山本周五郎賞(やまもとしゅうごろうしょう)は、山本周五郎にちなみ、すぐれた物語性を有する小説・文芸書に贈られる文学賞。主催は新潮文芸振興会、後援は新潮社。長年にわたり新潮社が主催した日本文学大賞の後継として、純文学を主とする三島由紀夫賞とともに1988年に創設された。
受賞は、年1回5月に発表される。選考対象は、前年4月から当年3月までに発表された小説とされているが、実際はその期間に発行された単行本が対象になることが大半で、長編・連作短編・短編集など作品の形式はさまざまである。
―(Wikipediaより抜粋)
WE LOVEジジイ 桂望実 文藝春秋 2009-01 売り上げランキング : 370426 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る |
町村合併で町のお荷物になっている旧川西村。後輩の自殺により、華やかな都会の生活を捨て孤独な田舎暮らしを選んだ元コピーライターは村を愛する、熱心でちょっと頼りない地域活性課職員に強引に勧誘されて、町おこしに乗り出す羽目に。
―過疎、高齢化、外国人労働者…。問題の村が、息を吹きかえす。
パラドックス13 東野 圭吾 毎日新聞社 2009-04-15 売り上げランキング : 36 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る |
「世界が変われば善悪も変わる。人殺しが善になることもある。これはそういうお話です」
―東野圭吾
運命の13秒。人々はどこへ消えたのか?13時13分、突如、想像を絶する過酷な世界が出現した。陥没する道路。炎を上げる車両。崩れ落ちるビルディング。破壊されていく東京に残されたのはわずか13人。なぜ彼らだけがここにいるのか。彼らを襲った“P-13 現象”とは何か。生き延びていくために、今、この世界の数学的矛盾(パラドックス)を読み解かなければならない!
プリンセス・トヨトミ 万城目学 文藝春秋 2009-02-26 売り上げランキング : 361 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る |
このことは誰も知らない。五月末日の木曜日、午後四時のことである。大阪が全停止した。長く閉ざされた扉を開ける“鍵”となったのは、東京から来た会計検査院の三人の調査官と、大阪の商店街に生まれ育った二人の少年少女だった―。前代未聞、驚天動地のエンターテインメント、始動。
屋上ミサイル (このミス大賞受賞作) 山下貴光 宝島社 2009-01-10 売り上げランキング : 1628 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る |
美術の課題のため、屋上にのぼった高校二年生の辻尾アカネ。そこで、リーゼント頭の不良・国重嘉人や、願掛けのため言葉を封印した沢木淳之介、自殺願望を持つ平原啓太と知り合う。屋上への愛情が共通しているということから、国重の強引な提案で“屋上部”を結成することになった四人。屋上の平和を守るため、通行人を襲う罰神様騒動、陸上部のマドンナ・ストーカー事件、殺し屋との遭遇などに巻き込まれることになる。それらはすべて、ひとつの事件に繋がっていた!―第7回“このミステリーがすごい!”大賞受賞作。
スナッチ 西澤保彦 光文社 2008-10-22 売り上げランキング : 138779 Amazonで詳しく見る |
22歳だった。次の日、ぼくは53歳になっていた。空白の31年。ぼくは、きみは、ぼくたちは、少しは幸せだったのだろうか。彼を襲ったのは、不条理でやりきれない、人生の黄金期の収奪。あらかじめ失われた、愛しい妻との日々。おぼえのない過去を振り返る彼に、さらなる危険が迫る。
ゴールデンスランバー 伊坂幸太郎 新潮社 2007-11-29 売り上げランキング : 1533 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る |
仙台市で凱旋パレードをしていた金田首相が暗殺され、犯人の濡れ衣を着せられた青柳雅春。警察は青柳を犯人と決めつけ、さらに、首相殺しの犯人としてテレビなどのメディアでも犯人扱いされるが、それでも様々な人の助けを借り、必死に逃げる。はたして、青柳雅春の運命は…。―第21回山本周五郎賞、2008年本屋大賞受賞。
螺鈿迷宮 上 (角川文庫) 海堂 尊 発売日:2008-11-22 売り上げランキング:132 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る |
医療界を震撼させたバチスタ・スキャンダルから1年半。東城大学の劣等医学生・天馬大吉はある日、幼なじみの記者・別宮葉子から奇妙な依頼を受けた。「碧翠院桜宮病院に潜入してほしい」。この病院は、終末医療の先端施設として注目を集めていた。だが、経営者一族には黒い噂が絶えなかったのだ。やがて、看護ボランティアとして潜入した天馬の前で、患者が次々と不自然な死を遂げた!彼らは本当に病死か、それとも…。
ビッグボーナス (宝島社文庫) ハセベ バクシンオー 宝島社 2005-02-14 売り上げランキング : 82585 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
パチスロメーカーで企画開発をしていた主人公は、今は攻略情報を売る超やり手の営業マン。軽妙な爆裂トークで、ガセネタの攻略法をパチスロ中毒者に売りつけ、大金をふんだくっている。やがて、そんな彼の周囲で不穏な空気が流れ始め―。パチスロ・ノワールという新ジャンルを切り開いた第2回『このミス』大賞優秀賞受賞作。