことあり得ませんけど、ひょっとしてと思って」<br />
チャンソン「ご本人かもしれませんね」<br />
パク警部「？」<br />
チャンソン「僕は霊を信じています。転生も」</p>
<p>「あぁ、転生」パク警部は少し困ったように笑った。</p>
<p>チャンソンは彼が手元に広げている手帳に視線を落とす。<br />
捜査のメモだろうか。絵が描いてある。</p>
<p>チャンソン「絵がお上手ですね。手先が器用だ」<br />
パク警部「ありがとうございます」</p>
<p>「では」チャンソンは笑顔で頭を下げた。</p>
<p>※マンウォルがヨヌを「手先が器用な子だった」と懐かしんだことを元に、チャンソンが転生を信じていることを強調していますね。チャンソンを見送ったあと、パク警部が少し首を傾げて考えているのが印象的です。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>チャンソンはマンウォルのいる屋上へ戻った。「ソル・ジウォンは死にました」</p>
<p>マンウォル「知ってるわ。霊に会ったから」<br />
チャンソン「…。」<br />
マンウォル「怨霊になったわ。あんたのこと恨んでる」<br />
チャンソン「えぇ。僕を呪う書き込み、読みました。反響が大きくて… ショックです」</p>
<p>「あぁ！」マンウォルが苛立ちを募らせる。「粉々にしてやろうと思ったのに！」</p>
<p>マンウォル「扇子より銃を持ってくるべきだったわ」<br />
チャンソン「あなたが捕り逃がすほど強いんですか？」<br />
マンウォル「大したことないって言いたいけど… そんな状況じゃないわね」<br />
チャンソン「！」<br />
マンウォル「ク・チャンソン。あいつを捕まえるまで家に帰っちゃ駄目。私にピッタリくっついてなさい」</p>
<h2>百戦錬磨ク・チャンソン氏</h2>
<p>チャンソンが執務室のソファで目覚めると、顔を覗き込んでいたマンウォルがくすりと笑った。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18420" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/07/200.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>「…。」思わず見惚れて… はっと我に返る。</p>
<p>マンウォル「よくこんなところで寝られるわね」<br />
チャンソン「ホテル内で僕が寝られる場所は、404号室とあなたの部屋だけじゃないですか」<br />
マンウォル「…。」<br />
チャンソン「404号室から出たら、そこは仁川。出勤するのに疲れます」（←疑問が解けた！<br />
マンウォル「誰が404号室で寝ろって？私の部屋で寝ればいいでしょ」<br />
チャンソン「！」<br />
マンウォル「私の按摩器でゴオーーっってやって、アイマスクつければ熟睡できるわよ」<br />
チャンソン「だからって、あなたの部屋で僕が熟睡できると思いますか？」<br />
マンウォル「…確かに。ク・チャンソンは“健康”だから」</p>
<p>ニヤリとするマンウォルに、チャンソンはうんざりした様子だ。</p>
<p>マンウォル「ちゃんと睡眠を取らなきゃいけないのに… 気の毒だわ」<br />
チャンソン「それなら行きましょう。チャン・マンウォルさんの部屋で眠らせてください。按摩器より腕枕がいいんですが」<br />
マンウォル「！」<br />
チャンソン「チャン・マンウォルさんが腕枕してくれれば、按摩器なんて。（頭を撫でる仕草）ナデナデしてください」<br />
マンウォル「！！」<br />
チャンソン「熟睡… できるように」<br />
マンウォル「どうしたのよ、いやらしい」<br />
チャンソン「（ジーッ）」</p>
<p>「やったげるわよ」困ったマンウォルが手に持っていた携帯扇風機を向けた瞬間、チャンソンが手首を掴み、ぐいと引き寄せた。</p>
<p>マンウォル「！！！」<br />
チャンソン「…。」</p>
<p>熱くマンウォルを見つめると、扇風機をくるりと彼女の顔に向ける。</p>
<p>チャンソン「自分の心配をしたほうがいい。顔が真っ赤だ」</p>
<p><span style="color: #339966;">＃今までちゃんと気づいてなかった。チャンソンって実は百戦錬磨だった。</span></p>
<h2>生命線の謎</h2>
<p>気を取り直し、マンウォルはチャンソンを鍼治療に誘った。<br />
死者をも蘇らせると評判の名医で、死にかけていた人が3年経っても生きているという。</p>
<p>さっそく医院を訪れ、2人は並んで診察を待った。<br />
名医と聞いてチャンソンが想像していた人物とは、かなり印象が違っている。<br />
やたらと商売に熱心なのだ。</p>
<p>マンウォル「あの医者が無理やり延命してる患者、デルーナへ連れて行かないと」<br />
チャンソン「まだ生きているんでしょう？どうやってデルーナへ？」<br />
マンウォル「殺すの」<br />
チャンソン「？！」<br />
マンウォル「殺して連れて来るよう、死神に言われたわ」<br />
チャンソン「死神のおつかいもやってるんですか？！」<br />
マンウォル「おつかいじゃないわ。取引よ」</p>
<p>～～～～～～～～</p>
<p>死神の力を借りるため、マンウォルはデルーナのスカイバーで話を持ちかけた。</p>
<p><span style="color: #339966;">＃なにげに死神さん、めっちゃスカイバーの常連客ですよね♪</span></p>
<p>マンウォル「処理したい奴がいるの。死神の力を借りたいのよ」<br />
死神「そなたの力で解決できないなら、かなり強い奴であろうな」<br />
マンウォル「怨念が強くて、下手に手を出せば仲間が傷つくかもしれないわ」<br />
死神「…。」<br />
マンウォル「そっと捕まえて私の前に連れて来て」<br />
死神「チャン社長の頼みだ。受けてやるさ」</p>
<p>ショットグラスの酒を飲みほし、死神が続ける。「その代わり」</p>
<p>死神「私の頼みも聞いてもらおう」<br />
マンウォル「言ってごらんなさい」<br />
死神「厄介な亡者がいるのだ。死神にとっては恥ずべき未処理案件と言える。その亡者をデルーナに連れて来てくれれば、私もその怨霊を捕らえてやろう」</p>
<p>「取引成立よ」2人はグラスをカチンと合わせた。</p>
<p>～～～～～～～～</p>
<p>もちろんマンウォルが捕獲したいのはソル・ジウォンだ。</p>
<p>チャンソン「ソル・ジウォンはそんなに危険なんですか？」<br />
マンウォル「怨霊になってあんたに憑いたのは、きっと私のせいよ。麻姑神に言われたの。あんたは花を咲かせた代償を払うことになるって」<br />
チャンソン「あなたの花を咲かせた代償に… 怨霊が憑く？」<br />
マンウォル「あんたにそんな代償を払わせたくないから、可能な限り私が片付けるわ」<br />
チャンソン「それは有り難いですね」</p>
<p>「ク・チャンソンさん」看護師が呼びに来た。<br />
マンウォルは雑誌の隅にあった小さな広告をちぎり、チャンソンに握らせた。「これを見て来たって言いなさい」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>「ふうむ」チャンソンの脈をとりながら、医師はわざとらしく唸った。<br />
チャンソンはストレスが溜まっているそうだ。<br />
鍼と薬を勧める医師に、チャンソンは切り出す。「私に必要なのは鍼や薬ではありません」</p>
<p>チャンソン「私のストレスは金銭問題が原因です」</p>
<p>「これを見て来たんです。お金が必要で」チャンソンがちぎった広告を差し出す。<br />
電話番号が載ったシンプルな金貸しの広告だ。</p>
<p>医師「！」<br />
チャンソン「先生の番号ですよね？」<br />
医師「ちょうど良かった。こちらも急いでいたんです」</p>
<p>「確認したいことが」医師はチャンソンの手のひらを覗き込んだ。<br />
必要なのは“生命線”だ。<br />
申し分のない長さだった。</p>
<p>医師「あなたの生命線を1センチだけ切らせてください。5000万ウォン差し上げます」<br />
チャンソン「！！！」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>人の生命線を移植し、延命する。<br />
確かに名医だ。<br />
相応の謝礼も払っているし、騙しているわけでもない。<br />
取引自体に問題はないから、死神にも手が出せなかったのだ。</p>
<p>チャンソン「生命線を売った人は、本当に命を売ったとは思っていないでしょうね」<br />
マンウォル「楽して5000万儲かったと思ってるはずよ」<br />
チャンソン「それをさらに売ってボロ儲けているんでしょうね。財閥や政治家に売るんでしょうか」</p>
<p>「まぁ…」マンウォルは少し言いよどむ。「すごい人に移植するんでしょ」</p>
<p>マンウォル「夜には移植手術があるから、その前にお肉を食べておかなきゃ」<br />
チャンソン「あなたが食べたいだけでしょう？」<br />
マンウォル「この近くに…」<br />
チャンソン「“キム・ジュニョンが行ってた店があるの♪”」←可愛すぎる<br />
マンウォル「！」<br />
チャンソン「（ニコニコ）わかってますってば。行きましょう」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>「子どもなんですか？」チャンソンが驚いて訊き返した。</p>
<p>マンウォル「そう。殺して連れて行かなきゃいけないのは、あの医者夫婦の子どもなの」</p>
<p>医師は我が子を救いたい一心で、金に困っている人から生命線を買い上げ、子どもに移植していた。<br />
やたらと商売熱心に見えたのは、生命線を買う金を稼ぐためだ。</p>
<h2>彼女を見守る、小さな存在</h2>
<p>死神と麻姑神は、並んで月齢樹を見上げていた。</p>
<p>麻姑神「マンウォルがこれほどキレイに花を咲かせるとは」<br />
死神「花が散れば、月齢樹の寿命は尽きるのですか」<br />
麻姑神「如何にも。それがあの子の“死”だ」<br />
死神「ようやくチャン・マンウォル社長もあの世へ行けるのですね」<br />
麻姑神「実に長かった。マンウォルにとっても、あそこに小さなホタルとして残った… “あの人”にも」</p>
<p>美しい青い花と戯れるように、枝の間をホタルが一匹、飛んでいる。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18421" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/07/201.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>麻姑神「あの世へ向かう途中で戻り、ずいぶん長く持ちこたえたものだ。そなたもそろそろ旅立たねばな」</p>
<p>～～～～～～～～</p>
<p>千年の過去。</p>
<p>捕らえられたマンウォルの痛々しい姿を見つめながら、チョンミョンはある言葉を反芻していた。</p>
<p><strong>『お前は裏切り者として生きろ。そうすればマンウォルは助かる』</strong>（ヨヌの声）</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18422" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/07/202.jpg" alt="" width="650" height="700" /></p>
<p>チョンミョン「…。」</p>
<p>悲しみがこみ上げる。<br />
チョンミョンは満月の髪飾りを力いっぱい握りしめた。</p>
<p>～～～～～～～～</p>
<p>死神「言われたとおりそっとしておきましたが、人間の魂が小さな光となり、これほど長く持ちこたえるとは、驚きました」<br />
麻姑神「自ら掛けた呪いだ。マンウォルとの最後の約束のためにな」<br />
死神「花を咲かせた代償を軽くしようと、チャン・マンウォル社長が私に依頼を持ちかけてきました」<br />
麻姑神「どんな代償を払うことになるのか、マンウォルはまだ知らないようだな」</p>
<p>「知れば… 恐れ悲しむことだろう」麻姑神は顔を歪ませた。</p>
<h2>命を削り与える夫婦</h2>
<p>夜になった。<br />
手術を待ちながら、チャンソンは手のひらをじっと見つめる。<br />
人の生命線を買い取り、我が子へ移植する両親の気持ちに思いを馳せていたのだ。</p>
<p>マンウォル「…。」</p>
<p>広げた手のひらに、マンウォルはそっと自分の手を重ねた。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18423" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/07/203.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>チャンソン「？」<br />
マンウォル「奪われないように守ってあげるわ、あんたの生命線」</p>
<p>チャンソンはその手をしっかり握り返す。「手放したくないんでしょうね」</p>
<p>マンウォル「？」<br />
チャンソン「絶対に死なせたくない、切実な思いなんでしょう」<br />
マンウォル「…。」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>医師と共に、チャンソンは診察室へ移った。</p>
<p>医師「あまり痛まないように1センチだけ切除します」<br />
チャンソン「切って、お子さんに与えるんですか？」</p>
<p>「！」メスを磨いていた医師の手が止まる。</p>
<p>チャンソン「病気のお子さんがいらっしゃると聞きました」</p>
<p>医師はメスを置き、椅子に腰を下ろす。「かなり悪いんです」</p>
<p>医師「外国に手相手術なるものがあると聞いて、藁をも掴む思いでやってみたら、奇跡のように息子が生き延びて…」<br />
チャンソン「ご夫婦お二人ともお若いのに… 苦労なさっているようですね」</p>
<p>医師夫婦は揃って白髪が多く、かなり老け込んでいる。</p>
<p>医師「子どもは幼いのに、私も妻も随分老けました。人には孫と間違えられます」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>マンウォルが向かったのは、医院の一番奥にある病室だ。<br />
夫妻の息子がベッドで本を読んでいる。</p>
<p>※この子が読んでいる本が<a href="http://www.kyobobook.co.kr/product/detailViewKor.laf?ejkGb=KOR&amp;mallGb=KOR&amp;barcode=9788971849729&amp;orderClick=LAG&amp;Kc=" target="_blank" rel="noopener noreferrer">ヘルマン・ヘッセの『デミアン』</a>。多感な青年が主人公で、神と悪魔、善と悪を意識する描写が印象的です。<br />
ドラマ『プロデューサー』でキム・スヒョン演じる新人ADの愛読書がこの本で、私も当時同じ韓国版を買って読みました。…が、最後まで読んだかどうか、記憶が曖昧（笑）</p>
<p>マンウォル「本を読んでたの？随分難しい本を読んでるのね」<br />
男の子「そんなに難しくありません」<br />
マンウォル「賢い子が意気がるのは嫌いじゃない。気に入ったわ」</p>
<p>「死神なの？」黒いワンピースで身を固めたマンウォルに、男の子が尋ねる。</p>
<p>マンウォル「？」<br />
男の子「手術のたび、夢に黒い服を来たおじさんが出てくるんだ」<br />
マンウォル「そいつと私はファッションコンセプトが違うの。向こうはただの真っ黒。私はダークブルーがプラスされたミッドナイトブラックなんだから」<br />
男の子「黒とブラックは同じだよ」<br />
マンウォル「そうね…。とにかく、ここに来た目的はそいつと同じよ」</p>
<p>男の子がパチパチとまばたきをする。</p>
<p>マンウォル「無理には連れて行けない。だから、賢いあんたがよく考えて決めてちょうだい」<br />
男の子「…。」<br />
マンウォル「あんたの両親が急に老けたのは知ってるわね？」</p>
<p>男の子はベッド脇の写真立てに視線を向ける。<br />
写真の中の両親は今とは別人のように若々しい。</p>
<p>「これのせい？」男の子が手を差し出す。生命線が不自然に伸び、手首を遥かに超えていた。</p>
<p>マンウォル「そう。そこに繋ぎ合わせたのは、あんたの両親の命なの」<br />
男の子「僕が死んだら、お父さんとお母さんが悲しむよ」<br />
マンウォル「それはあんたが心配することじゃない。残される者の問題よ」<br />
男の子「…。」</p>
<p>マンウォルは男の子の手を取り、長く伸びた生命線に手をかざした。<br />
指をゆっくりずらすと同時に、生命線が灰となってのぼっていく。</p>
<p>男の子「でも… 僕、怖いよ」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>「我が子を救いたい切実な親心が通じた、それだけなんです」チャンソンの説得は続く。</p>
<p>チャンソン「<strong>他人の命を買ったのではなく、お二人の寿命を子どもに与えていたということです。</strong>それで、お二人は急に老け込んだ」<br />
医師「何をご存知なのかわかりませんが… 息子さえ助けられるなら、どちらでも構いません」<br />
チャンソン「お気の毒ですが、選択するのはお子さんです。お子さんが選択したら… 送り出さなければなりません」<br />
医師「！！！」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>医師はふらふらと院内を走り、息子の病室へたどり着いた。<br />
不思議に思った妻があとに続く。</p>
<p>息子はすでに息絶えていた。<br />
手首に長く伸びていた生命線は、嘘のように消えている。</p>
<p>夫婦の泣き叫ぶ声が、悲しく響いた。</p>
<h2>デルーナの日常</h2>
<p>ヒョンジュンがロビーのソファでユナに勉強を教えている。<br />
じゃれ合う2人を、ベテランのソンビとソヒが遠巻きに眺めていた。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18424" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/07/204.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>ソンビ「あの光景をどう見る？」<br />
ソヒ「インターンとフロントマンは社内恋愛中ですわね」<br />
ソンビ「けしからん。入って間もないというのに」<br />
ソヒ「若者同士ですから。男女が一緒にいて恋愛感情が湧くのは、あの世もこの世も同じですわ」<br />
ソンビ「我々は200年一緒にいても、これほど“公的”なのに」<br />
ソヒ「2000年一緒にいても同じです。キム・ソンビさんは私の好みじゃありませんの。夢にも期待なさらないで」<br />
ソンビ「期待する？不本意だ」</p>
<p>ソヒはぷいと背を向けた。</p>
<p>ソンビ「話の途中だ。断じて違うぞ！」</p>
<p><span style="color: #339966;">＃この2人の会話、だいたい本筋に関係ないのでカットしてしまうことも多いのですが、いつもユーモアがあって楽しいです。</span></p>
<h2>残される者</h2>
<p>ベロニカの葬儀を終えて帰国したサンチェスは、ピザ屋の厨房で黙々とピザの生地をこねていた。</p>
<p>「サンチェス、イカれちゃったの？」窓際の席でマンウォルが言う。「どうしちゃったのよ？」<br />
「実は事情が」チャンソンが躊躇った末に口を開いた。</p>
<p>ベロニカがまだデルーナにいると思い込んでいるサンチェスに、チャンソンはある頼み事をされたのだ。</p>
<p>チャンソン「あまりに切実だったから、いないとは言えなかったんです。サンチェスはホテルに来られないし、来ても会えないことは納得しています」<br />
マンウォル「…。」<br />
チャンソン「会うことはできないけど、まだデルーナにいると思っているんです。僕に任せて、チャン・マンウォルさんは話を合わせてください。サンチェスが立ち直るまで」<br />
マンウォル「いつ立ち直るのよ？」<br />
チャンソン「…。」</p>
<p>サンチェスが厨房から出てきた。</p>
<p>サンチェス「マンウォル、この間はありがとう。おかげでお別れが言えた」</p>
<p>マンウォルは一瞬だけ愛想笑いを浮かべ、ぷいと視線を逸らす。</p>
<p>サンチェス「今、ベロニカが好きだったピザを焼いてるところなんだ。届けてもらうわけにいかないかな？」<br />
マンウォル「…。」<br />
チャンソン「あぁ、そうしよう」</p>
<p>笑顔で答えてやるチャンソンをチラリと見て、マンウォルは呆れたように笑う。「ク・チャンソン、あんた演技が下手ね」</p>
<p>マンウォル「ハッキリ言いなさいよ」<br />
サンチェス「…。」<br />
マンウォル「サンチェス、ピザの他に届けるものはないの？ベロニカが好きだった靴とか宝石とか」<br />
チャンソン「！」<br />
マンウォル「車でもいいしさ」</p>
<p>「えっ」サンチェスがマンウォルとチャンソンを見比べる。「本当に届けてくれるのか？」</p>
<p><span style="color: #339966;">＃とっくにわかってるけど、今のリアクションでどれだけサンチェスがピュアな人か伝わってきて、胸が痛む…。</span></p>
<p>マンウォル「もちろんよ。何でも持って来なさいよ。私が届けてあげる」<br />
チャンソン「…！」<br />
マンウォル「あぁ、うちのホテルには海もあるの。ヨットも届ける？そこでヨット遊びをすればきっと楽しいわ」</p>
<p>「チャン・マンウォルさん！」それ以上我慢できず、チャンソンが声を上げた。</p>
<p>マンウォル「何よ！」<br />
チャンソン「（何も言えない）」<br />
マンウォル「慰めてるのよ。早く立ち直らないと私のせいで破産するわ」</p>
<p>チャンソンは立ち上がり、マンウォルを無理やり外へ連れ出した。</p>
<p>サンチェス「……。」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>「なぜあんなことを？」チャンソンに責められ、マンウォルは反論した。「あんたのせいよ」</p>
<p>マンウォル「あんたがハッキリ言ってやらないから」<br />
チャンソン「辛いだろうと気を遣うのが、そんなに馬鹿げたことですか？」<br />
マンウォル「そうよ！馬鹿げてるわ」<br />
チャンソン「！」<br />
マンウォル「とっくに死んでる子にグダグダと生命線を繋げてやる親も、死んだ彼女のためにピザを焼くあんたの友だちも！…見苦しいわ」<br />
チャンソン「…。」</p>
<p>苛立ちが募り、マンウォルはふうっと溜息をつく。「未練がましくて腹が立つのよ」</p>
<p>マンウォル「ク・チャンソン、あんたは絶対あんなふうにならないで」<br />
チャンソン「僕だってそうならないとは限らない」<br />
マンウォル「！」<br />
チャンソン「手放しなくない、見送りたくない！会えなくなると思うだけで、気が狂いそうなのに！！！僕が… 僕が大丈夫なわけないでしょう」<br />
マンウォル「…あんたは私を見送らなきゃいけない人よ。だから、大丈夫だと言って」<br />
チャンソン「…。」<br />
マンウォル「あんたがそう言ってくれないと… 怖くてどうしようもないの」</p>
<p>そう言って、マンウォルは俯いた。</p>
<p>チャンソン「あなたのそばにいれば何か代償を払わなきゃいけない、それが怖いって… 前に言いましたよね。きっとこういうことです」<br />
マンウォル「…。」<br />
チャンソン「あなたがこんなに嫌がる… 見苦しい姿になること」<br />
マンウォル「…。」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18425" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/07/205.jpg" alt="" width="650" height="700" /></p>
<p style="text-align: center;"><span style="color: #339966;">＃弱った男子愛好家としましては、悲しみでちょっと憔悴して見えるこのチャンソン、大好きなんですが♪</span></p>
<p>チャンソン「もう帰ってください。僕は友人のところへ戻らないと」</p>
<p>チャンソンは彼女を残し、きっぱりと立ち去った。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ピザ屋に戻ると、サンチェスは2人が出ていったときのまま、テーブルの前でうなだれていた。<br />
「…。」掛けるべき言葉が見つからず、チャンソンはそっと彼の肩に手を置く。</p>
<p>「いないんだな…。ベロニカはいないんだろ？」サンチェスは絞り出すように言った。</p>
<h2>精一杯の愛</h2>
<p>チャンソンが帰り道を歩いていると、マンウォルが途中に立っていた。</p>
<p>マンウォル「あんたに初めて会った頃、このあたりの木はキレイに花が咲いていたのに」</p>
<p>彼も一緒に周囲の木を見上げる。</p>
<p>マンウォル「もうどこにも咲いてないわね」</p>
<p>マンウォルは懐かしげに微笑む。「あのとき、あんたはここで霊に出くわして、めちゃくちゃ怖がってた」</p>
<p>マンウォル「でも、今じゃ私が怖がってる」<br />
チャンソン「…？」<br />
マンウォル「<strong>花が… 散り始めたわ</strong>」</p>
<p>「…。」チャンソンがゆっくりと目を伏せた。「そうなんですね」</p>
<p>マンウォル「地面に落ちる前に消えてしまって、花びらも残らない。何も… 残さないつもりなんだわ」</p>
<p>「もしかしたら…」チャンソンが口を開く。</p>
<p>チャンソン「<strong>最初に葉が一枚落ちてきたときのように、花びらは僕に向かって落ちているのかもしれません</strong>」</p>
<p>「！」マンウォルがハッと目覚めたように彼を見る。</p>
<p>チャンソン「<strong>それが降り積もったとき、重みに苦しむのは、全て僕の課題として受け入れます</strong>」</p>
<p>マンウォルの目がみるみるうちに潤み、月明かりに光る。<br />
「<strong>だから、僕を置いて行くことを恐れないで</strong>」そう言って、チャンソンは温かい眼差しで彼女を見た。</p>
<p>マンウォル「…。」</p>
<p>マンウォルの目から涙がこぼれ落ちる。</p>
<p>チャンソン「<strong>これが… ひ弱な人間に過ぎない僕が、今できる精一杯の… 愛です</strong>」</p>
<p>「！」彼の愛を噛みしめるように目を閉じると、マンウォルは再び目を開けた。</p>
<p>マンウォル「花びらになって消えてしまうのは… 悲しすぎるわ」<br />
チャンソン「…。」</p>
<p>ゆっくりとチャンソンに近づくと、彼に優しく口づけた。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18417" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/07/206.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p><em>♪私たちの結末</em><br />
<em> 悲しくなりませんように</em></p>
<p><em>この瞬間を思い出して泣かないよう</em><br />
<em> そうなればいいのに</em></p>
<p><em>ハッピーエンドを願うわ♪</em></p>
<p>体を離した途端、チャンソンがぐいと彼女を引き寄せる。</p>
<p><em>♪それが叶わないなら</em><br />
<em> 傷になってちょうだい</em><br />
<em> あなたを覚えていられる傷跡なら</em><br />
<em> 痛みも厭わない</em><br />
<em> そうしてくれないかしら</em></p>
<p><em>か弱いあなたを見ていると</em><br />
<em> 長い苦しみをしばし忘れ</em><br />
<em> このままもう一度あなたに抱かれて</em><br />
<em> 眠りたくなる</em></p>
<p><em>恐れは大きくなるばかりだけど</em><br />
<em> 想いはおさえられないわ</em><br />
<em> まばゆい冬のあなたにだって会いたくなる</em></p>
<p><em>それが叶わないなら</em><br />
<em> 今このときの私を覚えていて</em><br />
<em> 切なくも美しい</em><br />
<em> 私たちの夜も</em><br />
<em> 花びらの舞い落ちる</em></p>
<p><em>私たちのハッピーエンド♪</em></p>
<p>長い口づけの後、チャンソンはマンウォルは暖かく抱きしめた。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ここでエンディングです。</p>
<p>溶けました。<br />
完全にトロケました。</p>
<p>チャンソンの言葉って、どうしてこんなにも心がこもっていて温かいんでしょう。<br />
これまでの誠実な彼の姿をずっと見てきたからこそ、温かさが身にしみるように感じられるんだと思います。<br />
（温かくてすごく身にしみるのに、いざ日本語に訳そうとすると、めちゃくちゃ難しい…）</p>
<p>そろそろ終盤に入りますが、今後気になるのは、怨霊ソル・ジウォンとの決着と、“裏切り者”チョンミョンの行く末。<br />
今回、チョンミョンの状況がわかってきました。<br />
転生したミラやパク警部と違い、チョンミョンは死後あの世へ行くことを拒み、ホタルとなってずっとマンウォルのそばにいた、ということですね。<br />
仇だと思われたまま… なんて悲しいことだろう。<br />
悲しいけれど、前世の記憶がないパク警部たちと違い、ホタルになっても記憶はそのままなんでしょうか。</p>
<p>私はパク警部がかなりお気に入りなので、今後のマンウォルの行く末に彼も少し関わってくれないかな？と期待しています。<br />
警察署の前で道路越しに対面した、あの無言のシーンだけで大満足ではありますが…^^;</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://drama.keepthewish.net/2020/07/13/%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%8a12%e8%a9%b1%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%99%e3%81%98%ef%bc%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e8%a8%b3%ef%bd%9e%e5%be%8c%e7%b7%a8/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>2</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ホテル・デルーナ12話あらすじ＆日本語訳～前編</title>
		<link>https://drama.keepthewish.net/2020/07/12/%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%8a12%e8%a9%b1%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%99%e3%81%98%ef%bc%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e8%a8%b3%ef%bd%9e%e5%89%8d%e7%b7%a8/</link>
					<comments>https://drama.keepthewish.net/2020/07/12/%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%8a12%e8%a9%b1%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%99%e3%81%98%ef%bc%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e8%a8%b3%ef%bd%9e%e5%89%8d%e7%b7%a8/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[drama_yujina]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 12 Jul 2020 11:50:25 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ホテルデルーナ 〜月明かりの恋人〜]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://drama.keepthewish.net/?p=18397</guid>

					<description><![CDATA[IU（イ・ジウン）、ヨ・ジング主演のtvNドラマ『ホテル・デルーナ（호텔 델루나 ）』12話のあらすじを、セリフの日本語訳もまじえて紹介していきます。 マンウォル、恐れを知る 恐れを抱いたとき、花は散る…。 死の麻姑神の [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>IU（イ・ジウン）、ヨ・ジング主演のtvNドラマ『ホテル・デルーナ（호텔 델루나 ）』12話のあらすじを、セリフの日本語訳もまじえて紹介していきます。</p>
<p><span id="more-18397"></span></p>
<h2>マンウォル、恐れを知る</h2>
<p>恐れを抱いたとき、花は散る…。<br />
死の麻姑神の言葉に凍りついたマンウォルは、次の瞬間、チッと笑ってみせた。</p>
<p>マンウォル「私が“やめてください～”だの“怖いです～”だの、雨に濡れた犬みたいにブルブル震えて、涙をポロポロ～っと流したら、OK!って感じであの世へ連れて行くつもりでした？」<br />
死の麻姑神「…。」<br />
マンウォル「確かに。お宅のシステムって昔から“いけず”よね」</p>
<p>マンウォルの表情から皮肉が消え、氷のように冷たく変わる。「そんなことしてないで…」</p>
<p>マンウォル「今すぐ目の前にあの男を連れて来て。綺麗サッパリ終わらせて、消滅してあげるわ」<br />
死の麻姑神「…。」<br />
マンウォル「それだけを願って、この長い年月を耐え忍んできたんだから」<br />
死の麻姑神「あやつもまた、ク・チャンソンがお前の元へ連れて来るであろう」</p>
<p>「何でもク・チャンソンに結びつけるんじゃないわよ！」マンウォルが声を荒げる。</p>
<p>死の麻姑神「ク・チャンソンに結びつけたのは私ではない。“お前を安らかに送り出そう”としている側だ」<br />
マンウォル「…。」<br />
死の麻姑神「1000年以上も粘って望むことといえば、たかが消滅。そんなお前のためにク・チャンソンが背負う代償は不当だ」<br />
マンウォル「私は止めたわよ。自分でやるって言ったんだから」</p>
<p>「なんと薄情な」死の麻姑神が眉を吊り上げる。</p>
<p>マンウォル「はいはい。全部承知でそばにおく悪い女ですよ」<br />
死の麻姑神「性悪も甚だしい！お前のそばであの子は、最も辛い“途切れた縁”までみることになった」<br />
マンウォル「！」</p>
<p>そうだ。<br />
彼は今まで知らずにいた実母の霊と出会い、あの世へ旅立つのを見送ったばかりだ。</p>
<p>死の麻姑神「お前のそばにいれば、今後どれだけ不当な目に遭うことになろうか」<br />
マンウォル「…。」</p>
<p>マンウォルの手がぶるぶると震えた。</p>
<p>死の麻姑神「震えるとは… 実にいい気分だ」</p>
<p>ニヤリと口角を上げ、死の麻姑神は背を向けた。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>「サンチェスに聞いて来たのか？」ソル・ジウォンはあくまでソフトな態度を崩さずに尋ねた。「ミラさん？」</p>
<p>チャンソン「いや、別の人だ。途中で君を見かけて来てみたんだけど、本当に君で驚いたよ」</p>
<p>「そうか」ジウォンは笑ってみせる。<br />
駐車場でユナとチャンソンが話していたことは、監視カメラの映像で確認済みだ。</p>
<p>ジウォン「会いたくて来たわけないし、何の用？」<br />
チャンソン「韓国に帰ってロースクールに入ると言ってたけど、やめたのか？判事のお父さんが… 諦めたのか？」<br />
ジウォン「諦めてはいないが、亡くなった。これからは好きなことやって暮らすさ」<br />
チャンソン「“好きなこと”って何だ？」<br />
ジウォン「！」</p>
<p>緊張が走った次の瞬間、チャンソンがパンと指を鳴らした。「ワインだな」</p>
<p>チャンソン「ここはいいワインが揃ってるのか？俺にも一杯くれよ」<br />
ジウォン「あぁ、そうだな」</p>
<p>席についたチャンソンを残し、ジウォンはカウンターの中へ入る。<br />
ジウォンが背後に遠ざかると、チャンソンは小さく呟く。「あの人ですか？あなたを殺したのは」<br />
テーブルの前で女性の霊が頷いた。</p>
<p><span style="color: #339966;">＃終始、女性の霊に全く視線を向けることなく、「あの人ですか？」と尋ねるときも冷静沈着。</span><br />
<span style="color: #339966;"> 霊に慣れたというか成長したというか、有能すぎてシビレます。</span></p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ワインの入ったデキャンタとグラスを持って戻ってきたジウォンは、チャンソンの姿が見えないことに気がついた。</p>
<p>ジウォン「？」</p>
<p>奥の部屋へと続くカーテンが少し開いている。</p>
<p>ジウォン「！」</p>
<p>ジウォンはそっと奥の部屋へ入り、カーテンを閉め直した。<br />
後ろ手に注射器を握りしめ、鏡の前に立っているチャンソンに近づく。「ここで何を？」</p>
<p>チャンソン「君こそ、ここで何を？」<br />
ジウォン「…。」<br />
チャンソン「好きなことって… 殺人か？」<br />
ジウォン「！」</p>
<p>2人の間で緊張がMAXに達した瞬間、ジウォンが注射器を掲げて襲いかかった。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>いつまで経っても連絡のつかないチャンソンに、マンウォルの不安は膨れ上がっていた。<br />
会うことになっていたのに電話も取らない、家にも帰っていない。<br />
何よりも死の麻姑神の言葉が気掛かりだった。</p>
<p>フロントで居眠りをしていたヒョンジュンの元に、ユナが泣きながら電話を掛けてきた。「どうしよう！」</p>
<p>ユナ（電話）「ク支配人が怪我したみたい。死んじゃってたらどうしよう！」<br />
ヒョンジュン「ええっ？！」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>「3位が死んだ？！」ソンビがロビーで声をこわばらせた。</p>
<p>※この呼び方は久しぶりですが、ク支配人はデルーナ支配人候補の3番目だったため、はじめの頃ソンビたちの間ではそう呼んでいました。1位はイ・ジュンギさんでしたね♪</p>
<p>ヒョンジュン「殺人犯を捕まえに行って… 死んだみたいだ」</p>
<p>そこへ、マンウォルとソヒがロビーへ降りてきた。<br />
もう一度チャンソンの家へ様子を見に行くつもりだ。</p>
<p>ソンビ「チャン社長、チャン社長！大変なことに」<br />
マンウォル「？」<br />
ソンビ「ク支配人が死んだそうだ」<br />
マンウォル「… え？」<br />
ヒョンジュン「ユナが殺人犯の車を追いかけたんですけど、危険だからク支配人が自分に任せろと…」<br />
マンウォル「…デタラメ言うんじゃないわよ。ク・チャンソンが死ぬわけないわ」<br />
ヒョンジュン「救急車で運ばれるのをユナが見たって」<br />
マンウォル「！！！」</p>
<p>ソヒが衝撃でグラリとよろめき、ソンビは唇を噛みしめる。<br />
マンウォルは泣いているヒョンジュンに詰め寄った。「ちゃんと話しなさい。何があったの？」</p>
<p>ヒョンジュン「…。」<br />
マンウォル「泣いてんじゃないわよ！！！」</p>
<p>そのとき、エレベーターがチンと音を立てる。<br />
扉が開き、チャンソンが姿を見せた。</p>
<p>ソンビ「ク支配人？」<br />
マンウォル「！！！」</p>
<p>エレベーターから降りると、チャンソンはそこで立ち止まる。「…。」<br />
顔があちこち傷だらけになっていた。</p>
<p>もしや…！</p>
<p>マンウォルは恐る恐る彼に近づき、頬に手を伸ばす。<br />
その手を下へ滑らせると、彼の胸にそっと押し当てた。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18402" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/07/191.jpg" alt="" width="650" height="700" /></p>
<p>マンウォル「……。」</p>
<p>そうして何も言わずにクルリと振り返ると…</p>
<p>マンウォル「チ・ヒョンジュンの野郎！！！！！」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18403" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/07/192.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>マンウォルの攻撃を華麗にかわし、ヒョンジュンはチャンソンに抱きついた。「死んでなかった！良かった！」<br />
「？」驚いて目を丸くするチャンソンの視線の先で、マンウォルが力が抜けたように去っていくのが見える。</p>
<p>ソンビ「（チャンソンに近づき）生きていたんだな」<br />
ソヒ「（チャンソンをドンと叩き）お客様としていらしたのかと思ったじゃありませんか！」<br />
チャンソン「え？」</p>
<p><span style="color: #339966;">＃ここ、初見のときはすごくドキドキして、踏んだり蹴ったりで去っていくマンウォル見て泣いたんですけど… 訳すのに見直したらシーン冒頭から腹立って腹立って^^;匂わせるにもほどがあるわ。</span></p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>改めてソンビたちはチャンソンを囲み、生還を喜んだ。</p>
<p>ヒョンジュン「殺人犯に一人で会いに行ったのに連絡もつかないし、誰かが大怪我したっていうから、ク支配人かと思いましたよ」<br />
チャンソン「危険を承知で策もなしに軽率な行動をとったわけじゃありません。警察の知り合いを呼んでおいたんです」</p>
<p>ひとしきり揉み合った末、ジウォンがチャンソンに馬乗りになった瞬間、パク警部が踏み込んだのだ。</p>
<p>ソンビ「よくやった。怪我をしたのは？」<br />
チャンソン「犯人です」</p>
<p>追い詰められたジウォンは咄嗟にそばにあったワインボトルを叩き割ると、自分の首を掻き切った。</p>
<p>チャンソン「命に別状はないそうですから、生きて罪を償うことになるでしょう」<br />
ヒョンジュン「本当に良かった。お客様かと思って、どんなに驚いたか」<br />
ソンビ「私はひと目でわかったぞ」<br />
ソヒ「どこが？ウエーンって泣いていたくせに。涙を拭いてるところ、見ましたよ」<br />
ソンビ「ただの鼻水だ。そう言う客室長は足がガタガタ震えていたぞ」<br />
チャンソン「皆さん、驚かせてすみませんでした。そして… 心配してくれてありがとうございます」<br />
ソンビ「チャン社長の爆風が吹き荒れるだろうから、しっかり乗り切ろう」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>「チャン・マンウォルさん」チャンソンは社長室のドアを開けた。<br />
そこはもぬけの殻だ。</p>
<p>チャンソン「どこ行ったんだ？（手に抱えたシャンパンボトルをちらり）何本飲んでも足りないと思って持ってきたのに…」</p>
<p>そこへマンウォルがいくつも袋をぶら下げて戻ってきた。</p>
<p>チャンソン「どこへ行ってたんですか？」<br />
マンウォル「…。」<br />
チャンソン「ショッピングですか？」<br />
マンウォル「座って」</p>
<p>マンウォルは袋にたっぷり詰まった薬をテーブルに広げた。</p>
<p>チャンソン「薬局に行ってたんですか？」<br />
マンウォル「そうよ。ここには生きた人のための薬なんかないから」<br />
チャンソン「こんなにたくさん…</p>
<p>「座りなさいってば」マンウォルがチャンソンの腕を引っ張り、ソファに座らせる。<br />
「見せて」前髪をそっとめくり、額の傷を覗き込む。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18404" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/07/193.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p style="text-align: center;"><span style="color: #339966;">＃あまり【韓ドラあるある】に出てこない【韓ドラあるある】。</span><br />
<span style="color: #339966;">こういうとき、めっちゃジィーーーーーっと見つめるよね。</span></p>
<p>マンウォル「はぁ、ひどい傷」<br />
チャンソン「（ニコニコ）」<br />
マンウォル「一体どれを塗ればいいのかしら。一番高いのにしよう」</p>
<p>軟膏を指に少し出して、恐る恐る額の傷にチョンとつける。</p>
<p>チャンソン「痛っ！」<br />
マンウォル「痛い？（薬の蓋を閉め）これはダメみたい」</p>
<p>「見せて」チャンソンは薬の容器を見て、ぎょっとした。「これ、痔の薬ですよ！」</p>
<p>マンウォル「え？！ごめん。お尻の穴に塗るのを顔に塗っちゃった」<br />
チャンソン「（苦笑）いいですよ。そこに効くなら、顔にも効くでしょう」<br />
マンウォル「お尻の穴と顔は別でしょうが！」</p>
<p>「別のを塗るわ」薬の山を探るマンウォルを、チャンソンは愛おしげに見つめる。「驚いたでしょう？」</p>
<p>チャンソン「僕がお客様として来たのかと思って」<br />
マンウォル「！」</p>
<p>薬を探っていた手の力が… ふと抜ける。「…。」</p>
<p>チャンソン「あなたがそんなことを見分けられないなんて」<br />
マンウォル「… 怖くなったのよ」<br />
チャンソン「…。」<br />
マンウォル「この世が真っ暗になったみたいに… 怖かった」<br />
チャンソン「…。」<br />
マンウォル「お金に目がくらんだって、そんなの見間違えたことないのに、あんたのせいで恥かいたわ。スタッフも見てたのに、あぁ、こっ恥ずかしい！」<br />
チャンソン「（ニヤニヤ）」<br />
マンウォル「待ってて。お客様の中に薬剤師がいないか調べてくる」</p>
<p>立ち上がったマンウォルの手を、チャンソンは掴んだ。「あなたも驚いたんだから、薬を飲んだほうがいい」</p>
<p>マンウォル「気つけ薬でもあるの？」</p>
<p>チャンソンは立ち上がり、彼女を抱き寄せた。<br />
「すごく驚いたでしょう？」手のひらで彼女の背中をトントンと叩く。</p>
<p>マンウォル「薬剤師じゃあるまいし」<br />
チャンソン「（笑う）あなたの面倒をみるのは僕ですから」<br />
マンウォル「…。」</p>
<p>彼の腕の中で、マンウォルは静かに目を閉じた。<br />
「恐れを抱いたとき、花は散るのだ」死の麻姑神の言葉が蘇る。「…。」</p>
<p>チャンソン「嬉しい知らせもあるんです」<br />
マンウォル「？」<br />
チャンソン「ヨヌ… あぁ、パク・ヨンス警部が犯人を捕まえたんです。きっと昇進しますよ」</p>
<h2>死者からの知らせ</h2>
<p>パク警部はソル・ジウォンが首を切った部屋で、現場検証を行っていた。</p>
<p>呪いのサイト“Helllo”のロゴが入り、順番に番号が振られた黒いワインボトルのような瓶が並んでいる。</p>
<p>同僚「殺害に使った薬品と注射器、全部見つかった」<br />
パク警部「（Hellloの瓶を指し）ワインを輸入すると見せかけて、薬品を密かに入手していたようです」<br />
同僚「Hellloって呪いのサイトのロゴだな。このサイトからソル・ジウォンにたどり着いたのか？」<br />
パク警部「実は情報提供の電話があったんです」</p>
<p>それは実に奇妙な電話だった。<br />
「私の夫は犯人じゃありません」死んだイ・ドヨンだと女性の声は名乗った。</p>
<p>女性の声（電話）「殺人犯はここにいいます」<br />
パク警部（電話）「イタズラ電話はやめてください」<br />
女性の声「血！血があります」<br />
パク警部「！！！」<br />
女性の声「遺体から抜いた血を集めて置いてあるんです。早く来てください。危険です！」</p>
<p>遺体に採血の痕跡があったことは、報道されたことがない。<br />
それが気になって駆けつけたのだ。</p>
<p>パク警部「本当に血があるとは」<br />
同僚「悪魔みたいな奴だな。血を集めてワインと一緒に飾るとは」<br />
パク警部「電話してきた女性は誰なんでしょうか。死んだ人が電話するはずはないし。妙だな…」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>マンウォルは買ってきた薬を袋にキレイに詰め直した。「あんた、むやみに霊に体を貸したりしちゃ駄目よ」</p>
<p>マンウォル「約束して。私がいないときは二度とそんなことしないって」<br />
チャンソン「証拠を掴んで通報するのに、霊の力を借りたんです」<br />
マンウォル「（袋を差し出し）持って帰って。今日は早く帰って休みなさい」<br />
チャンソン「薬が増えましたね。（袋から飛び出した機会を見て）これは？」<br />
マンウォル「按摩器よ。寝る前に肩にあててブーンとやると気持ちいいの。そこにアイマスクもあるし、シャンペンも1本。それとこれはキャビア。めちゃくちゃ高いんだから、大事に食べて」<br />
チャンソン「大事なものを僕にわけてくれるんですね」</p>
<p>「荷物が多いから今日は車を使っても…」そう言いかけて、マンウォルは言いよどむ。</p>
<p>マンウォル「1台あんたがずっと使えばいいわ」<br />
チャンソン「本当に？！じゃあ、赤いヤツ！赤いのを持って行っても？」<br />
マンウォル「ど、どうして？あんた、赤はそんなに… 好きじゃないでしょ？」<br />
チャンソン「好きですけど？」<br />
マンウォル「そう？そうなの… （意気消沈）それなら、まぁ、それにすれば？赤い車は1台しかないけど…」<br />
チャンソン「嬉しいです」</p>
<p>マンウォルは車のキーを差し出した。</p>
<p>チャンソン「これじゃないでしょ？あっちのキーですよ」<br />
マンウォル「（しぶしぶ正しいキーを）ほら」<br />
チャンソン「得しましたね。（最初に渡されたキーを見せ）こっちに乗りますから」<br />
マンウォル「からかわないでよ！」<br />
チャンソン「テストしたんです。赤い車と僕、どっちが大事か。僕の勝ちですね」<br />
マンウォル「ウ○コ色の車だったら、あんたが負けてたわ」<br />
チャンソン「赤い車が一番好きなのはわかってますよ」<br />
マンウォル「あんた、まったくハーバードの古狸だわ」</p>
<p>チャンソンは茶目っ気たっぷりに笑ってみせた。</p>
<p>チャンソン「何度か警察に行くことになりそうです。霊のことに触れずにパク警部を納得させるには、本当に古狸にならないと」<br />
マンウォル「きっとヨヌは困惑してるわね。二度も霊から情報提供を受けたんだから」</p>
<p>※一度目は山に遺体が埋められていることをヒョンジュンが通報した件ですね。</p>
<p>マンウォル「あの子、ああ見えてビビりで、幽霊だってすごく怖がってたのに」<br />
チャンソン「そうだったんですか。小さい頃から一緒だったんですね」<br />
マンウォル「ヨヌのお母さんが私を育ててくれたの。荒れ地で死にかけていたのを、通りすがりの商人に助けられたみたい。それをヨヌのお母さんが引き取ってくれて」<br />
チャンソン「…。」<br />
マンウォル「だけど、ヨヌのお母さんも早くに亡くなって、ヨヌと私はお互い兄になり姉になり… そうやって生き延びたの」</p>
<p>チャンソンは黙って頷く。</p>
<p>マンウォル「あの子は手先が器用で、私の服も全部作ってくれた」<br />
チャンソン「今も活躍しているようです。警察官として」<br />
マンウォル「あんたにこんな話をするのは初めてだわ」<br />
チャンソン「そうですね」</p>
<p><strong>「花が咲いたからですね」「花が散ろうとしてるのかしら」</strong>2人は同時に呟く。</p>
<p>「！」ハッとして目を合わせ… 2人は思わず俯いた。<br />
花が散る… 考えただけで、言いしれぬ悲しみが襲ってくる。</p>
<p>「もう帰ります」チャンソンは、マンウォルが用意した薬の包みも持たず、逃げるように部屋を出た。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>もっとずっと先のことだと思っていた。<br />
それなのに、月齢樹はあっという間に花を咲かせ、急いで散りゆこうとしている。<br />
美しい花と共に、マンウォルをあの世に送り出す日が、すぐそこまで迫っているのだろうか。</p>
<p>チャンソンは長い間、考えに沈んでいた。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18405" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/07/194.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<h2>殺人の果てに</h2>
<p>パク警部からチャンソンに電話が入った。<br />
ソル・ジウォンが病院のベッドを抜け出したというのだ。<br />
彼は入院患者の携帯電話を奪ってパク警部に連絡し、病院の屋上へチャンソンを一人で寄越せと要求していた。</p>
<p>彼にはチャンソンに確かめたいことがあった。</p>
<p>～～～～～～～～</p>
<p>逮捕された日、チャンソンが訪ねてきたときのこと…</p>
<p>「好きなことっていうのは殺人か？」チャンソンはストレートに問いただした。</p>
<p>ジウォン「何のことだ？」<br />
チャンソン「人を殺したじゃないか」<br />
ジウォン「誰がそんなことを？」<br />
チャンソン「お前に殺された人が、今ここにいる」</p>
<p>「お前、どうかしてるぞ」ジウォンは笑ってみせた。</p>
<p>チャンソン「<strong>死んだら、それで終わりだと思うか？</strong>」</p>
<p>チャンソンが“Helllo”のロゴが入ったボトルを手に取る。「魂は残ってる」</p>
<p>チャンソン「ここにいるのは、お前が7番目に殺した人」<br />
ジウォン「！」<br />
チャンソン「（ボトルを棚に置き）これは… その人の血だ」<br />
ジウォン「…。」<br />
チャンソン「残りの6人分も探しだせば信じるか？」</p>
<p>チャンソンは残りのHellloのボトルも次々と棚から選び、1から順に並べた。</p>
<p>ジウォン「何なんだ？お前」<br />
チャンソン「俺が見つけたんじゃない。お前の殺した人が教えてくれたんだ」<br />
ジウォン「デタラメ言うなよ。そんなわけあるか」<br />
チャンソン「お前の目には見えないだろうが、ずっとお前の隣にいる」</p>
<p>ジウォンがハッとして思わず周りを見る。</p>
<p>チャンソン「お前が後ろ手に何を隠してるか、それも教えてくれた」<br />
ジウォン「！」</p>
<p>注射器を握るジウォンの手に、霊がそっと触れる。<br />
ジウォンがビクリと震えた。「わっ！」<br />
狼狽したジウォンは、注射器を振り上げ、チャンソンに襲いかかったのだった。</p>
<p>～～～～～～～～</p>
<p>チャンソンが病院の屋上に到着したとき、ジウォンはすでに柵を乗り越えていた。飛び降りればお終いだ。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18406" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/07/195.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>ジウォン「おかげでこんなところまで来ちまった」<br />
チャンソン「自業自得だろ。お前をここまで連れてきたのは、お前に殺された人たちだ」<br />
ジウォン「霊がいるんだってな。今も誰かがお前に協力してるのか？」</p>
<p>「あぁ。そばに俺を守ってくれる人がいる」チャンソンは視線を数メートル左へ移した。<br />
そこで腕組みをしていたのはマンウォルだ。「この子？」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18407" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/07/196.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p style="text-align: center;"><span style="color: #339966;">＃このマンウォル最高じゃない？！</span></p>
<p>マンウォル「（柵の向こうを見下ろし）このまま落としちゃおうか」<br />
チャンソン「いけません。生きて厳しい罰を受けなければ」<br />
マンウォル「そうね。私だってこんなクズのためにツケを払いたくないわ」<br />
チャンソン「そのとおりです」</p>
<p>「おい！」置いてけぼりにされたジウォンがたまらず声を上げる。</p>
<p>ジウォン「何やってんだ？」<br />
チャンソン「俺を守ってくれている方と、お前のことを相談していたんだ」</p>
<p>「あぁ～」と頷き、ジウォンは笑った。</p>
<p>ジウォン「ク・チャンソン。振り返ってみれば、俺の人生が狂い始めたのもお前のせいだった」<br />
チャンソン「あのときだって自業自得だ」</p>
<p>～～～～～～～～</p>
<p>留学時代。<br />
サンチェスに届いた拳銃の箱を、チャンソンは送り主に突き返した。<br />
それがジウォンだ。</p>
<p>ジウォン「俺が送ったって証拠があるのか？それに、お前の言うことなんか誰も信じないぞ。出来がいいからって偉そうにしやがって。むかつく」<br />
チャンソン「ここで誰も信じてくれなくていい。たった一人信じてくれれば、それでいいんだ」<br />
ジウォン「？」<br />
チャンソン「末息子の本性をしっかり把握して、アメリカに遠ざけたお前のお父さん」<br />
ジウォン「…。」</p>
<p>チャンソンは箱の中の拳銃をテーブルに置いた。「賭けをやらないか？」</p>
<p>チャンソン「人前に出すのが恥ずかしい息子と、誰の目にも誠実で頭のいい、名門大学の模範生。お父さんはどっちを信じるか」</p>
<p>テーブルに置いた拳銃を、クルクルと回す。<br />
銃口は、ジウォンの方を向いて止まった。</p>
<p>ジウォン「…。」<br />
チャンソン「お父さんに全部話す前に、消えるんだな」</p>
<p>～～～～～～～～</p>
<p>「あのとき、撃っちまえばよかった」ジウォンはポツリと言った。<br />
2人の会話に、マンウォルの顔色が変わる。「あんた、この子と知り合いなの？」</p>
<p>チャンソン「古い悪縁です。終わったとばかり思っていたけど、こうして再会するとは」</p>
<p>「！」マンウォルの頭に死の麻姑神の言葉が蘇った。<br />
自分のそばにいれば、チャンソンは途絶えていた悪縁に再び出会うことになる、辛い目に遭うと。</p>
<p>チャンソン「（ジウォンに）お前のやったことは、死んだからって終わるわけじゃない。生きて罪を償わないと、霊になってもっと辛い罰を受けることになる」<br />
ジウォン「なんで俺の罪なんだよ。俺はみんなの呪いを実行してやっただけだぞ」</p>
<p>「人の恨みがどれだけ強力で陰険だと思う？」ジウォンは携帯の画面をチャンソンに向けた。<br />
Hellloのサイトが表示されている。</p>
<p>ジウォン「応援されてゴールを決めるサッカー選手みたいに、俺も応援されて殺した。それがなんで俺の罪なんだよ！」<br />
チャンソン「そこは人間の汚れた感情の掃き溜めだ。本当に実行に移す人はいない」</p>
<p>「戻ってこい！ソル・ジウォン」チャンソンは怒りに声を荒げた。</p>
<p>ジウォン「（Hellloのサイトを見せ）その掃き溜めにお前を投下しておいた」<br />
チャンソン「！！！」</p>
<p>「たくさん応援してもらえるといいな」ニヤリと笑うと、ジウォンは携帯をその場に落とし…<br />
チャンソンの視界から消えていった。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ここで一旦区切ります。</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://drama.keepthewish.net/2020/07/12/%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%8a12%e8%a9%b1%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%99%e3%81%98%ef%bc%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e8%a8%b3%ef%bd%9e%e5%89%8d%e7%b7%a8/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ホテル・デルーナ11話あらすじ＆日本語訳～後編</title>
		<link>https://drama.keepthewish.net/2020/07/01/%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%8a11%e8%a9%b1%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%99%e3%81%98%ef%bc%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e8%a8%b3%ef%bd%9e%e5%be%8c%e7%b7%a8/</link>
					<comments>https://drama.keepthewish.net/2020/07/01/%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%8a11%e8%a9%b1%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%99%e3%81%98%ef%bc%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e8%a8%b3%ef%bd%9e%e5%be%8c%e7%b7%a8/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[drama_yujina]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 01 Jul 2020 11:02:10 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ホテルデルーナ 〜月明かりの恋人〜]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://drama.keepthewish.net/?p=18379</guid>

					<description><![CDATA[IU（イ・ジウン）、ヨ・ジング主演のtvNドラマ『ホテル・デルーナ（호텔 델루나 ）』11話、後半のあらすじを、セリフの日本語訳もまじえて紹介していきます。 サンチェスの計画 サンチェス最愛の恋人、ベロニカが韓国にやって [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>IU（イ・ジウン）、ヨ・ジング主演のtvNドラマ『ホテル・デルーナ（호텔 델루나 ）』11話、後半のあらすじを、セリフの日本語訳もまじえて紹介していきます。</p>
<p><span id="more-18379"></span></p>
<h2>サンチェスの計画</h2>
<p>サンチェス最愛の恋人、ベロニカが韓国にやって来る。<br />
彼はこの機会にプロポーズしようと計画していた。</p>
<p>「お前のホテルでプロポーズしたいんだ」サンチェスに言われ、チャンソンは思わず狼狽える。</p>
<p>サンチェス「ベロニカは世界中のホテルに行ってるだろ。お前がスペシャルなホテルで働いてるって言ったら、一度行ってみたいって。俺も気になるし」<br />
チャンソン「駄目だ。うちのホテルは」<br />
サンチェス「お前のホテル、やっぱり非常事態なんだろ」<br />
チャンソン「え？」<br />
サンチェス「だって絵は売るわ馬は売るわ、そんなに財政状況が良くないのか？」<br />
チャンソン「…良くはない」</p>
<p>「全く」サンチェスは立ち上がった。</p>
<p>サンチェス「チャンソン、辛いときは言えよ。何でも愛で乗り越えられるわけじゃないぞ」<br />
チャンソン「…そうだな」</p>
<p>そのとき、ミラが電話で大喧嘩をしながら出かけていった。「自分ばっか忙しいと思ってんの？あたしだって忙しのよ！！！」</p>
<p>サンチェス「ミラさん、毎日あぁだな。あの刑事さんと前世で仇同士だったのか、喧嘩ばかりだ。それなのに、せっせと会いに行くんだよな」<br />
チャンソン「（独り言のように）前世の仇なんだ」<br />
サンチェス「？」<br />
チャンソン「サンチェス、ベロニカが帰ってきたら、一緒に食事でもしよう。明後日なら月食の日だな」<br />
サンチェス「あぁ。だから、お前が自慢してたスカイバーで月食を見ようと思ったのに…」<br />
チャンソン「…ごめん」</p>
<h2>デルーナの花</h2>
<p>デルーナでは月食の日に生きているお客様を迎えるため、入念な準備が進められていた。<br />
霊のお客様と出くわして驚かないよう、あらかじめ周辺の客は別の階へ移ってもらう。<br />
スカイバーでも特別な食事やカクテルを用意していた。</p>
<p>ヒョンジュンが運び込んだ生花からハチが飛び出す。</p>
<p>ヒョンジュン「ハチだ！生花に生きているハチがついて来たんですね」<br />
チャンソン「ここには生きている花がないから、ハチや蝶のような虫はいないでしょうね」</p>
<p>そう言って、チャンソンはふと思い出す。<br />
以前、ホテル内にホタルが飛んでいるのを見たことがあったのだ。</p>
<p>チャンソン「ひょっとして、虫の霊もいるんですか？ホタルとか」<br />
ヒョンジュン「虫の霊は入って来られませんよ」<br />
チャンソン「…そうですか」</p>
<p>それなら、あのときホタルが飛んでいるように見えたのは、何だったんだろう。</p>
<p>ヒョンジュン「では、これを客室に持っていきます」</p>
<p>「待って」チャンソンは職員が抱えた花束から、淡いピンクのバラを一輪、つまみ上げた。</p>
<p>ヒョンジュン「？」<br />
チャンソン「ぼ、僕の部屋にひとつ…」</p>
<p>ヒョンジュンたちが立ち去ると、チャンソンはそっとバラの香りをかぎ、微笑んだ。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>チャンソンが社長室の前へやって来ると、ちょうどマンウォルが廊下へ出てきた。<br />
ひどく疲れた様子だ。</p>
<p>チャンソン「今日も夢想通話サービスの申込がたくさんあったんでしょう？」<br />
マンウォル「人間のお客が来るからって皆浮かれちゃって、宿泊客の面倒みるのが社長しかいないってどういうことよ？」</p>
<p>「あぁあ」マンウォルは大げさにため息をついてみせる。「何度も夢を見た後みたい。あぁ疲れた」<br />
思わずクスリと笑い、チャンソンは表情を整える。<br />
「それでは、夢から目覚めてほしいという意味で…」彼は背中に隠していたバラの花をサッと差し出した。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18390" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/07/181.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>マンウォル「？！」<br />
チャンソン「本物の花だから香りだってありますよ」<br />
マンウォル「花なら庭園に咲き散らかしてるじゃない」<br />
チャンソン「生きている花じゃないでしょう？」<br />
マンウォル「…。」<br />
チャンソン「あぁ、ひとつある。“チャン・マンウォル花”」</p>
<p>「！」マンウォルが少々ぎょっとしたように眉毛を上げる。</p>
<p>チャンソン「あなたの木に花が咲いたじゃないですか。キレイに」<br />
マンウォル「何よ、憎たらしい。偉そうにするんじゃないわよ」<br />
チャンソン「だって、僕が抱きしめた途端、花が咲いたじゃないですか」<br />
マンウォル「！」<br />
チャンソン「そうだとわかってたら、さっさと抱きしめてあげればよかった」</p>
<p>「さぁ！」チャンソンが彼女に手を伸ばした。<br />
マンウォルは慌てて手をはたき落とす。「何の真似よ？」</p>
<p>マンウォル「誰が抱きしめてくれって？頭おかしいんじゃないの…？」</p>
<p>「電話機を渡してほしいんですけど」チャンソンが指差したのは、マンウォルが抱えていた電話機だ。</p>
<p>マンウォル「…！」</p>
<p>「さぁ」チャンソンは楽しげに両手を広げた。「抱きしめてあげますよ」</p>
<p>マンウォル「結構よ！この威張りんぼで図々しい欲張りハーバード詐欺師っ！」</p>
<p>そうやって開けた口に、チャンソンはバラをさっと加えさせた。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18391" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/07/182.jpg" alt="" width="650" height="600" /></p>
<p>マンウォル「！！！」<br />
チャンソン「わぁ、可愛いな」<br />
マンウォル「！！！」<br />
チャンソン「デスクに追加の申込書を置いておきました。少し休んでまたお仕事をどうぞ」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>マンウォルはデスクの上に電話機をドンと置くと、くわえたバラをペッと吐き出した。<br />
全く腹が立つ…！<br />
それでも、バラの花を見ていると、月齢樹での出来事が思い出され、マンウォルはそっと香りを嗅いでみた。</p>
<p>マンウォル「（花に）生きてるわね。あんた、ひ弱だから大目に見てあげるんだからね」</p>
<h2>月の隠れる夜</h2>
<p>とうとう月食の夜がやってきた。<br />
マンウォルとチャンソンの号令のもと、スタッフたちはイソイソと持ち場につく。</p>
<p>チャンソン「みんな楽しそうですね」<br />
マンウォル「月が欠けて、この世にホテルが姿を現すのを感じるのよ。しかも人間のお客様がいらっしゃるなんて、みんな生きているような気分になるんだわ」</p>
<p>チャンソンは黙って頷く。<br />
マンウォル本人もとてもワクワクしている様子だった。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>予約の新婚夫婦がデルーナへやって来た。<br />
ヒョンジュンが二人を迎え入れ、ソヒたちが案内し、ソンビが料理とカクテルを振る舞う。<br />
すべては順調だ。</p>
<p>マンウォルは社長室で嬉しそうに窓の外を見上げる。</p>
<p>チャンソン「何がそんなに嬉しいんです？」<br />
マンウォル「いつもあの満月が目障りだったの。あれ見なさいよ、全部隠れてるでしょ。はぁ～、せいせいするわ。私、この瞬間が一番いい気分。うふふ」</p>
<p>嬉しそうなマンウォルに思わず笑い、チャンソンも並んで窓の外の満月を見上げる。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18393" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/07/184.jpg" alt="" width="650" height="600" /></p>
<p>チャンソン「満月（マンウォル）が全部隠れましたね。次に現れるときは、新たな月になっているでしょう。もう少し“善良”で、“節約”もできるような」<br />
マンウォル「…。」<br />
チャンソン「（笑）お客様が帰られたら、外で新しく生まれ変わった月を見ませんか？できの悪い満月（マンウォル）？」<br />
マンウォル「死にたいの？賛成（チャンソン）」<br />
チャンソン「賛成ってことですか？だから自分の名前が好きなんですよね。僕の名前を呼んだら、みんな賛成ってことでしょ」<br />
マンウォル「（笑）」<br />
チャンソン「ちょうどいい！（指でゼロを作り）最優先（※優先順位ゼロ）のGood（ク）・チャンソン（賛成）」<br />
マンウォル「うーん、いいんじゃない？優先順位ゼロのク・チャンソンさんは、（指で丸を作り）Okay goodってことね」<br />
チャンソン「なんですかそれ。僕の英語名はアンドリューですよ。それに賛成はOkayじゃなくてAgreementです」<br />
マンウォル「アンドリューでもアグリーでも何でもいいけどさ、あんたはとにかくOkay goodよ」</p>
<p>そうして、指で作った丸を隠れた月に重ねてみる。「Okay good! 月が全部隠れたわ」</p>
<p><span style="color: #339966;">＃なに言ってんだか…</span></p>
<p>「そうですね」チャンソンは手を伸ばし、指先で丸く月をなぞった。<br />
そして、スッと斜めに線を入れる。「あなたの印ですよね？」</p>
<p>マンウォル「そうよ」</p>
<p>チャンソンは夢で見た髪飾りをもう一度思い描く。<br />
確かにマンウォルの印がかたどられていた。チョンミョンは彼女を待っていたのだろうか…。</p>
<p>そこへソヒが姿を見せた。「社長」</p>
<p>ソヒ「お客様が客室へお入りになります」<br />
マンウォル「そう。月も完全に隠れたし、ちょうどいいわ。404号室へご案内して」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ソヒは新婚夫婦を404号室の前まで案内した。</p>
<p>ソヒ「お入りになりましたら、チェックアウトまで出ていらっしゃいませんよう」<br />
新郎「両親からこの部屋について話は聞いています」<br />
ソヒ「では、ごゆっくり」</p>
<p>新婚夫婦は404号室へ入っていった。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>夜が深まっていく。一番はしゃいでいたのはヒョンジュンだ。</p>
<p>ヒョンジュン「世界的サッカー選手が生まれたんだから、今度はどんな子が生まれるでしょうね」<br />
ソンビ「まだ死んで70年の子どもにはわからんだろうが、一晩ですぐ上手くいくものじゃないんだぞ」<br />
ヒョンジュン「僕だってわかりますよ。一晩で上手くいくわけじゃないって」</p>
<p>バーのカウンターの隅で、死神も嬉しそうだ。</p>
<p>ソンビ「死神に何がおわかりで？」<br />
死神「私だって全て知っている」<br />
ソンビ「まことですかな？」<br />
死神「何もわからぬと決めつけるな」<br />
ヒョンジュン「新しい命の話なんですから、死神は首を突っ込まないでください」<br />
死神「…。」</p>
<p>「とにかく」2人は再びつつき合う。</p>
<p>ソンビ「できれば今度は学者が生まれるといいなぁ。ノーベル賞とかいうのを貰うような」<br />
ヒョンジュン「どうせなら3つ子が生まれて、ノーベル賞も3つ取ってほしいですよ」<br />
ソンビ「ふははは」<br />
ヒョンジュン「今、ホテルのスタッフ全員、404号室ファイト～～～！って言ってるはずですよ。クックックッ」</p>
<h2>突然の別離</h2>
<p>サンチェスが不安そうな声でチャンソンに電話を掛けてきた。<br />
ベロニカが待ち合わせのレストランにまだ現れないというのだ。<br />
飛行機が遅れているわけではなく、電話にも出ないという。</p>
<p>サンチェス（電話）「もしかして、俺がプロポーズするのを察して、負担に感じたんじゃないかな」<br />
チャンソン（電話）「ベロニカの方が惚れてるじゃないか」<br />
サンチェス「いや、俺のほうがずっと惚れてる。はぁ、ベロニカは一度も約束破ったことないのに」</p>
<p>そこへ、サンチェスの携帯にメッセージが入る。<br />
メッセージを見て、サンチェスは慌てて駆け出した。</p>
<p>誰もいなくなったテーブルで… 血まみれのベロニカが泣いていた。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>知らせを聞き、チャンソンは大急ぎで家へ駆け戻った。「サンチェス！」<br />
ちょうどサンチェスがスーツケースを手に出掛けようとしている。</p>
<p>チャンソン「事故ってどういうことだ？」<br />
サンチェス「ベロニカが怪我したって。上海で交通事故があったみたいだ。（時計を見て）行かないと」<br />
チャンソン「ひどい怪我なのか？」<br />
サンチェス「行ってみないとわからない。きっと大丈夫だ」<br />
チャンソン「あぁ」<br />
サンチェス「ベロニカが良くなるまで、向こうにいないと」<br />
チャンソン「あぁ」</p>
<p>「車のキーはどこかな？」慌てたサンチェスがポケットを探る。<br />
ふと彼の後ろに人影が見えた。</p>
<p>チャンソン「？」</p>
<p>首から血を流したベロニカがサンチェスをじっと見ている。</p>
<p>チャンソン「！！！」</p>
<p>「行ってくる」サンチェスの腕を、チャンソンは咄嗟に掴んだ。</p>
<p>サンチェス「？」<br />
チャンソン「… 行ってもベロニカには… 会えない」<br />
サンチェス「そんなこと言うなよ」<br />
チャンソン「会えないんだ！」<br />
サンチェス「？」<br />
チャンソン「もう遅い」</p>
<p>「！」サンチェスは彼の手を思い切り振り払った。「なんてこと言うんだ！遅いわけないだろ！」</p>
<p>サンチェス「…行けば会えるさ」</p>
<p>サンチェスが庭へ出ていく。<br />
どうすれば…？<br />
欠けた月がチャンソンの目に止まった。<br />
月を遮っていた影が動き、明るい月が少し顔を出している。</p>
<p>チャンソン「待って！俺が会わせてやる」<br />
サンチェス「何だって？」<br />
チャンソン「今からうちのホテルへ来れば、ベロニカに会えるから」<br />
サンチェス「おい、一体何言ってんだ？！」</p>
<p>チャンソンは夢中でサンチェスの肩を掴んだ。「俺のこと信じるよな？」</p>
<p>チャンソン「時間がない。少しでも遅れたらもう会えないんだ！」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>サンチェスを連れて、チャンソンはデルーナの扉を開けた。<br />
ヒョンジュンが怪訝な顔で2人を迎える。「支配人？」</p>
<p>チャンソン「（ヒョンジュンに）この後、女性のお客様が入ってきます。スカイラウンジで待ってますから… 驚かせないような姿で案内してください」</p>
<p>※驚かせないような姿＝キレイに身だしなみを整えてあげてほしい、ということですね（涙）</p>
<p>チャンソンがサンチェスの腕を引いてエレベーターに乗り込むと、入れ替わりに血まみれのベロニカが入ってきた。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>バーを抜けて扉を開けると、そこは見晴らしのいいスカイラウンジだ。</p>
<p>サンチェス「どうしてここに？」<br />
チャンソン「ここは特別なホテルだ。死んだ人々が訪れる」<br />
サンチェス「え？」</p>
<p>チャンソンは満月を見上げた。<br />
もうすぐ月食が終わってしまう。</p>
<p>チャンソン「説明する時間はない。月食が終わるまでは、サンチェスにも死んだ人が見える。…ベロニカと話せる時間はほんの僅かなんだ」</p>
<p>サンチェスが目を真っ赤にして笑う。「冗談よせよ。ベロニカがなんでここに来るんだ？」</p>
<p>チャンソン「… 死んだから」<br />
サンチェス「…！！！」<br />
チャンソン「今ここへ向かってる。サンチェス、ベロニカは死んだんだ」<br />
サンチェス「…。」</p>
<p>入り口から誰かが姿を現す。</p>
<p>サンチェス「？」</p>
<p>まっすぐ近づいてくるのは… ベロニカだ。<br />
それを確かめて、チャンソンはそっと席を外した。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>「ごめんなさい、驚かせて」そう言って、ベロニカはそっと手を伸ばし、サンチェスの頬に触れた。</p>
<p>ベロニカ「私のせいで… 泣かないで」<br />
サンチェス「…。」<br />
ベロニカ「私、あなたのおかげで幸せだったから」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18384" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/07/185.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>月が完全に姿を現そうとしていた。<br />
涙を流すサンチェスに、ベロニカは優しく笑ってみせる。「とっても素敵な愛しい人…」</p>
<p>ベロニカ「…さようなら」</p>
<p>サンチェスが彼女を抱き寄せると、その瞬間… 生まれ変わった満月が彼女を消した。</p>
<p><span style="color: #339966;">＃サンチェスーーーー｡°( ´:ω:` )°｡</span></p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>バーで沈んでいるチャンソンに、マンウォルは声を掛けられずにいた。<br />
ソヒがそっとやって来る。「支配人のご友人、恋人を見送られたのですね」</p>
<p>マンウォル「…。」<br />
ソヒ「こうした突然の別れは、遺される人々の大きな悲しみとなりますね」<br />
マンウォル「死んで訪ねてくる人ばかりだったから、遺される人の悲しみを目の当たりにしたのは…久しぶりだわ」</p>
<h2>花が散る時…</h2>
<p>すっかり朝になった。<br />
新婚夫婦は大いに満足し、404号室を出る。<br />
その瞬間、404号室の扉は消え、建物は全く違う姿に様変わりしていた。</p>
<p>新郎「母さんたちが言ったとおりだ。二度と見つけられないホテル」<br />
新婦「子どもが出来たら、このホテルを見つけて新婚旅行に行かせましょ」</p>
<p>404号室の室内を整え、ソヒが同じ扉から廊下に出てくる。<br />
そこはいつもと変わらぬデルーナだった。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18385" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/07/186.jpg" alt="" width="650" height="600" /></p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ベロニカの葬儀がイタリアで執り行われるため、サンチェスはイタリアへ渡った。<br />
帰国は少し先になりそうだ。</p>
<p>ミラ「サンチェス、気の毒だわ…。最後に恋人に会って、別れも言えないなんて」</p>
<p>「会えたよ」チャンソンがぽつりと言う。「別れも言った」</p>
<p>ミラ「？」<br />
チャンソン「死が終わりじゃないとわかったから、サンチェスは乗り越えられるはずだ」<br />
ミラ「別れは言えたのね。だけど、どうやって会ったわけ？上海で死んだんでしょ？」<br />
チャンソン「…コーヒー美味しいぞ」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>通学路。<br />
ユナは完成したモンタージュ画をじっと見つめていた。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18386" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/07/187.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>横断歩道を渡ろうと歩き出した途端、車が一台突っ込んでくる。<br />
危うく衝突する寸前で車は止まった。</p>
<p>運転手「すみません！」</p>
<p>ユナは車を見てギョッと後ずさりをする。<br />
後部座席には血を流した女性の霊。<br />
運転席に座っている男性は…<br />
あの男ではないか！！！</p>
<p>ユナは後ろから来たタクシーを捕まえ、グレーの車を追った。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>車を走らせながら、ソル・ジウォンはバックミラーをチラリと覗いた。</p>
<p>ジウォン「本当について来た。可愛い女子高生が、なんで俺について来るのかねぇ～。訊いてみないとな」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>チャンソンはまた屈強な男たちに連れ出され、ファン支配人の待つビルの一室に来ていた。</p>
<p><span style="color: #339966;">＃もう電話一本で呼べばいいって^^;</span></p>
<p>ファン支配人「娘たち、チェックアウトまで済ませたそうです。ありがとうございました」</p>
<p>チャンソンが頭を下げる。</p>
<p>ファン支配人「デルーナの支配人をお辞めになったら、私を訪ねていらして。チャンソン君はずば抜けた能力の持ち主だと、社長からしきりに薦められたんですよ」</p>
<p>「辞めることはありません」チャンソンは迷わず笑顔でそう答える。</p>
<p>ファン支配人「チャン社長が言うには、もうすぐ辞めることになるだろうと」<br />
チャンソン「…。」</p>
<p>「ク・チャンソンが最後に見送るお客がいるの」マンウォルはファン支配人にそう言った。<br />
その客を見送れば、きっとホテルを去ることになるだろうと。</p>
<p>その意味を察し、チャンソンの視線が揺れる。「そうでしたか」</p>
<p>ファン支配人「ホテルに新しい規則でも出来たのかしら？チャンソン君が見送る最後のお客様、誰なんです？」</p>
<p>「とても好きな人… です」チャンソンはそう声を震わせた。<br />
ファン支配人はそれ以上訊かず、頷く。「辛いでしょうね」</p>
<p>チャンソン「…そうでしょうね。わかっているから耐えられると言い聞かせるには… 辛すぎると思います」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ファン支配人と別れ、チャンソンは昼間の町の中を歩いていた。<br />
何気なく空を見上げてみる。<br />
明るい空に、白い雲がいくつも浮かんでいた。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18387" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/07/188.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>電話が鳴った。<br />
マンウォルだ。「寝てた？」</p>
<p>チャンソン（電話）「起きてます。月を見てました」<br />
マンウォル（電話）「月？昼間に月なんてないわよ」</p>
<p>「そうですね」チャンソンの声は沈んでいた。</p>
<p>チャンソン「見えないのに見たくなったら（会えないのに会いたくなったら）… 辛いでしょうね」<br />
マンウォル「…どこ？」<br />
チャンソン「家に帰る途中です」<br />
マンウォル「待ってて。会いに行ってあげる」</p>
<p>電話を切った途端、また電話が鳴り出した。<br />
ユナからだ。</p>
<p>ユナ（電話）「あの車、見つけたんです」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ユナから連絡を受け、チャンソンはある建物の駐車場へ駆けつけた。<br />
グレーの車の前で、ユナが待っている。</p>
<p>ユナ「私が描いたモンタージュと、車の持ち主がそっくりだったんです」<br />
チャンソン「…。」<br />
ユナ「ひょっとして…犯人でしょうか」</p>
<p>モンタージュ画を受け取り、チャンソンはハッと目を見張った。「！」<br />
これは…</p>
<p>ユナ「どうしたんですか？」<br />
チャンソン「知り合いとすごく似てるんだ」</p>
<p>あいつだ。</p>
<p>チャンソン「あとは僕が調べるから、君は家に帰るんだ」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>マンウォルはサンチェスの家に来ていた。<br />
庭から家の中を覗いてみるが、誰の気配もない。<br />
チャンソンはまだ帰っていないのだろうか。</p>
<p>マンウォル「待ってろって言ったのに、待たせるなんて」</p>
<p>そう不平を言いながら、彼女はどこか楽しげだ。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>建物に足を踏み入れてみると、そこは広いバーのようだ。<br />
その名もUNDERGROUND。<br />
人の姿は見当たらない。</p>
<p>チャンソン「誰もいませんか？」</p>
<p>テーブルの上に飲みかけのワインとつまみが置いてあった。</p>
<p>チャンソン「！」</p>
<p>カウンターに視線を移すと、フォトフレームがいくつも並んでいる。<br />
そこに収められていた写真に、彼は緊張と募らせた。「！」<br />
紛れもなくソル・ジウォンだ。</p>
<p>ふと横を見ると、血を流した女性の霊が立っていた。「！！！」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>不穏な気を感じ、マンウォルがはっと振り返る。「！」<br />
そこにいたのは死を司る麻姑神だ。</p>
<p>マンウォル「待ち人は現れず、歓迎しない麻姑神のおでましとはね」<br />
死の麻姑神「何を言う？お前が一番待ち焦がれている神は、私ではないか」<br />
マンウォル「…。」<br />
死の麻姑神「お前は転生も治癒も因縁も拒み、ただひたすら消滅を望んでいたではないか」<br />
マンウォル「それで？今から消滅させてくれるって？」<br />
死の麻姑神「花が咲いたそうだな」<br />
マンウォル「…。」<br />
死の麻姑神「お前にもとうとう“失うもの”が出来たか」</p>
<p>マンウォルは冷たくあざ笑う。「あんな花ごとき、私が散るのを恐れるとでも？」</p>
<p>死の麻姑神「花を咲かせた者」<br />
マンウォル「？」<br />
死の麻姑神「そやつを失うというのはどうだ？」<br />
マンウォル「！！！」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>背後に気配を感じ、チャンソンはビクリと振り返った。「！！！」<br />
ソル・ジウォンがふっと笑う。「やぁ、ク・チャンソン」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18389" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/07/190.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>「傲慢で愚かなるマンウォル！」死の麻姑神が語気を強める。</p>
<p>死の麻姑神「花が散るのは怖くない、そう言ったな。だが、それは違う。恐れを抱いたとき、花は散るのだ」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18388" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/07/189.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>デルーナの庭園で、月齢樹の青い花が1つ2つとその花びらを落とし始めた。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ここでエンディングです。<br />
今回も良かったです～。<br />
前半ヘラヘラして見てたら、後半突然悲しみ路線にシフトチェンジして、最後は恐怖へ持っていく。<br />
ついていくのに精一杯でした。<br />
こういう流れの作り方、上手いなぁと思います。<br />
それにしても、ベロニカやっと出てきたのに…。</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://drama.keepthewish.net/2020/07/01/%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%8a11%e8%a9%b1%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%99%e3%81%98%ef%bc%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e8%a8%b3%ef%bd%9e%e5%be%8c%e7%b7%a8/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ホテル・デルーナ11話あらすじ＆日本語訳～前編</title>
		<link>https://drama.keepthewish.net/2020/06/28/%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%8a11%e8%a9%b1%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%99%e3%81%98%ef%bc%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e8%a8%b3%ef%bd%9e%e5%89%8d%e7%b7%a8/</link>
					<comments>https://drama.keepthewish.net/2020/06/28/%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%8a11%e8%a9%b1%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%99%e3%81%98%ef%bc%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e8%a8%b3%ef%bd%9e%e5%89%8d%e7%b7%a8/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[drama_yujina]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 28 Jun 2020 13:27:14 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ホテルデルーナ 〜月明かりの恋人〜]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://drama.keepthewish.net/?p=18364</guid>

					<description><![CDATA[IU（イ・ジウン）、ヨ・ジング主演のtvNドラマ『ホテル・デルーナ（호텔 델루나 ）』11話のあらすじを、セリフの日本語訳もまじえて紹介していきます。 裏切りの真相 チャンソンはベッドで目を開けた。 「…。」また夢の中で [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>IU（イ・ジウン）、ヨ・ジング主演のtvNドラマ『ホテル・デルーナ（호텔 델루나 ）』11話のあらすじを、セリフの日本語訳もまじえて紹介していきます。<br />
<span id="more-18364"></span></p>
<h2>裏切りの真相</h2>
<p>チャンソンはベッドで目を開けた。<br />
「…。」また夢の中でマンウォルの過去を見たのだ。</p>
<p>マンウォル（満月）の印の入った瓢箪が木にぶら下がっているのを見て、マンウォルは仲間たちと離れて湖へ向かった。<br />
そこで待っていたのは彼女が会いたかったチョンミョンではなく、敵だ。<br />
彼女たち一団はまんまと罠に嵌ったのだった。</p>
<p>それはすでにチャンソンも知っていたのだが…。</p>
<p>たった今、夢で見た光景はどこか違っていた。</p>
<p>湖のほとりに一人で立っていたのは、紛れもなくチョンミョンだ。<br />
彼が手に大切に握っていたのは、満月をかたどった髪飾りだった。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18369" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/06/172.jpg" alt="" width="650" height="600" /></p>
<p>チャンソン「コ・チョンミョン… あそこへ会いに来てたのか？」</p>
<h2>虎柄スーツに化けた馬</h2>
<p>サンチェスに呼ばれて部屋を出てみると、マンウォルから贈り物が届いていた。<br />
『嬉しくて』カードにはそう一言だけ記されている。<br />
箱を開けてみると…</p>
<p>現れたのは虎柄のスーツだ！<br />
ガオぉぉぉ！</p>
<p>そうだった。<br />
「白頭山の絵が売れたら、記念にこれとおそろいのスーツを作ってあげる」そう言って見せられた、マンウォル自慢のアニマル柄のタイツがチャンソンの脳裏に蘇る。</p>
<p>白頭山の代金は渡していないのに、どこにこんなスーツを仕立てる金が…？<br />
マンウォルは会長に夢想通話をサービスする代わりに愛馬を譲り受け、サンチェスに頼んで売りさばいていたのだった。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>「なんで着てこないのよ？」社長室へ姿を見せたチャンソンの地味なスーツを見て、マンウォルは口をとがらせた。</p>
<p>マンウォル「虎の格好で来ると思って期待してたのに」<br />
チャンソン「ここは職場ですよ」<br />
マンウォル「社長がいいって言ってんだから何だっていいのよ」<br />
チャンソン「（憮然）」<br />
マンウォル「ほら、あんたに合わせようと思って、（ゼブラ柄のストールを首にかけ）これも買ったのに」<br />
チャンソン「馬ですね。シマウマ」<br />
マンウォル「イケてるでしょ」<br />
チャンソン「目障りです」<br />
マンウォル「気に入らない？ふん、偏屈なんだから」<br />
チャンソン「（憮然）」<br />
マンウォル「いいわ。虎もシマウマも嫌なら、あんたの気に入ったのを買ったげる」<br />
チャンソン「そんな時間はありません」</p>
<p>チャンソンは手に持ったファイルを掲げた。「特別サービスの申込みが溜まっていますので」<br />
夢想通話サービスが評判になり、他の宿泊客もこぞって申し込んでいたのだ。</p>
<p>マンウォル「夢想通話は特別な代金を支払ったお客様だけに提供するサービスよ」<br />
チャンソン「代金はもう十分いただいたじゃありませんか」</p>
<p>「馬！」チャンソンは語気を強める。</p>
<p>マンウォル「サンチェスめ」<br />
チャンソン「そのお金には口出ししませんから、その代わり他のお客様にもサービスを」</p>
<p>「ク・チャンソン」マンウォルが身を乗り出す。「死人が生きてる人の夢に出てきて、良いことばかり言うとは限らないわ」</p>
<p>チャンソン「！」<br />
マンウォル「お前のせいで死んだ、一緒に死のう、恨むだの呪うだの、そんなこと言ったらどうするのよ？」</p>
<p>「あ…」チャンソンは困ったように腕組みをした。<br />
確かにそうだ。</p>
<p>マンウォル「だから、その都度検討して、ふさわしい代金を受け取って、特別な場合だけやってあげるのよ。お金のためだけじゃないわ！」</p>
<p>チッと舌をうち、マンウォルはぷいとそっぽを向いた。</p>
<p>チャンソン「おっしゃるとおりです。社長を誤解していました。<strong>お金</strong>にならないからではなく、<strong>考え</strong>があってやらないんですね」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18370" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/06/173.jpg" alt="" width="650" height="600" /></p>
<p>マンウォル「そうよ。何もかもお客様のことを考えて、やるに値すると判断した場合のみやってあげるんだから。私を何だと思ってんだか…」<br />
チャンソン「それではこちらで規定を決めて社長のお考えに合うお客様を選別します」</p>
<p>一気に言い切り、一瞬ニコリと愛想笑いをすると、チャンソンはクルリと背を向けた。</p>
<p>マンウォル「もう！！！」</p>
<h2>最後に一人、会えるとしたら…</h2>
<p>さっそくチャンソンが選んだ宿泊客の夢想通話サービスが実施された。<br />
数組めにやってきたのは、交通事故で亡くなった父子だ。<br />
今日あの世へ旅立つ前に、遺された家族との通話を申し込んでいた。</p>
<p>父親「通話は1度だけですか？」<br />
チャンソン「はい。1度きりです」<br />
父親「それなら別の人と話したいんです」</p>
<p>「？」マンウォルが厳しい視線を向ける。</p>
<p>父親「私たち親子は交通事故に遭いました」</p>
<p>転がったボールを追って道路に飛び出した息子を助けようとして、父も一緒にトラックに轢かれてしまったのだ。</p>
<p>父親「トラックを運転していた青年に会いたいんです」<br />
マンウォル「恨みごとや呪いの通話は出来ません。お引取りを」<br />
父親「恨みごとを言うつもりはありません！」<br />
2人「？」<br />
父親「謝罪したいんです」<br />
2人「！」</p>
<p>～～～～</p>
<p>トラックを運転していた青年は、執行猶予の判決を受けたものの、父子を轢き殺してしまった自責の念に苦しんでいた。<br />
彼の前に、父子が現れる。<br />
「あなた方は、私が殺してしまった…」青年は2人の前でひざまずき、涙を流した。</p>
<p>青年「申し訳ありません！本当に申し訳ありません！死んでも償えないことを…！」<br />
父親「私たちこそ申し訳ありません」<br />
青年「！」<br />
父親「いきなり車道に飛び出した私たちの過ちです。私たちも不幸でしたが、あなたを大きな不幸に突き落としてしまいました」</p>
<p>「申し訳ありませんでした」そう言って父子は頭を下げた。</p>
<p>父親「あなたの人生、私たちのせいで駄目になってほしくありません」</p>
<p>「申し訳ありません」青年はもう一度頭を下げた。「ありがとうございます」</p>
<p>～～～～</p>
<p>電話を切ると、父親は明るく微笑んだ。「これで少しは気が楽になりました」<br />
「ありがとうございます」父子は頭を下げ、晴れ晴れと部屋を後にした。</p>
<p>遺した妻ではなく、自分たちを轢いた青年に会いたい。<br />
それは、青年の今後の人生を思ってのことだった。<br />
思ってもみなかった善意を目の当たりにし、マンウォルは押し黙ってしまう。「…。」</p>
<p>チャンソン「今日はここまでにしましょうか？」<br />
マンウォル「あと数人なんだから今日終わらせましょ…」</p>
<h2>花は散るために咲く</h2>
<p>ソンビたちは庭園で月齢樹を見上げていた。<br />
青く美しい花をいっぱいに咲かせている。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18371" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/06/174.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>ソンビ「すっかり花が咲いたなぁ」<br />
ヒョンジュン「心配するのはやめましょうよ。やっと咲いたんですから、このまま咲き続けるかもしれないでしょう？」<br />
ソヒ「麻姑神が社長を連れて行こうとしているのよ。<strong>花は… 散るために咲くの</strong>」<br />
ソンビ「社長より先に我々が逝かなければ。みな覚悟を決めよう」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>すべての夢想通話を終え、マンウォルはぐったりして部屋を出てきた。「疲れたわ」</p>
<p>マンウォル「現世と繋いであげるのにどれだけ気力を削られると思う？」<br />
チャンソン「でも、そのお陰で今日は多くの人が笑顔で目覚めるでしょう。大変だったから、あなたのことも笑顔にしてあげますよ」<br />
マンウォル「どうやって？虎柄のスーツ、着てくれるの？」<br />
チャンソン「やっぱり！笑いものにするためだったんですね」<br />
マンウォル「ちょっと！笑うために努力したなら称賛されるべきじゃない？」<br />
チャンソン「僕だってあなたを笑顔にしようと努力しましたよ」<br />
マンウォル「？」<br />
チャンソン「何度も並んでは癇癪起こして諦めたチョレンイ雑煮の店、予約しておきました」<br />
マンウォル「！」<br />
チャンソン「行きましょう」<br />
マンウォル「えっ？！あそこは予約も出来ないし2時間並ばないと食べられないのに」<br />
チャンソン「ハーバードの人脈を使ったんです」<br />
マンウォル「ハーバードには雑煮学科もあるの？！」<br />
チャンソン「同級生に雑煮屋の息子がいるんですよ」</p>
<p>「！」マンウォルが納得してパンと手を叩く。<br />
チャンソンは得意げに腕時計を確かめた。「閉店まで貸切にしました」</p>
<p>マンウォル「まぁ！！！」<br />
チャンソン「急ぎましょう」</p>
<p>「待って！」歩き出したチャンソンをマンウォルが引き留める。<br />
「あぁ」チャンソンは笑った。「雑煮に似合う服に着替えないといけませんね」</p>
<p>マンウォル「ただの雑煮じゃないわよ。その名もチョレンイ雑煮なんだから」</p>
<p>「特別な服を着なきゃ」マンウォルはイソイソと駆け出した。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>器いっぱいの雑煮を前に、マンウォルは上機嫌で写真を撮った。</p>
<p>チャンソン「サンチェスは僕より3つ年上なんです。僕が今日、雑煮を3杯完食したら、サンチェスみたいにあなたとタメ口で話してもいいですか？」<br />
マンウォル「え？」<br />
チャンソン「サンチェスは呼び捨てにしてるじゃないですか」<br />
マンウォル「あんた、私にタメ口ききたいの？」</p>
<p>「…。」チャンソンはニッコリ微笑んでみせた。</p>
<p>マンウォル「いいわ。じゃあ雑煮1300杯ね」<br />
チャンソン「そんなのキム・ジュニョンだって無理です！」<br />
マンウォル「キム・ジュニョンをナメないでよ！」<br />
チャンソン「…。」<br />
マンウォル「ハンデをあげる。トック1つあたり1年ずつ減らすわ」<br />
チャンソン「100年ずつにしましょう」</p>
<p>「！」マンウォルがテーブルをドンと叩いた。「このハーバード詐欺師！横着するんじゃないわよ」</p>
<p>チャンソン「トックを13個食べたら、その瞬間から呼び捨てですからねっ」<br />
マンウォル「（呆れて）やってみなさいよ。1300も年食ったら人間は死ぬわ」</p>
<p>チャンソンは匙にトックを2つすくった。「挑戦！まずは軽く200歳」</p>
<p>チャンソン「200歳だと思うとさらに美味しいな。（もう一口）さぁ、この勢いで300歳追加しますよ」</p>
<p>こうして楽しい時間はゆっくりと流れていった。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18372" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/06/175.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<h2>呪いのサイト</h2>
<p>「犯行の動機がわかりました」捜査会議でパク警部が発言する。<br />
モニターに映し出されているのは、あるサイトだ。</p>
<p>パク警部「Hellloというサイトです」<br />
同僚「Helllo？何かの集まりか？」<br />
パク警部「Hellが地獄、loが“へ”（韓国語で로）で“地獄へ”。言葉遊びで作られた名前です」<br />
同僚「どういうサイトなんだ？」<br />
パク警部「会員数が10万を超える息の長いコミュニティです。最初はただ悩みごとをシェアする場所でしたが、次第に本物の地獄に変わっていき、誰かに対する恨みつらみを書き込む感情の掃き溜めに成り果てました」<br />
同僚「それで？」<br />
パク警部「容疑者は死んだ妻に関する批判を何度か書き込んでいます。他の被害者6人についての批判文に返信しているのも確認しました。被害者たちへの批判文はどれも返信や閲覧数が多いものばかりです」</p>
<p>パク警部はたくさんある書き込みの中から、あるスレッドを開く。「ある被害者についての批判文と返信です」<br />
写真とほんの短い文章に、「呪います」「死ねばいい」などと200を超える返信がぶら下がっている。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18373" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/06/176.jpg" alt="" width="650" height="600" /></p>
<p style="text-align: center;"><span style="color: #339966;">＃私、パク警部かなり好きです♪</span></p>
<p>パク警部「人を恨む書き込みに対して、一緒に呪ってあげるのがこのサイトの目的なんです」<br />
同僚「容疑者はその呪いを実行に移したってことか」<br />
パク警部「…。」<br />
同僚「悪魔じゃあるまいし…」</p>
<p>「容疑者の妻イ・ドヨン以外の被害者は、面識もない容疑者にワケもわからないまま殺されたんです」パク警部は怒りを募らせた。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ユナはデルーナに宿泊中の被害者6名を集め、報道されている容疑者の写真を見せた。</p>
<p>ユナ「この人じゃなかったんですね？」</p>
<p>皆、一様に首を縦に振る。</p>
<p>ユナ「（ヒョンジュンに）ほら、私の言うとおりでしょ？あの車の男が犯人だってば。あの車にも霊がいたんだし」<br />
ヒョンジュン「証拠もないのに通報できないだろ？」<br />
ユナ「そうだ、モンタージュ！ドラマに出てくるあれよ！描いてみましょ。私、絵は得意なの」<br />
ヒョンジュン「ドラマの真似ごとをして社長にバレたら大変だぞ」</p>
<p>ユナはさっそくカバンからノートを出した。「思い出せる特徴、全部教えてください」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>“グレーの車の男”ソル・ジウォンは携帯の画面を見つめていた。<br />
あの日、後ろを走っていたトラックの拡大写真だ。<br />
配送を依頼した人物はク・チャンソン。<br />
しかし、助手席に座っていたのは、髪の長い若い女性だった。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18374" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/06/177.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>彼は当日のドライバーを尋ねる。</p>
<p>ドライバー「予約したク・チャンソンという人には会っていません。女学生と配送したんですよ。あの日は車が故障してエライ目に遭ったんだ」<br />
ジウォン「女学生の名前や連絡先は？」<br />
ドライバー「電話番号は知らないな。会社のSNSアカウントから連絡したんですがね」</p>
<p>ジウォンはユナのSNSアカウントを教わり、あっという間に彼女の学校へたどり着いた。<br />
スカウトマンを装い、クラスメイトに接触する。<br />
ユナはかなりの変わり者で、霊が見えるのだと言う。</p>
<p>クラスメイト「一人でぶつくさ言うし、誰もいないのに付いていくんだから」<br />
ジウォン「霊に…付いていく？」</p>
<p>「面白いな」ジウォンは小さく笑った。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>夢想通話サービスはさらに人気が高まっており、ソヒが新たに受け取った申込書をマンウォルに届けた。<br />
うんざりして申込書をめくりながら、マンウォルが淡々と言う。「花が咲いてるの見たはずだけど、何も言わないのね」</p>
<p>マンウォル「皆あの世に行く決心はついたの？」<br />
ソヒ「皆、覚悟はしています。私は… あの一族の血が絶えるのを見ずには行けません」<br />
マンウォル「…。」</p>
<p>ソヒが背を向ける。</p>
<p>マンウォル「娘が死んだって言ってたわね」<br />
ソヒ「！」<br />
マンウォル「その一族の家門を守るために」</p>
<p>「…。」前に組んだ手を、ソヒはぎゅっと握りしめた。</p>
<p>マンウォル「いくら気が急いても42年前みたいな真似はしないで」<br />
ソヒ「！」<br />
マンウォル「客室長、悪霊になって消滅してしまったら、200年ここで積んできた善行が無駄になるわ」<br />
ソヒ「それも惜しくないほどの… 遺恨なのです」</p>
<p>ソヒは目を赤くし、声を震わせる。<br />
無表情で彼女をしばらく見つめると、マンウォルはまた申込書に視線を戻した。「今度の満月、月食になるわ」</p>
<p>ソヒ「はい。今度の月食は月が長時間欠けるそうですね。準備いたします」</p>
<h2>月食の夜は何かが起きる</h2>
<p>家に突然訪ねてきた屈強な男たちの案内で、チャンソンはあるビルのガランとした一室へやってきた。<br />
彼を待っていたのは、新聞でも見たことのある著名な女性だった。</p>
<p>女性「現在、あるホテルの理事をお務めですね？」<br />
チャンソン「あ… はい、そのとおりです」<br />
女性「私をそのホテルへ連れて行っていただけますか？社長に会いたいんです」<br />
チャンソン「我々の社長をご存知なのですか？」<br />
女性「ホテル・デルーナのチャン・マンウォル社長」</p>
<p>「！」いったい彼女は何者なのか。<br />
チャンソンは緊張を募らせる。</p>
<p>女性「私は以前、支配人としてあの御方に仕えておりました」</p>
<p>チャンソン「！」</p>
<p>驚いて言葉が出ないチャンソンを見て、女性は明るい笑みを見せた。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18375" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/06/178.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p style="text-align: center;"><span style="color: #339966;">＃この方、品があってお美しい！</span></p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>さっそく彼女… ファン元支配人はチャンソンと共にデルーナへやって来た。<br />
マンウォル以下、職員たちのことは見えるものの、もう宿泊客たちのことは見えないようだ。</p>
<p>※ヒョンジュンとの会話から察するに、彼女は政治家になっているようです。</p>
<p>「ずいぶん大きくなりましたね」社長室へ通されると、ファン支配人は30年ぶりのデルーナをそう懐かしんだ。</p>
<p>マンウォル「ムンスク、全部あんたのおかげよ。あんたがしっかりお金を運用して明洞の土地を買ったのが大きかったわ。あんたも大きくなったものね。よく見るわ。どこぞで総長になるそうね」<br />
ファン支配人「まだ候補です。社長が解放してくださったおかげですよ」<br />
マンウォル「泣く泣く手放したのよ。あんたみたいな逸材をこんなところに縛り付けちゃいけないって、麻姑婆がこっそり薬を飲ませて、霊を見えなくさせたもんだから」</p>
<p>「はぁ」マンウォルはため息をついた。「あんたがあと数年稼いでくれたら、江南に土地をいくつか持ってたわ」</p>
<p>ファン支配人「私はここでの経験で、世の中を見る目や価値観が随分変わりました」</p>
<p>「ふん」マンウォルが小さく笑う。「それは良かったわ」</p>
<p>マンウォル「ところで、用件は？」<br />
ファン支配人「お願いがありまして」</p>
<p>「お願い…ね」マンウォルが皮肉な笑みを浮かべる。</p>
<p>マンウォル「そりゃそうよね。恋しくて来るわけないもの。皆、心残りがあって来るんだから」</p>
<p>「社長にプレゼントを」ファン支配人がタイミングよく小箱を差し出す。<br />
中からあらわれた世にも見事な宝石に、マンウォルは顔を輝かせた。「お願いってなぁに？」</p>
<p>ファン支配人「些細なことですが、大切なお願いです」<br />
マンウォル「？」<br />
ファン支配人「39年ぶりに大きな月食がありますので」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ロビーに残ったチャンソンは、ソンビとソヒからファン支配人がデルーナにいた頃のことを聞いていた。</p>
<p>ソンビ「我が国が経済復興真っ只中だった頃、ファン・ムンスクの登場によってチャン社長は困窮から逃れ、今のような贅沢のできる富の礎を築いたのだ」<br />
ソヒ「7、8年ほど働いていましたわ」<br />
チャンソン「あのような方がここで支配人をしていたなんて、想像もつきませんでした」<br />
ソヒ「社長はここを辞めた支配人の痕跡を残しませんから」</p>
<p>「…。」チャンソンが表情を曇らせる。</p>
<p>ソンビ「それにしても、一大事を前にどういうわけで訪ねてきたんだろう」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>「人間のお客様を受け入れる？」チャンソンは社長室で目を丸くした。「そんなことが出来るんですか？」</p>
<p>マンウォル「月食だからね」<br />
チャンソン「月食だと何が違うんです？」<br />
マンウォル「月が欠けると、この“月の旅館”が現実世界で見えるようになるの」<br />
チャンソン「！」<br />
マンウォル「だから、人間のお客様もちらほら入ってくるし、ホテル内では人間にもうちのお客様の姿が見えるわ」<br />
チャンソン「月食の日は人間のお客様も受け入れるということですか？」<br />
マンウォル「もちろんフロントで断るわよ」</p>
<p>「だけど…」マンウォルが記憶を巡らせる。「あれは81年度だったかしら」</p>
<p>マンウォル「ムンスクがいた頃、月食の日に新婚夫婦がうちに泊まっていったの」</p>
<p>まだ夜間の通行禁止令が敷かれていた時代、夜中に雨に降られて困っていた新婚夫婦が、デルーナのドアを叩いた。<br />
このまま追い返せば、警察署で初夜を迎えることになる。<br />
仕方なく404号室に彼らを泊めたのだ。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18376" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/06/179.jpg" alt="" width="650" height="366" /></p>
<p style="text-align: center;"><span style="color: #339966;">＃回想の映像が昔っぽくなってて好き♪</span></p>
<p>マンウォル「その日、新婚夫婦はうちのホテルで初夜を迎えたわ。そして、この幽霊ホテルで初めて… 赤ちゃんが授かったの。その赤ちゃんこそ、韓国の生んだ天才サッカー選手…」<br />
チャンソン「（期待）」</p>
<p>マンウォルに名前を耳打ちされ、チャンソンは息を呑んだ。「本当ですか？！」</p>
<p>マンウォル「（うんうん）」<br />
チャンソン「あの人がここで？！」<br />
マンウォル「らしいわ。私もさっき聞いてビックリしたのよ。その人がムンスクの娘婿になるんですって」<br />
チャンソン「！」<br />
マンウォル「両家の顔合わせの席であの日の新婚夫婦に会って、お互い仰天だったらしいわ」<br />
チャンソン「いやぁ、不思議な縁ですね。ここは他にない不思議な気の溢れる場所ですから、ここで授かった子は特別かもしれません」<br />
マンウォル「その不思議な気にもう一度あやかりたくて、娘たちをここへ新婚旅行に寄越すって」<br />
チャンソン「では、王様をご案内したV.I.Pルームをご用意すればよろしいですか？」<br />
マンウォル「ううん。人間なんだから当然404号室よ」<br />
チャンソン「404号室？！あそこはチェックインできてもチェックアウトできない部屋じゃないですか」<br />
マンウォル「うちのホテルのチェックアウトは“あの世行き”だけよ」<br />
チャンソン「それならどうやってチェックアウトするんです？」<br />
マンウォル「お客様が心配？それならあんたが入って確かめてみれば？」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>今度の月食の日、生きている人間が泊まりにくると聞いて、デルーナのスタッフたちは大喜びだ。<br />
しかもハネムーンだなんて！</p>
<p>マンウォル「今回は正式に予約していらっしゃるお客様だから、しっかり準備するのよ」</p>
<p>「はい！」皆は思わず拍手で答える。</p>
<p>ソヒ「（ソンビたちに）お料理もルームメイクも人間用に準備しなくては！」<br />
ソンビ「生きているお客様がいらっしゃるとは、楽しみだなぁ。ところで、うちの“生きている支配人”の姿が見えないが」<br />
ヒョンジュン「404号室にいらっしゃいます」<br />
2人「あぁ～（納得）」<br />
ソンビ「それなら今夜じゅうは戻ってこないな」</p>
<p>「まぁとにかく」彼らから再び拍手が湧いた。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ここで一旦区切ります。</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://drama.keepthewish.net/2020/06/28/%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%8a11%e8%a9%b1%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%99%e3%81%98%ef%bc%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e8%a8%b3%ef%bd%9e%e5%89%8d%e7%b7%a8/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ホテル・デルーナ10話あらすじ＆日本語訳～後編</title>
		<link>https://drama.keepthewish.net/2020/06/21/%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%8a10%e8%a9%b1%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%99%e3%81%98%ef%bc%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e8%a8%b3%ef%bd%9e%e5%be%8c%e7%b7%a8/</link>
					<comments>https://drama.keepthewish.net/2020/06/21/%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%8a10%e8%a9%b1%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%99%e3%81%98%ef%bc%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e8%a8%b3%ef%bd%9e%e5%be%8c%e7%b7%a8/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[drama_yujina]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 21 Jun 2020 10:11:24 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ホテルデルーナ 〜月明かりの恋人〜]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://drama.keepthewish.net/?p=18349</guid>

					<description><![CDATA[IU（イ・ジウン）、ヨ・ジング主演のtvNドラマ『ホテル・デルーナ（호텔 델루나 ）』10話、後半のあらすじを、セリフの日本語訳もまじえて紹介していきます。 奇妙につながった縁 麻姑神の末っ子はワクワクしていた。「薬を飲 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>IU（イ・ジウン）、ヨ・ジング主演のtvNドラマ『ホテル・デルーナ（호텔 델루나 ）』10話、後半のあらすじを、セリフの日本語訳もまじえて紹介していきます。</p>
<p><span id="more-18349"></span></p>
<h2>奇妙につながった縁</h2>
<p>麻姑神の末っ子はワクワクしていた。「薬を飲まなかったのなら、ク・チャンソンにはまた過去の因縁が見えるわね」</p>
<p>「鬼眼を持つ者の副作用よ」そう言って、2番めの姉がチッと舌を打つ。「あなた、また突拍子もない縁を結んだわね」</p>
<p>末っ子「前世の仇同士が繋がるのは面白いわ。ひと目でビビッと来たもの。面影があったから」<br />
2号「…。」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>パク警部がタクシーを降りると、ちょうどそこで待っていたミラが入れ替わりに乗り込んだ。<br />
と、座席にハートのボールペンが落ちているのに気づき、ミラは窓からパク警部を呼び止めた。「これ、あなたの？」</p>
<p>「ありがとうございます」爽やかに笑みを浮かべ、ペンを受け取る。<br />
「…。」2人の間に短い沈黙が流れた。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18353" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/06/164.jpg" alt="" width="650" height="600" /></p>
<p>タクシーが走り出したかと思うと、すぐに停まり、ミラが降りてきた。</p>
<p>パク警部「？」</p>
<p>「どうしてくれるんですか！」ミラはスカートの裾を指差した。<br />
真っ白なスカートに赤いペンの線が入っている。</p>
<p>ミラ「あなたのボールペンのせいですよ。おニューだったのに」<br />
パク警部「すみません。困りましたね」<br />
ミラ「弁償してください」</p>
<p>「あぁ、忙しいから電話番号教えて」ミラが携帯を取り出す。</p>
<p>パク警部「え？」</p>
<p>「でも…」パク警部はハートのボールペンで手のひらに線を書いてみせた。「これ、黒なんですけど」</p>
<p>ミラ「（彼の手のひらを覗き込み）そうですね。真っ黒ですねぇ」</p>
<p><span style="color: #339966;">＃ミラどんどん好きになるわ(*′艸`)</span></p>
<p>ミラ「外側はピンクなのに」</p>
<p>「もういいです」ミラは恥ずかしくなって背を向け、唇を噛み締めた。</p>
<p>パク警部「あの」<br />
ミラ「？」<br />
パク警部「これ、すごく大事なペンなんです。拾ってくださったからお礼をさせてください」</p>
<p>「電話番号を」パク警部が携帯を取り出す。<br />
道路の向こう側で2人を見ていた麻姑神の末っ子が満足気に頷いた。</p>
<h2>図書館へ来たワケ</h2>
<p>チャンソンはジウンと2人で図書館を訪れていた。</p>
<p>チャンソン「ここは会長の建てた図書館だったんですね」<br />
ジウン「えぇ。お祖父様が夢に出てこられたのは、きっとこうなるのを期待なさっていたんだわ」</p>
<p>「はい」チャンソンは少し改まった様子で答えた。「お目にかかった瞬間から、僕もこうなることを願っていました」</p>
<p>ジウン「お祖父様が喜ばれますわ」</p>
<p>2人が連れ立って歩いていくのを、マンウォルは会長とともに見守っていた。</p>
<p>マンウォル「ご満足ですか？」<br />
会長「お似合いだ」<br />
マンウォル「では、約束通りお金は私が頂戴します」</p>
<p>「ごゆっくり」マンウォルは冷ややかに頭を下げ、背を向けた。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>図書館の庭に出て、マンウォルはベンチに腰をおろした。<br />
心がどうにもざわついている。</p>
<p>マンウォル「…。」</p>
<p>しばらくするとチャンソンが一人でやってきて、隣に腰を下ろす。「チャン・マンウォルさん」<br />
マンウォルは拗ねたようにプイとそっぽを向いた。</p>
<p>チャンソン「どうしてここに？」<br />
マンウォル「会長が孫娘を見たいって言うから。夢想通話料金、たんまりいただいたから特別サービスよ。あんたは気にしないで」<br />
チャンソン「せっかく来たんだから、図書館を見て回ってはどうです？」<br />
マンウォル「（憮然）」<br />
チャンソン「良い本がたくさんあるし、良い絵だってたくさんありますよ」<br />
マンウォル「結構よ」</p>
<p>「帰るわ」マンウォルは立ち上がった。<br />
「そう言わないで見に行きましょう」チャンソンがさっと彼女の腕を掴む。「すごく良い絵があるんです」<br />
彼はマンウォルの手を引き、無理やり歩き出した。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>チャンソンがマンウォルを連れてきたのは、あの白頭山の絵の前だ。「売ったんですよ」</p>
<p>チャンソン「あなたは会長の記念館が出来上がるのを待っていられないと思って」<br />
マンウォル「…。」<br />
チャンソン「お孫さんと話し合って、ここに展示することにしました」</p>
<p>驚いて絵を見上げていたマンウォルの表情が、次第にほぐれていく。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18354" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/06/165.jpg" alt="" width="650" height="600" /></p>
<p>チャンソン「僕はこの絵を売りに来たんです。あなたは何を売りに？」<br />
マンウォル「…。」<br />
チャンソン「一体僕をだしに会長とどんな取引をしたんですか？夢想通話って？」<br />
マンウォル「気にすることないわ」</p>
<p>「良い絵がたくさんあるんですって？」マンウォルはすっかり機嫌を直したようだ。「せっかくだから見に行きましょ」</p>
<p>チャンソン「会長からなにか巻き上げたんじゃ？」<br />
マンウォル「ちょっとだけよ」<br />
チャンソン「（白頭山の絵を指し）正直あれだって会長の絵なのに、何となく詐欺みたいで気まずいです」<br />
マンウォル「あんたもともと欲深いハーバード詐欺師でしょーが」<br />
チャンソン「詐欺師って！それよく言いますけど取り消してください」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>チャンソンと別れた後、ジウンは図書館に残り、館長と談笑していた。</p>
<p>館長「ク・チャンソンって人、素敵だったわ。お付き合いしてるの？」<br />
ジウン「そうなればいいなと思ってたけど、好きな人がいるんですって」</p>
<p>2人の話を遠巻きに聞き、亡き会長はそっと背を向けた。「…。」</p>
<p><span style="color: #339966;">＃このときの残念がるでもない、悲しむでもない会長の表情、いいよね。長く生きて、いろいろな人の人生に触れてきたからこそだと思う。</span></p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>「ここの図書館の食堂、美味しいわね！」マンウォルが椀の汁を飲み干し、唸った。</p>
<p>チャンソン「そうでしょ。小さい頃、父とよく来たんだけど、そのときも美味しかったんですよ」<br />
マンウォル「この辺で育ったの？」<br />
チャンソン「父はこの近くの小学校に僕を入れたがっていたんです。結局は家賃が高くて家が見つからなかったんですが、ここへはよく来ました。安くて美味しいから」<br />
マンウォル「最初からずっとお父さんと2人だったの？」<br />
チャンソン「えぇ。どうして僕がチャンソンっていう名前かというと、僕が生まれるのに賛成（チャンソン）した人が父しかいなかったそうで。それが申し訳なくて僕の名前を賛成（チャンソン）とつけたんです」<br />
マンウォル「…。」<br />
チャンソン「でも、父は漢字がよくわからなくて、“賛成”じゃなく、“燦星”に」</p>
<p>笑顔で話すチャンソンを、マンウォルは複雑な表情で見つめた。</p>
<p>マンウォル「お父さんがあんたを“売った”のは、自分が助かるためじゃない。あんたのためよ。自分がいなくなれば、あんたが一人ぼっちになるからって」<br />
チャンソン「… もちろん僕もわかってます。たった一人の家族ですから」<br />
マンウォル「…。」<br />
チャンソン「食べ終わったら本を見に行きましょうよ」<br />
マンウォル「本？この状況じゃちょっと困るんだけど」<br />
チャンソン「なぜ？」</p>
<p>「だって服が…」マンウォルは自分の服に手をやった。「本に似合わないもの」<br />
カットソーにミニのデニムスカート。少々カジュアルな服装で来てしまったのだ。</p>
<p>チャンソン「どんな服だろうが関係ないでしょう」<br />
マンウォル「関係あるわよ。だってさ、図書館で本を読むならSNSに上げる写真を撮らなきゃ。でもこの服じゃちょっと… あれでしょ」<br />
チャンソン「（苦笑）」</p>
<p>「ささっと着替えてくるわ」マンウォルが立ち上がろうとしたのを、チャンソンは引き止めた。「大丈夫ですよ」</p>
<p>チャンソン「本じゃなくて、本に憑いている霊を見に行きたいんです」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>この図書館には霊がいると噂が広がっていた。<br />
先日も霊を動画に撮ろうとした女性が失神するという事件が起きたばかりだ。<br />
本当にいるのならホテルに連れて帰ろうと、チャンソンはマンウォルと共に閲覧スペースへ戻った。</p>
<p>マンウォル「本に霊が憑いてるって？」<br />
チャンソン「えぇ。その本を寄贈した人だと噂になっているそうで。最近亡くなった小学校の校長先生なんですが、家族が寄贈したそうです。よっぽど大切にしていた本なんでしょう」<br />
マンウォル「そうかしら。大抵の人は大切なものを簡単に捨てるけど、隠したいものは命がけで守るわ」<br />
チャンソン「…。」<br />
マンウォル「噂のせいでやたらと皆が本を見に来るから、その霊も気が気じゃないわね」<br />
チャンソン「本に隠しごとなんてありますか？せいぜい高価だってことくらいでしょう」</p>
<p>「！」マンウォルが急に足を早める。</p>
<p>チャンソン「やれやれ。金の話が出た途端こうなんだから」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>2人は霊が憑いているという本の棚を前にしていた。</p>
<p>マンウォル「人間のあんたが取って。そうすればきっと現れるわ」</p>
<p>背表紙に『存在と時間』と題名が刻まれている。</p>
<p>マンウォル「どう見たって誰も手に取りそうにない本ね」<br />
チャンソン「僕は読みました」<br />
マンウォル「えぇ、えぇ、そうでしょうよ。優秀なク・チャンソン先生ですから」<br />
チャンソン「カッコつけて読んでみたけど、難しかったです」<br />
マンウォル「1000年以上“存在”して、“時間”を潰してきたのが私よ。そんな私だって“存在”が何なのか、“時間”が何なのかわからないのに、30年にもならないあんたにわかるわけないわ」<br />
チャンソン「まずは、この本にどんな“時間”が“存在”しているのか、見てみましょう」</p>
<p>「私がいると出てこないかもしれないから、棚の裏側にいるわ」マンウォルは彼を残し、書架の後ろへ回る。<br />
さっそくチャンソンが問題の本を棚から引き抜こうとすると、横からすっと手が伸びてきて、本を押さえた。</p>
<p>チャンソン「…。」</p>
<p>髪の長い、女性の霊だ。<br />
チャンソンと目が合うと、霊は驚いたように目を見開いた。「私が見えるのね」<br />
霊にまっすぐ向き直り、チャンソンは頷く。「はい、見えます」</p>
<p><span style="color: #339966;">＃とても細かい演技なんだけど、ちゃんとこうやって正面に向き直ってから返事をするところ、チャンソンの人柄が出ていて、いいなぁと思う。いつ、どの瞬間を切り取っても、100％ク・チャンソン。</span></p>
<p>チャンソン「ここで何をなさっているんです？」<br />
霊「この本を見られたくなくて…」<br />
チャンソン「本の中に大切なものがあるんですか？」<br />
霊「…。」<br />
チャンソン「それとも隠したいものが？」<br />
霊「本の中のものを処分できますか？」<br />
チャンソン「ご協力します。そのためには本を取り出さなければ」</p>
<p>霊は頷き、ゆっくりと手を引っ込めた。<br />
チャンソンが本を手に取り、パラパラとページをめくる。<br />
すぐに何かが挟まれているページが現れた。</p>
<p>古い写真だ。<br />
若い頃の女性と赤ちゃん。<br />
そして赤ちゃんが成長した数年後。</p>
<p>チャンソン「！！！」</p>
<p>その写真に、チャンソンは凍りついた。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18355" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/06/166.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>霊「…隠していた過去です」<br />
チャンソン「…。」<br />
霊「家族に知られるわけにはいきません。…処分してください」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>「今の人… きっと母です」霊が消えると、チャンソンは独り言のようにマンウォルに言った。</p>
<p>マンウォル「！」<br />
チャンソン「ずっと会えなかったから、亡くなったことも知りませんでした」<br />
マンウォル「…。」</p>
<p>「父さんがこんな写真を送っていたとは」そう言いながら写真を裏返してみる。<br />
隅に小さく「チャンソンとアメリカへ行きます」と、短いメッセージが住所と共に記されていた。</p>
<p>チャンソン「確かに… 大切なものじゃなくて隠したいものでしたね」<br />
マンウォル「…。」<br />
チャンソン「本当に“賛成（チャンソン）”されなかったんだな」</p>
<p>「…。」悲しむチャンソンに触れようとし、触れることが出来ずにマンウォルはその手をぎゅっと握りしめる。</p>
<p>マンウォル「余計なことまで全部見るって言ったわよね。その結果よ。知ったって傷つくだけでどうしようもないこと」<br />
チャンソン「！」<br />
マンウォル「何よ？違う？家族の顔が見られて嬉しいとでも？ホテルにお連れして最後に親孝行する？」<br />
チャンソン「そんなわけないでしょう」<br />
マンウォル「そりゃ良かった」</p>
<p>「渡しなさい」マンウォルは手を出した。「元に戻すから」</p>
<p>マンウォル「あの霊、どこにも行けずにずっとあそこで苦しめばいいわ」<br />
チャンソン「そんなこと、余計望んでいません」<br />
マンウォル「それならどうしたいわけ？！私のせいで霊が見えてこんな悲惨な目に遭ってるのに、何もしてあげないわけにいかないでしょ！」<br />
チャンソン「僕はただ！初めて母さんに会ったのに喜べないこの状況が… 悲しいんです」</p>
<p>悲しい… チャンソンの悲しみに圧倒され、マンウォルは言葉を失った。</p>
<p>「一人で悲しませてください」背を向けたチャンソンの袖を、マンウォルはとっさに掴む。</p>
<p>チャンソン「？」<br />
マンウォル「…。」</p>
<p>それでも何も言えず、マンウォルは諦めて手を放した。「何でもないわ」</p>
<h2>再会</h2>
<p>チャンソンはサンチェスのピザショップに来ていた。<br />
他に客は誰もいない。<br />
「何かあったのか？」サンチェスがやって来て、向かいの席に腰を下ろした。「冴えない顔して」</p>
<p>チャンソン「あぁ… ちょっと悲しくて」<br />
サンチェス「（ため息）よく来た。こういうときは俺が慰めてやらないとな。行こう、酒でも奢るから」</p>
<p>立ち上がったサンチェスはふとチャンソンの上着の袖口に目を留めた。「ボタンが取れてる。どこで取れたんだ？」</p>
<p>「…。」どれだけ強く掴んだんだろう。<br />
図書館でマンウォルがとっさに掴んだ場所だった。</p>
<p>チャンソン「… 慰めようとしたのかな」</p>
<p>そこへ入ってきたのはミラだ。<br />
「連れがいるの」遅れて男性が入ってくる。</p>
<p>パク警部だ。</p>
<p>彼の顔を見て、チャンソンは目を見張った。「！！！」<br />
ミラの隣に立っていたのは、1000年の昔、マンウォルの隣で優しく笑っていたあの男。<br />
彼女を一番愛したあの男ではないか。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18356" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/06/167.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>彼がなぜミラと？<br />
チャンソンは混乱の底へ突き落とされる。「…どうなってるんだ？」</p>
<p>ミラ「チャンソン、紹介するわ。パク・ヨンスさんよ」</p>
<p>チャンソンの様子に、パク警部は少々怪訝そうに会釈する。</p>
<p>ミラ「私が大事な物を拾ってあげたから、ご馳走してもらうの」</p>
<p>「その人… お前のせいで死んだのに」混乱の中、チャンソンは思わずそう呟いた。</p>
<p>ミラ「え？あぁ～、そうでしょ。死ぬほど素敵でしょ。イケてるでしょ」<br />
パク警部「ミラさんてば」<br />
ミラ「あはは！この方、刑事さんなの」</p>
<p>チャンソンはようやくいくらか落ち着きを取り戻し、小さく頭を下げた。</p>
<p>ミラ「サンチェスと出かけるんでしょ。また今度ね」</p>
<p>2人が奥のテーブルへ向かうのを、チャンソンは呆然と見送った。</p>
<p>サンチェス「どうした？知ってる人か？」<br />
チャンソン「俺じゃなくてチャン・マンウォルさんの知ってる人だ」<br />
サンチェス「それならあの人もマンウォルのこと知ってるのか？」<br />
チャンソン「あの人はきっと知らない」</p>
<p>「ごめん、今日は一緒に飲めそうにない」チャンソンは一人で店を出た。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ホテルへふらりと戻ってきたチャンソンと共に、マンウォルは屋上へ上がった。「しばらく悲しむだろうと思ったけど… 早々に断ち切ったのね」</p>
<p>チャンソン「まだ悲しいけど… あなたに会いに来ました」<br />
マンウォル「私？」<br />
チャンソン「僕… またあなたの“存在と時間”を暴き出してしまったようです」<br />
マンウォル「…？」<br />
チャンソン「あなたが一番胸を痛めている人に会いました」<br />
マンウォル「！」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>チャンソンがマンウォルを連れてきたのは警察署の前だ。<br />
道路をはさみ、彼女は遠巻きに正面玄関を見つめていた。<br />
彼女の視線の先にいたのは、同僚と楽しそうに談笑するパク・ヨンス警部だった。</p>
<p>マンウォル「…。」</p>
<p>爽やかなその笑顔が、胸の奥に封じ込めていたヨヌの顔と重なる。<br />
マンウォルの目に涙が滲んだ。</p>
<p>マンウォル「盗賊だった子が警察になるなんて」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18358" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/06/169.jpg" alt="" width="650" height="570" /></p>
<p>マンウォル「あんたはちゃんと生き返ったのね。良かった…。本当に良かったわ」<br />
チャンソン「近くへ行って、話をしてみますか？」<br />
マンウォル「いいの。私なんか」<br />
チャンソン「あなたにとっては家族も同然なのに、このままでいいんですか？」<br />
マンウォル「よくはないわ。ちょっと悲しいわね…」<br />
チャンソン「あなたに…　またこんな縁を繋いでしまいました」<br />
マンウォル「…ありがとう、ク・チャンソン」</p>
<p>ふと人の気配を感じ、パク警部は覗いていた携帯電話から顔を上げた「？」<br />
道の向こうにいる女性に、なぜか彼は視線を吸い寄せられる。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18357" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/06/168.jpg" alt="" width="650" height="600" /></p>
<p>パク警部「…。」</p>
<p>初めて見る女性なのに、なぜかその目は愛に満ちていて、彼の心に優しく染み入るように感じられる。<br />
彼の視線に、彼女は潤んだ目で微笑むと、次の瞬間、クルリと背を向けた。</p>
<p><span style="color: #339966;">＃道を隔ててただ見つめ合うだけの再会。表情だけでセリフもなにもない。最高です。</span><br />
<span style="color: #339966;"> マンウォルだけでなく、パク警部もひと目で何かを感じ取っていることで、見ている方も納得して心が満たされる。</span></p>
<p>「連続殺人事件のことだけど」パク警部は同僚の声にハッと我に返った。</p>
<p>同僚「シャベルについていた泥、もう分析結果出たんだよな？」<br />
パク警部「えぇ、死体の見つかった山の土と同じだそうです」<br />
同僚「だろ！それなのにどうして容疑者はいまだに否認してるんだ？参ったぜ、全く」<br />
パク警部「でも… 妻殺し以外は動機がないんですよ」<br />
同僚「典型的なサイコパスだ。殺人狂」</p>
<h2>典型的なサイコパス</h2>
<p>その頃、ソル・ジウォンはひっそりとした橋桁の下にいた。<br />
ドラム缶に火を焚き、被害者たちの遺留品を次々に投げ入れる。<br />
「おしまい！」最後のキーホルダーを投げ入れ、車に戻ると、忘れずにドライブレコーダーを外す。<br />
これも処分しなければ。</p>
<p>「…。」ふと思い出した。<br />
何日か前、後ろをついて来る車が気になっていたのだ。</p>
<p>すぐさまドライブレコーダーのデータを取り出し、後ろにいた車を確かめる。<br />
車体に記されている運送会社にさっそく電話を掛けた。</p>
<p>ジウォン（電話）「あの日、トラックに積んであった荷物に問題が起きたんですよ」<br />
運送会社（電話）「問題なく無事到着していますけど」<br />
ジウォン「予約者名をもう一度確かめてくださいよ」<br />
運送会社「当日そのトラックを予約なさったのはク・チャンソンさんです」<br />
ジウォン「！！！誰だって？」</p>
<p>運送会社「ク・チャンソンさんご本人では？」</p>
<p>ジウォンはそのまま電話を切った。「ク・チャンソン？まさか…」</p>
<p>ジウォン「なんでここでお前の名前が出てくるんだ？」</p>
<h2>再びデルーナへ</h2>
<p>チャンソンはまた部屋にこもっていた。<br />
母の件で気持ちに区切りがつかない限り、ホテルに戻って働く気にはなれない。</p>
<p>動いたのはマンウォルだ。<br />
夜の図書館に入り、『存在と時間』の本を開いてみる。</p>
<p>マンウォル「この難しい本を最後まで読み通せば答えが出るのかしら。自らの存在と、共にした時間すべてを否定された子を、どうやって慰めればいいか」</p>
<p>パタンと音を立てて本を閉じると、隣に現れた女性の霊をじろりと見据えた。「隠していた過去を暴かれるのが怖い？」</p>
<p>霊「…。」<br />
マンウォル「心配しないで。あなたの子はそんなこと望んでないから」<br />
霊「！」<br />
マンウォル「悲しんでるあの子を、私は慰めたいの」<br />
霊「…。」<br />
マンウォル「あなたが必要よ。私のホテルにご招待するわ」</p>
<p>ほどなくチャンソンにメールが届いた。「復職。デルーナに来なさい。4号線に乗って。あんたが見送らなきゃいけないお客様がお待ちよ」</p>
<p>※4号線＝デルーナが元の場所に戻ったことを示していますね。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>デルーナに復帰したチャンソンを、職員たちは静かに迎え入れた。</p>
<p>ソンビ「財閥の婿になるものと思っていたが、幽霊ホテルに舞い戻るとはなぁ。野心のない男だ」<br />
ソヒ「社長にはク支配人が必要です。野心家の男は不人気ですよ。時代遅れね」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>チャンソンは復帰早々に死者をあの世へ送り出すバス乗り場に来ていた。「お待たせして申し訳ありません」<br />
待っていたのはようやく会えた母親だ。<br />
「来てくれて… ありがとう」母親はそう言って声を少し震わせる。</p>
<p>チャンソン「本に挟んであった写真、僕が持っていてもよろしいでしょうか」</p>
<p>母親の表情に控えめな喜びが滲んだ。「そうしてもらえますか？」</p>
<p>母親「本当に… ごめんなさい」</p>
<p>息子に見送られ、母親は静かに旅立った。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>マンウォルは庭園で月齢樹を見上げていた。<br />
母を見送り、チャンソンが姿を見せる。「しっかりお見送りした？」</p>
<p>チャンソン「はい」<br />
マンウォル「ごめん。勝手にお連れして」<br />
チャンソン「ありがとうございます。勝手に連れてきてくれて」</p>
<p>「それから…」チャンソンは続けた。「戻って来いと言ってくれたことも」</p>
<p>マンウォル「社長としては少々格好がつかないけど、ハッキリさせましょ。私に来いと言われて来たんじゃなく… 来てくれたの」</p>
<p>「！」月齢樹を見つめたまま淡々と語るマンウォルを、チャンソンは驚いて見た。</p>
<p>マンウォル「無理やり薬を飲ませて、二度と来られなくすることだって出来た。でも、私はそうしなかったわ」</p>
<p>「逃げるチャンスをあげるたびに…」マンウォルは彼に向き直る。</p>
<p>マンウォル「あんたが自分の勝手で戻ってきたと思っていたけど、本当は私が… また来てくれるのを願っていたんだわ」</p>
<p>「僕の独りよがりじゃないとハッキリして、気分がいいですね」チャンソンはわざと少し突っ張ってみせる。<br />
そうせずにはいられないほど、マンウォルはいつになく素直だった。</p>
<p>マンウォル「ク・チャンソン、私はあんたのことを利用する」<br />
チャンソン「？」<br />
マンウォル「あの女もヨヌも… あんたが私の前に連れてきた。それならあの男だって…きっと連れてくるわね」</p>
<p>チャンソンは頷いた。「そうなるでしょうね」</p>
<p>マンウォル「間違いなくそうなるわ。そして… 絶対に無事じゃ済まさない」<br />
チャンソン「そのために僕を利用すると？」<br />
マンウォル「えぇ。私は悪辣で狡猾よ。そんな私に利用されるだけ利用されて、ボロボロになるかもしれない」<br />
チャンソン「僕を逃がそうとそんな脅迫を…」</p>
<p>「違うわ」見開いたマンウォルの目は潤んでいた。「逃げないで」</p>
<p>チャンソン「！」<br />
マンウォル「もう決心したでしょう？足手まといで危険な目に遭うって」<br />
チャンソン「…。」<br />
マンウォル「危険な目に遭って死んでもおかしくない。そう思いながら… 私のそばにいて」<br />
チャンソン「…。」<br />
マンウォル「私が暴走して、消え去る日が来たとしても… あんたがそばにいてちょうだい」</p>
<p>「いいえ」チャンソンはそう言って、彼女に近づいた。</p>
<p>マンウォル「？」<br />
チャンソン「あなたを消滅させたりはしません」</p>
<p>手を伸ばし、そっと彼女の頬に触れる。「僕を信じて」<br />
そして、両手を背中に回し、彼女の細い体を包み込んだ。</p>
<p>マンウォル「！」</p>
<p>彼の広い胸の中で、マンウォルは静かに心を委ねる。<br />
頭上で彼らを見守るように、月齢樹の青い蕾が次々と開いた。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18359" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/06/170.jpg" alt="" width="650" height="600" /></p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ここでエンディングです。</p>
<p>近年稀に見る素敵なハグシーンじゃなかったですか？！<br />
十分です。十分すぎます！<br />
2人の表情で、チャンソンの決意や、凍っていたマンウォルの心が溶けていく感じが手にとるようにわかる。</p>
<p>ヨヌとのセリフのない再会シーンもそう。<br />
こういう抑制の効いたドラマはホント好きです。</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://drama.keepthewish.net/2020/06/21/%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%8a10%e8%a9%b1%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%99%e3%81%98%ef%bc%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e8%a8%b3%ef%bd%9e%e5%be%8c%e7%b7%a8/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ホテル・デルーナ10話あらすじ＆日本語訳～前編</title>
		<link>https://drama.keepthewish.net/2020/06/15/%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%8a10%e8%a9%b1%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%99%e3%81%98%ef%bc%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e8%a8%b3%ef%bd%9e%e5%89%8d%e7%b7%a8/</link>
					<comments>https://drama.keepthewish.net/2020/06/15/%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%8a10%e8%a9%b1%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%99%e3%81%98%ef%bc%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e8%a8%b3%ef%bd%9e%e5%89%8d%e7%b7%a8/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[drama_yujina]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 15 Jun 2020 06:08:56 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ホテルデルーナ 〜月明かりの恋人〜]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://drama.keepthewish.net/?p=18333</guid>

					<description><![CDATA[IU（イ・ジウン）、ヨ・ジング主演のtvNドラマ『ホテル・デルーナ（호텔 델루나 ）』10話のあらすじを、セリフの日本語訳もまじえて紹介していきます。 美味しい店で一緒に食事を 「僕はこれからも足手まといで危険な目に遭い [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>IU（イ・ジウン）、ヨ・ジング主演のtvNドラマ『ホテル・デルーナ（호텔 델루나 ）』10話のあらすじを、セリフの日本語訳もまじえて紹介していきます。</p>
<p><span id="more-18333"></span></p>
<h2>美味しい店で一緒に食事を</h2>
<p>「僕はこれからも足手まといで危険な目に遭い続けます！だから、あなたがこれからも守ってください！」<br />
決め台詞をはなったチャンソンの前に、突然あらわれたのは大洞井神だ。<br />
「これはそなたの薬か？」<br />
手のひらに乗っているのは、いま池に投げ捨てたばかりの薬だ。</p>
<p>チャンソン「！！！」</p>
<p>マンウォルの口角がピクリと上がった。<br />
「そなたの薬であろう」驚くチャンソンを見て、大洞井神は満足げだ。</p>
<p>チャンソン「神様、この状況で拾ってくださらなくても…」<br />
大洞井神「落としたようだから、拾ったのだ」</p>
<p>「ありがとうございます」絶句するチャンソンの代わりに、マンウォルが薬を受け取った。「貴重なものを拾ってくださいまして」</p>
<p>大洞井神「（チャンソンに）この薬がそなたの“恐れ”を治癒してくれるのであろう？」<br />
チャンソン「（憮然）はい、それはそうですけど」</p>
<p>「では、飲んで楽になりなさい」大洞井神は消えた。</p>
<p>マンウォル「ほらね。神も“飲んで楽になれ”って」<br />
チャンソン「あの神様、ちっとも気が利きませんね」<br />
マンウォル「逃げて楽になろうとした神からの忠告よ」</p>
<p>「飲みなさい」薬を差し出すマンウォルを、チャンソンは恨めしそうに睨んだ。</p>
<p>マンウォル「忘れてるようだけど、怨恨の強い霊に殺されることだってあるの。この前だって死にかけたでしょ」</p>
<p>「私のせいで」マンウォルは付け加える。</p>
<p>マンウォル「あれこれ余計なもの見ないで、平和に生きなさい」<br />
チャンソン「薬を飲んだら、あなたのことも見えなくなるじゃないですか」<br />
マンウォル「…？」<br />
チャンソン「忘れてるようだけど、僕にはあなたの過去が見えるんです」<br />
マンウォル「…。」<br />
チャンソン「僕が支えてあげなきゃ、あなたは性根が曲がる一方だ。余計なもの全部見えたって、最悪の事態は阻止します」<br />
マンウォル「！」<br />
チャンソン「あなたは… あんな姿になっちゃいけない」</p>
<p>真っ赤な灰になっていくマンウォルの悲しい目が、チャンソンの脳裏に焼き付いたまま、消えることはなかった。</p>
<p>チャンソン「だから、僕はこれからもあなたをそばで守ります」<br />
マンウォル「…。」</p>
<p>「ク・チャンソンさん？」背後で誰かの声がする。<br />
またお邪魔虫が？！<br />
そこに立っていたのは、チャンソンの前勤務先ホテルの会長の遺族だった。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>「とても世話になったそうで」亡き会長の娘（社長）と孫娘は、生前会長からチャンソンの話を聞かされていたという。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18343" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/06/157.jpg" alt="" width="650" height="300" /><br />
亡き会長を懐かしむ2人に、チャンソンは良いサービスを思いついた。</p>
<p>チャンソン「もし会長に伝えたいことがおありでしたら、手紙をお書きください。今勤務しているホテルには、恋しい方に手紙をお届けするサービスがあるんです」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>会長遺族と話し終えてチャンソンが出てくるのを、マンウォルは帰らずに待っていた。<br />
「運転するの嫌いだから」そう言って、マンウォルは車のキーを投げ渡す。</p>
<p>チャンソン「運転が嫌いなのに、どうしてあんなに車を買うんですか？」<br />
マンウォル「キレイだから」</p>
<p>「…。」彼女の答えがあんまり素直で、チャンソンは思わず言葉を失う。</p>
<p>マンウォル「あんたが売っぱらった車、全部買い戻すわよ」<br />
チャンソン「お金はどうするんです？」<br />
マンウォル「あれこれ余計なものも全部見るっていうから、汚いやり口も見せるわ」</p>
<p>「白頭山の絵、渡しなさい」マンウォルの要求はいつもわかりやすい。</p>
<p>チャンソン「渡すわけないでしょう。退職金代わりに受け取ったのに」<br />
マンウォル「あんたの家に落としただけ！私のものよ。渡しなさい！」<br />
チャンソン「近くにテレビに出てた食堂があるんです。行きましょう」<br />
マンウォル「食堂？！」<br />
チャンソン「この状況で食事に行こうなんて、呆れるでしょ」</p>
<p>「腹わたが煮えくり返るほどにね」そう言ってチャンソンは彼女を睨む。</p>
<p>マンウォル「！」<br />
チャンソン「まさに僕がそうでしたから」<br />
マンウォル「…。」</p>
<p>「行きましょう」チャンソンは少し歩いたところで振り返る。「あなたのせいで閉店時間に間に合わなかったら…」</p>
<p>チャンソン「あなたの白頭山は戻ってきませんよ。永遠にね」</p>
<p>※これ、1話の仕返しですね。あのときは目のない霊に遭遇してチャンソンがパニックになっていたところを、マンウォルがいきなり食事に連れて行ったのでした。かなり根に持ってる（笑）</p>
<p>+-+-+-+-+</p>
<p>テーブルいっぱいに並んだご馳走を前に、マンウォルはまだぶんむくれていた。<br />
お気に入りの大食いタレント、キム・ジュニョンが来た店だと聞き、ぶんむくれたまま一応写真は撮る。<br />
それが可愛らしくて、チャンソンは思わず笑った。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18344" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/06/158.jpg" alt="" width="650" height="650" /></p>
<p><span style="color: #339966;">＃可愛すぎて先に進めない<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/17.0.2/72x72/2665.png" alt="♥" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /></span></p>
<p>チャンソン「この辺りにはあなたの好きな冷麺屋もないし、買い物する店もない。明洞に戻ってきてください。僕だって通うのに遠すぎるし」<br />
マンウォル「通うなら前に勤めてたホテルにしなさい。社長に気に入られてるようだし」<br />
チャンソン「僕は目の前にいる社長に気に入られたいんです」<br />
マンウォル「…。」</p>
<p>「そのためには…」チャンソンは話しながら大量の肉をサンチュに乗せた。「挑戦です」</p>
<p>チャンソン「これを一口で平らげたら、仕事に復帰させてください」<br />
マンウォル「（嘲笑）一口で？キム・ジュニョンならここにあるの全部乗せて食べるわよ。誰に対抗してんだか。あんたがやったら口が裂けるわ」</p>
<p>チャンソンはムキになり、肉をくるりとサンチュで巻いた。「成功したら復帰ですからね」<br />
思い切りかじりついたその瞬間…</p>
<p>マンウォル「無駄よ。私、もうキム・ジュニョンはやめたの」<br />
チャンソン「わぁ、あんなに気に入ってたのに、キム・ジュニョンのことも捨てたんですか」<br />
マンウォル「えぇ。だから、成功したらうちのホテルよりお笑いコンテストにでも出れば？」<br />
チャンソン「簡単にやめられるものですか？」</p>
<p>「簡単ではないわね」マンウォルはサンチュに具を乗せながら淡々と言う。「どこへ行っても見かけるし」</p>
<p>チャンソン「…。」<br />
マンウォル「（料理を見つめ）ここの店、不味いといいけど。思い出さなくて済むわ」</p>
<p>マンウォルは無表情で料理を口に押し込んだ。</p>
<h2>団体客の指し示すもの</h2>
<p>デルーナに戻ったマンウォルは、ヒョンジュンたちが連れてきた“団体客”について報告を受けた。<br />
彼らの体は皆、殺されて山中に埋められていたのだという。</p>
<p>ヒョンジュン「公衆電話から僕が通報しました」<br />
ソヒ「ニュースでも報じられています。遺体がいくつも見つかり、連続殺人だと大騒ぎに」<br />
ソンビ「お客様の話を総合してみると、同じ人物に殺されたようです。みな面識がないものの、若い男だという点が共通しています」</p>
<p>「あの人です！」ユナが言う。</p>
<p>ユナ「あの車の持ち主が犯人に違いないわ」</p>
<p>ここへ引っ越す道中、前を走っていたグレーの車だ。<br />
「ナンバーを控えておきました。私たちで探し出して…」ユナがポケットから出した紙切れを、マンウォルは即座に散り散りに消した。</p>
<p>マンウォル「やめなさい」<br />
ユナ「！」<br />
マンウォル「ヒョンジュンが通報して、遺体も見つかってる。生きてる犯人は警察が捕まえればいい。私たちは死んだお客様がそれを見届けて旅立つまで、しっかりおもてなしするだけよ」</p>
<p>ソヒが静かにうなずく。</p>
<p>マンウォル「お客様がお望みならニュースが観られるようTVを用意して。リアルタイム検索が出来るようWiFiも開放するのよ」</p>
<p><span style="color: #339966;">＃WiFi常時開放してくれるなら死後も一生暮らすわ</span></p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>パク警部は不思議そうに公衆電話を見つめていた。<br />
通報は間違いなくこの公衆電話から発信されたのに、防犯カメラに誰も写っていないというのだ。<br />
そこへイソイソとやってきたのは、全身ピンクのファッションに身を包んだ女性… 麻姑神3号だ。</p>
<p>「小銭をお持ち？」麻姑神3号が公衆電話を指差すと、パク警部はポケットから小銭を出し、差し出した。<br />
彼女が「お礼に」と取り出したのは、手編みの大きなハートがついたボールペンだ。</p>
<p>パク警部「… 結構です」<br />
麻姑3号「これを失くしたら結婚できませんよ～。一生！永遠に！恋愛だって出来ませんわ」<br />
パク警部「！」<br />
麻姑3号「絶対に失くさないで」</p>
<p>そう伝えると、麻姑3号は公衆電話のことなど忘れたようにクルリと背を向けた。</p>
<p>パク警部「……。」</p>
<h2>婿候補ナンバーワン</h2>
<p>チャンソンはさっそく前ホテル会長に孫娘からの手紙を届けた。<br />
会長はデルーナのバーでのんびり酒を楽しんでいたところだ。</p>
<p>『会いたいお祖父さんへ<br />
最後のご挨拶はしたけれど、この機会に手紙を書くことが出来てよかったわ^^<br />
そちらでは苦しむことなく、幸せでいられますように（後略）』</p>
<p>チャンソン「ご臨終に間に合わなかったと、お孫さんはとても悲しんでおられました」<br />
前ホテル会長「遠くに留学していたからね。（孫の写真を眺め）こうやって会えるとは。君のおかげだ」</p>
<p>「うちの孫娘、可愛いだろう？」会長が孫の写真を差し出す。<br />
チャンソンも写真をまっすぐ覗き、「えぇ」と微笑んだ。</p>
<p>前ホテル会長「君、恋人はいるのかね？」<br />
チャンソン「え？」<br />
前ホテル会長「いや、うちの孫も恋人がいなくてね」<br />
チャンソン「…。」<br />
前ホテル会長「名前はチョン・ジウン。25歳。勉強ばかりして男を見る目がないんだ。私が堅実でまっすぐな男を選んでやりたかったんだが…」</p>
<p>「…。」そう言って会長はチャンソンを見つめ、首をかしげる。</p>
<p>チャンソン「あ… えぇ。きっと良い人に出会えると思います。ご心配なく」</p>
<p>「それでは僕はこれで」チャンソンは逃げるようにバーを後にした。<br />
一人になった会長の前に、そっとグラスが差し出される。</p>
<p>ソンビ「ク・チャンソンに恋人はいません」<br />
会長「？」<br />
ソンビ「あの“堅実でまっすぐな青年”が気になっておられるようでしたので」<br />
会長「そうかね？」<br />
ソンビ「ク・チャンソンについてお聞きになりたいですか？」</p>
<p>会長は興味津々な様子で頷いた。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>チャンソンがやってきたのは社長室だ。<br />
そこには以前彼が貰ってきた大食い芸人キム・ジュニョンのサインが変わらず飾ってあり、チャンソンはホッとして顔をほころばせた。「捨てられてなかったんだな」</p>
<p>そこへマンウォルが入ってくる。「まだいたのね」<br />
と、ソンビがチャンソンを探している声がして、マンウォルは急いで物陰に彼を引っ張り込んだ。<br />
会長の遺産目当てに、ソンビが会長の孫娘とチャンソンを縁組しようとしているからだ。<br />
ホテル経営が窮地だとはいえ、チャンソンを孫娘に差し出すわけにはいかない。</p>
<p>チャンソン「どうして隠れなきゃいけないんです？」<br />
マンウォル「あんた、お金嫌いよね。素朴が好きで、派手なのは嫌い。色だってウンコ…」<br />
チャンソン「！」<br />
マンウォル「…茶色みたいな地味なのが好きだし」</p>
<p>マンウォルは探るようにチャンソンの目を覗く。「そうよね？」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18345" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/06/159.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>チャンソン「白頭山を渡さないからってプレッシャーかけてるんですか？」</p>
<p>マンウォルは呆れたように息をついた。「あるのね。金銭欲」</p>
<p>チャンソン「えぇ、ありますよ。お金たくさん稼ぎたいです」<br />
マンウォル「それって自慢？ハーバードでそう習ったわけ？」<br />
チャンソン「MBAというのはお金の稼ぎ方を学ぶんですから」<br />
マンウォル「ご立派ね。このハーバードの強欲詐欺師！」<br />
チャンソン「？！」<br />
マンウォル「財閥になんなさいよ！ホテルの社長になればいいわ！」</p>
<p>「帰って！」そう言い捨てマンウォルはくるりと背を向ける。<br />
どうしてそんなに苛立っているのか、チャンソンはさっぱりわからない。</p>
<p>チャンソン「白頭山を渡さないからって、カンカンだな」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>私室にひっこんだマンウォルに、扉の外から静かなチャンソンの声が聞こえてきた。「白頭山の絵…」</p>
<p>チャンソン（声）「返します。それにあの薬はあなたが持っていてください」<br />
マンウォル「…。」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18339" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/06/160.jpg" alt="" width="650" height="650" /></p>
<p>チャンソン（声）「僕が逃げ出せる方法、あなたが捨てられる手段、ひとつくらいは残しておくことにしましょう」<br />
マンウォル「…。」<br />
チャンソン（声）「職場復帰の連絡、待ってます」<br />
マンウォル「…。」<br />
チャンソン（声）「それと、今日一緒に食べたご飯… 僕は美味しかった。また… 一緒に行きましょう」<br />
マンウォル「！」</p>
<p>チャンソンの足音が遠ざかる。<br />
マンウォルは手に握りしめた薬の容器をじっと見つめた。「…。」</p>
<p><span style="color: #339966;">＃一緒に食べたご飯が美味しかった、また一緒に行こう、そんなセリフを下心なくまっすぐに言えるところ。「僕は美味しかったから一緒に行きたい」と自分の希望のように言いながら、それが心を閉ざしているマンウォルのためであるところ。そういうのがチャンソンの底知れない魅力。</span></p>
<h2>連続殺人犯あらわる？</h2>
<p>夜の駐車場。</p>
<p>「何日も家に帰っていないんです」ある男性が震える声で電話をかけていた。</p>
<p>男性（電話）「もし連絡があったら、僕が謝っていたと… 連絡するように伝えてください」</p>
<p>電話を切り、停めていた自分の車にたどり着くと、彼はふと車の後部に目を留めた。<br />
トランクが開いている？<br />
不審に思い、トランクの蓋を開いてみると…<br />
「！！！！」そこには変わり果てた妻の体が詰め込まれていた。</p>
<p>次の瞬間、警察の車が滑り込んできて、あっという間に彼を取り押さえた。</p>
<p>パク警部「（上司に）通報どおりです。遺体がありました」</p>
<p>男性は現行犯逮捕された。</p>
<p>男性「僕じゃありません！」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>男性が取り押さえられるのを、静かに見守っている車が一台。<br />
運転席にいるのは… ジウォンだ。</p>
<p>ジウォン「連続殺人犯は捕まえないとな」</p>
<p>「バイバ～イ」彼は男性が連行されるを見送り、手に持っていたキーホルダーをぽいと放り投げる。<br />
そこには今逮捕された男と妻の仲睦まじい写真が収められていた。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>「ジウォンさんのこと、どうしてそんなに嫌いなんです？」ミラがサンチェスに尋ねた。<br />
2人はいつものようにサンチェス邸の庭のテーブル席だ。</p>
<p>ミラ「アメリカにいたとき、なにかあったんですか？」<br />
サンチェス「2人じゃなくて、3人」<br />
ミラ「チャンソンと？」<br />
サンチェス「ミラさんが韓国に帰った後、韓国人留学生の女の子が一人、自殺したんだ」<br />
ミラ「！」<br />
サンチェス「呆れたことにそれが僕のせいだと噂になって」<br />
ミラ「えぇ？！サンチェスのせい？そんなバカげた話、誰も信じないわ」<br />
サンチェス「信じたんだ。バカげた噂に尾ひれがついて、そのうち俺が貧しい留学生を弄んで、友人にまで悪事をけしかけるクズにされてた」</p>
<p>ミラは呆れて持っていた箸を皿の上に放り出した。<br />
カシャンと鋭い音が響く。</p>
<p>サンチェス「ネット上のコミュニティでは僕をネタに賭けが始まった。僕が自殺するかどうか…」<br />
ミラ「…。」<br />
サンチェス「それを仕掛けたのが…」<br />
ミラ「ソル・ジウォン？」<br />
サンチェス「…。」</p>
<p>～～～～留学当時のこと～～～～</p>
<p>「全部お前だろ」サンチェスはパブでジウォンを問いただした。</p>
<p>サンチェス「死んだジェインの噂を流したのもお前じゃないか」<br />
ジウォン「俺はただお前がジェインを金持ちの集まるパーティーに呼ぶのを見たって、そう言っただけだけど」<br />
サンチェス「給仕の仕事をしに来ただけだ！学費が足りないって言って…」</p>
<p>「給仕の仕事だけかな」ジウォンはニヤリと笑った。</p>
<p>サンチェス「！」<br />
ジウォン「興奮すんなよ。どうせお前の言うことなんか誰も信じない。実際、金持ちでいいヤツぶってるって、みな嫌ってたからな」<br />
サンチェス「…。」</p>
<p>向こうで留学仲間たちがヒソヒソと噂するのが見えた。</p>
<p>ジウォン「気を落とすなよ。これでも俺、お前が自殺しない方に賭けたんだから」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>程なくしてチャンソンは小さな荷物を受け取った。<br />
大学構内のベンチに腰掛け、彼は箱をあけてみる。<br />
添えられたカードには…</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18340" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/06/161.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>死ぬ：121票<br />
死なない：98票</p>
<p>箱の中に入っていた拳銃を、そっと握ってみる。<br />
裁きは下った…<br />
そういうことか。</p>
<p>サンチェス「…。」</p>
<p>と、いきなり手が伸びてきて、誰かが拳銃を箱に押し戻した。</p>
<p>サンチェス「？」</p>
<p>「何してるんですか？」隣に腰を下ろしたのはチャンソンだった。「探したんですよ」</p>
<p>サンチェス「ご飯食べに行きましょう、先輩」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18341" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/06/162.jpg" alt="" width="650" height="300" /></p>
<p>「…。」サンチェスは拳銃から手をはなした。</p>
<p>～～～～～～</p>
<p>「ホントに死にたくなるほど辛かったとき、チャンソンが会いに来たんだ」サンチェスがポツリポツリと続けた。</p>
<p>サンチェス「チャンソンが拳銃の入った包みを持ってソル・ジウォンに会いに行ったんだけど、その後、ソル・ジウォンは急に韓国へ帰った」<br />
ミラ「チャンソンはどうやって解決したの？」<br />
サンチェス「それは僕もわからない。それからはチャンソンが毎日食事に誘ってくれたんだ。噂がすっかり消えるまで」<br />
ミラ「それでこんなに仲良くなったのね」</p>
<p>そこへ両手にゴミ袋をぶら下げて、チャンソンが門を入ってきた。「誰が出したんだ？」<br />
ミラが恐る恐る手を挙げる。</p>
<p>チャンソン「今日じゃない、明日だ！」<br />
ミラ「ごめん」<br />
サンチェス「チャンソン、お前の分もピザを持って帰ってきた。手を洗って来いよ」</p>
<p>「あぁ、ありがとう」サンチェスに礼をいい、もう一度キッ！とミラに向き直る。「リサイクルゴミは土曜日だからな！」<br />
チャンソンはツカツカと家の中へ入っていった。</p>
<p>サンチェス「今日ソル・ジウォンに会ったこと、絶対チャンソンに言っちゃダメだよ。あいつと関わらせたくないんだ」<br />
ミラ「えぇ、わかった。言いませんよ」</p>
<p>ミラはチャンソンの後ろ姿を振り返り、ため息をついた。「惜しいわ。チャンソンほどの男はいないのに」</p>
<p><span style="color: #339966;">＃こうやって見てると、ミラはサバサバしてて性格いいよね。ちょっとだらしないだけで。</span></p>
<h2>祖父、夢枕に立つ</h2>
<p>「ク・チャンソン君ほどの婿候補はいない」ソンビにほだされ、チャンソンが前に勤めていたホテルの会長（←いい加減書きづらい）が、直接マンウォルを訪ねてきた。</p>
<p>マンウォル「…。」</p>
<p>会長の隣で、ソンビは得意げだ。</p>
<p>マンウォル「会長の好みはよくわかりました。でも、生きておられるお孫さんにそのお考えを伝えようがありませんわ」<br />
会長「そこでなんだが、このホテルのスペシャルサービスを申請しようと思いましてな」<br />
マンウォル「？」<br />
会長「バーテンダーさんに聞いたんですよ。子孫たちの夢にあらわれる“夢想通話サービス”があるとか」<br />
マンウォル「…。」<br />
会長「現世のお金で支払えばいいと聞きました。処分していない財産があるのを思い出しましてね」</p>
<p>「あぁ」愛想笑いを浮かべ、マンウォルはじろりとソンビを睨んだ。</p>
<p>～～～～～～～～</p>
<p>孫娘ジウンが不思議な森の中を歩いていると、向こうに大好きな祖父があらわれた。<br />
「お祖父様！」駆け寄ってみると、祖父はその手に自分の送った手紙を持っているではないか。</p>
<p>ジウン「私の手紙、受け取ったの？！」<br />
会長「（うなずく）これを届けてくれた青年、私は実に気に入ったよ」<br />
ジウン「ク・チャンソンさん？」<br />
会長「あぁ。あの青年がお前の生涯の伴侶になってくれると嬉しいんだが。あの青年は…」</p>
<p>～～～～～～～～</p>
<p>会長が実際にいる場所は、デルーナの会議室だ。<br />
そこから電話をかけると、望んだ人の夢に入れるという。</p>
<p>「…。」隣で聞いていたマンウォルは、辛抱たまらずガシャンと電話を切ってしまった。</p>
<p>会長「？」<br />
ソンビ「？」<br />
マンウォル「お時間です」<br />
会長「高いのに短すぎるよ」<br />
ソンビ「ではもう一度お掛けください」</p>
<p>マンウォルは会長から受話器を取り上げる。「1日1回が原則ですので」</p>
<p>マンウォル「他の利用者様のことも考えていただきませんと」</p>
<p>電話機を抱えて出ていくマンウォルを唖然と見送ると、ソンビは会長に微笑みかけた。「言うべきことはもうおっしゃいましたから」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ジウンはさっそくチャンソンをお茶に誘った。</p>
<p>ジウン「昨夜、夢にお祖父様が出ていらしたんです。私の手紙を受け取ったと喜んでいらして」<br />
チャンソン「そうですか！よかったですね」</p>
<p>ジウンはうんうんと頷いた。「それから…」</p>
<p>ジウン「もう一つ頼みごとを」</p>
<p>ニコニコして話の続きを待っているチャンソンを見ていると、ジウンの頭に祖父の言葉が蘇る。<br />
お前の生涯の伴侶に…。<br />
彼女は緊張して水をゴクリと飲み、グラスをテーブルに戻そうとして倒してしまった。「！」</p>
<p>「あっ」小さく声を上げ、チャンソンはさっとポケットのハンカチを彼女に差し出す。「どうぞ」<br />
そして、「ここを片付けていただけますか？」さりげなく店員を呼ぶと、何事もなかったように彼女に向き直った。</p>
<p>ジウン「… ク・チャンソンさん、食事はお済みですか？」<br />
チャンソン「？」</p>
<p>「お祖父様の話もしたくて…」ジウンはそう誤魔化して笑う。</p>
<p>チャンソン「いいですよ。食事をしましょう。何がお好きですか？」</p>
<p><span style="color: #339966;">＃絵に書いたようにわかりやすい好青年のチャンソン、というよりそれを軽く演じてみせるジングくん憎し。</span></p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>殺人犯として逮捕された男性のことが大きく報じられていた。<br />
妻を殺害し、トランクに死体を遺棄した容疑だ。</p>
<p>「違うんだけどなぁ」ピザショップのテーブルでスマートフォンのニュースを見ながら、ユナが呟いた。</p>
<p>ユナ「こんなに体の大きい人じゃなかったんだよね」<br />
ヒョンジュン「何が？」</p>
<p>ユナは引っ越しのときに隣を追い越したグレーの車を思い浮かべた。<br />
追い越されるときに運転手を見たのだ。<br />
「この人」ユナがニュースの写真を見せた。「犯人じゃないと思うの」</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-18342" src="https://drama.keepthewish.net/wp-content/uploads/2020/06/163.jpg" alt="" width="650" height="600" /></p>
<p>ユナ「あの0963番の車を見つけられればいいんだけど」<br />
ヒョンジュン「0963？車のナンバー覚えてたのか？」<br />
ユナ「うん」<br />
ヒョンジュン「英単語みたいに忘れちゃえよ、さっさと」<br />
ユナ「もう！」</p>
<p><span style="color: #339966;">＃でもね、今回の殺人が、これまでの連続殺人と同一犯だって決まったわけじゃないよね？泥のついたスコップが一緒に見つかったとはいえ。</span></p>
<p>そこへ店の扉が開き、チャンソンが入ってきた。<br />
「ここ、友だちの店なんですが、すごく美味しいんですよ」連れてきたジウンにオーナーのサンチェスを引き合わせる。<br />
「わぁ、サンチェス！」ジウンは以前からサンチェスの顔見知りだった。<br />
3人は楽しげに談笑を始める。</p>
<p>ユナ「ク支配人に0963のこと話そうと思ってたのに」<br />
ヒョンジュン「もううちのホテルの支配人じゃないよ」<br />
ユナ「え？」<br />
ヒョンジュン「財閥の婿になるからね」</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>マンウォルはじっとスマートフォンを見つめ、悩んでいた。<br />
「職場復帰の電話を待っています」チャンソンの言葉が頭をめぐる。<br />
このままそばに置いて彼をまた危ない目に遭わせるわけにはいかない。<br />
でも、彼女は実際のところ、彼を必要としていたのだ。</p>
<p>マンウォル「…。」</p>
<p>そこへ、ソンビとヒョンジュンが踊りながら入ってくる。「2人が会ってましたよ～」</p>
<p>ソンビ「仲介成立ですよ」</p>
<p>「何？！」マンウォルは驚いて身を乗り出した。「2人が会った？！」</p>
<p>ヒョンジュン「2人で会っているのを見たんです。支配人があんなに笑ってるところ、初めて見ましたよ」<br />
マンウォル「！」<br />
ソンビ「ク・チャンソンにも野心があったんですな」<br />
マンウォル「どうかしら。ク・チャンソンはもともと誰にでも笑いかけるし、親切でしょ」<br />
ヒョンジュン「それなら社長自らご覧になっては？明日また会うみたいですよ。ク支配人の家に招待するって～」<br />
マンウォル「！」<br />
ソンビ「家に招くなんて、もう付き合ってるんだな」<br />
ヒョンジュン「ク支配人はお父さんが亡くなってるでしょう？お母さんはいらっしゃるのかな？」<br />
ソンビ「（マンウォルに）ク支配人のお母様は？」<br />
マンウォル「さぁね。どこかにいるでしょ」<br />
ソンビ「とにかく、孤独だったク・チャンソンに家族ができるなら実にめでたいことだ。ク支配人がお客様に親切にしてきたご利益であろう」</p>
<p>「…そうね」マンウォルはポツリといい、グラスに手を伸ばした。</p>
<p>+-+-+-+</p>
<p>ここで区切ります。</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://drama.keepthewish.net/2020/06/15/%e3%83%9b%e3%83%86%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%8a10%e8%a9%b1%e3%81%82%e3%82%89%e3%81%99%e3%81%98%ef%bc%86%e6%97%a5%e6%9c%ac%e8%aa%9e%e8%a8%b3%ef%bd%9e%e5%89%8d%e7%b7%a8/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
	</channel>
</rss>
